あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

皆様、旧年中はマンメンミでした。今年もよろしくお願いします。

本年初更新は、末広町交差点近くのマックからなのですが*1、客層が濃ゆいですね。近くの席では福袋開封組が大量の電池を積み上げております。

今年の抱負

去年のマイ・フィーバーは Erlang でした。Erlang よいですよね。OOPL での並行プログラミングが複雑になってしまうのは、オブジェクトごとにプロセスを持っていないせいですので、Erlang はある意味理想というのがあります。メッセージのメソッドへのディスパッチがパターンマッチなのも魅力の一つですね。

とはいえ、あんまりわたしのPCの使い方では、実用用途が思いつかないのが寂しいところです。ちょっとした自動化に Erlang が使えれば一気に出番が増えるのですが、その立ち位置はわたしの中では長らくPython が一番です。(頑張って GNU Smalltalk を使うようにはしているのですが...どうしても、ねぇ)

というわけで、今年はもう少し Erlang を積極的につかいたいですね。そうそう すごいErlang 本 、達人出版会版も買ってしまいました。Kindle英語版、紙の日本語版に続き3冊目。決め手は EPUB だったことですね。Chromebook で読むためには EPUB は便利です。

ただ、会社では Haskell が幅を利かせているので、もう少しスラスラかけるようにしておく必要がありますね。うーむー、やることいっぱいあるよー。

もう一つは、できれば 3D CAD をとりあえず使えるようにしたいですね。私的に3Dプリンタが身近になってきたので、その恩恵を受けるためにはCADできねば、という塩梅。

今年ほしいもの

一番買ってしまいそうなのはカメラですね。今の愛器 E-P5 に別に不満はないのですが、今年の頭に新型がでそうで、それにキュンッとしてしまったら、多分歯止めが効かないかと。あと、たまゆら聖地巡礼するなら、PENTAX Q と ローライ35S を買ってしまうかも。

PC周りについては物欲が落ち着いていますが、しいて言えば強いChromebook がほしいですね。

タブレットは、Nexus 7 (2012) の使い勝手がいよいよ不快になってきたので、代替のタブレットがほしいです。なにげに ASUS の TransBook T90 Chi がいい感じなのですよね...。

あと電子書籍端末がほしいですね。今は二代目のKindle Paperwhite を使っているのですが、去年見送った分今年に期待しております(容量増とか)。Kindle 以外では ePaper で 9.7inch の Onyx Boox M96 Plus あたりを狙っております。Android なのでアプリを動かせれば読めてしまうというのはいいですね。ちょっとお値段がはるのでなやんでいるところですが、どうなることやら。

あと、容量不足問題に直面している携帯音楽プレーヤーをそろそろどうにかしたいですね。iPod nano で 32GB とか出ればそれでOKなのですが、大きさを妥協して touch にいくか、他のメーカーに乗り換えるか。

――と言った感じです。

いろいろ思い通りにイカないのかな、とはおもいますが、長くお付き合いいただいている皆様も、そうでない皆様も、いろいろ一緒に楽しめる一年になればと思います。今年もよろしくお願いします。

*1:AZON LS で予約していたリルフェアリーのリアムをお迎えに行ってきました ^^;

コミケット3日目

行列とか

列整理に新展開がありました。西待機列が「(西入り口経由)東地区」と「西地区および企業ブース」の2つに別れました。
私ビックサイトになって以来、始発参加が皆勤賞ですので、間違いなくはじめてのパターンです。

最初「東地区への通りぬけはできません」というスタッフを「あー、よくしらない新参スタッフさんなのかな?」と思ってしまってスルーしてしまいましたので、ちょっとだけ、10分ほど時間をロスしてしまいました。でもこの10分がでかいのよ....無念。

ブース配置とか

3日目は例年通りの 男性向け創作などなど。男性向け(と大きくくくられるけれども、要はR18 や R15です。一番コミケ中止命令のリスクが高いため、最終日に回される慣例になっています) と創作少年を主に、音楽ブースを少々回りました。ドール小物は時間の関係で断念しました....(小物系のみ西の配置だったのですよ)

各サークルさん

  • peachpulsar さんの「ぬるぬるしたいの」「姫さまと奴隷ちゃん」。百合の雄、大好きなサークルさんです。著者のみらさんは商業レベルの仕上げがなされた結構な厚さの同人誌をイベントの度にコンスタントに発行しているのがすごい。姫様と奴隷ちゃんは公爵の娘と公爵の弟の娘で、弟がちょっとやり過ぎて投獄された際の奴隷ごっこ(実質使用人)というシチュエーションですが、姫様は密かにこの従姉妹に恋心を抱いていて、尊大なふりをして裏でキャーキャー喜ぶという。しかも喜びの笑いのあまりむせ返ってしまうへっぽこぶりがすごくて萌えます。あとがきに数年後のカットに、是非続きを見てみたい!と熱望してしまいます。
  • チョコレートLv.5 さんの「清純JC初援交File.02」。普通のエロ漫画でございますが、最後の落ち、主人公が「もうやめた方がいいかな、売春… なんか急に罪悪感してきた…」に応える、それまで少女に都合よく優しかった悪い大人の「君が売ってるのは体じゃない。『尊厳』君の尊厳の値段が8万円」のセリフが凄まじい。*1
  • まるたぁ小屋 さんの「いきものずかんUNRELEASED (1)」。タイトルそのまま、いきものずかんの単行本未収録集なのですが、フルカラー4コマ漫画74ページ同人誌などというおそろしいものをあたしゃ初めて目にしたよ...。お値段も普通だったので、おそるべき慈善事業じゃないかと、ガクブルしてしまいます。
  • すこやかペンギン さんの「白田さんは自由になりたい」。召喚される側の懊悩を描くコメディーです。ごくごく普通の話なのですが、最後が「メール」でも「電話」でもなく「文通」で〆るところが(そして最後のセリフが)とてもかわいらしくって萌えました。
  • sirotama.jp さんの「東14のおねいちゃん」2冊。ナース者です。今回はじめてであったサークルさんで、立ち読みしていて「あっ、面白い!」と購入したのですが、残念ながら、2013年分と2014年(1)だけしか買えませんでした(T△T
  • よつば薬局 さんの「光明」。いつも竜のいるほのぼの日常を書かれていて、毎回楽しみにしているサークルさんです。ですが、今回のお話はちょっと重め(暗くはないけれど)。大怪我をした翼人の女の子のお話で、物語ではすでに概ね治っているのですが、もう長時間飛ぶことができません。「わたしも最初は泣いたりしたけど、今はもう受け入れているの」というセリフに強がりではない前向きな力をわずか6ページの与えるのが、素敵。
  • STARTRECKさんの「銀貨の旋律 #16」。7年後しの完結です。……てか、夏に完結してたのですが、行きそびれてたので半年遅れで知ったという...(^^; 非常に素敵な雰囲気の漫画だったので、正直にいえばもっと続いて欲しかったかな。
  • UNISEX さんの「Snow」。夜ちゃんと進くんの S シリーズ 5冊目です。しかし、、16ページのあの表情はずるい
  • ヤドクガエル さんの「要06」。これで最終巻っぽいです。最初は強気だけど..な要君が終始弱気なのがクライマックス感半端ない。
  • 錬金術士組合 さんの「エーフィーのアトリエ ―アランビック錬金術士」。タイトルからは創作少年みたいですが、Elixir の技術書だという。あとで達人出版会で出版されそうな匂いがプンプンする内容と厚さです。そして表紙が 秋☆枝 先生というサプライズすぎるサプライズ。ぶっちゃけあたしは ErlangProlog の匂いのする文法が大好きなので (そしてend祭りは好みでないので) Elixir には興味があんまりなかったのですが、せっかくのご縁ですのでこの本でちょっと勉強してみようかな、と思っております。
  • 毎日ブリッジ さんの「Yellow Drops」「crotchet rest」。両方とも2014年の本ですが、女子高生と大人の女の人の良い百合です。
  • Freelife さんの Freelife5。こちらも生徒と先生の百合。多分夏コミでも買ってると思うのだけれども、「思う」で買い逃したらヤなので買ったらやっぱり買っていたという...。でも好き!
  • ななめ班 さんの「ルーンハート・ブレイク!―半牛化変異ウイルスの罠―」。正義の少女が獣化して✕✕✕、という展開はまったくブレません。
  • ツマサキレーベル さんの「女体化した俺をドS彼女が電マでイかせようとする件について」。タイトルままですが、前作からの続きです。
  • Studio30NEKO さんの「-F- TRANceFORM」の「13」と「extend」。売り子で島風コスをするんだけれども..な話で、その売り子先として「すたじお30NUKO」という架空のサークルがでてくるのですが「んーと… 元々Mシチュで描いてて…最近男の娘ジャンルで描き始めたサークルさんだよ」と説明されています。以前からこのサークルさんはフォローしてたので、本当にそのままなのですが、こうしてご本人の口から語られると本当のどうしてこうなった、と思います。特に最近のゲイ方面への妙にリアルになっていく書き口に、作者さんの私生活まで進化してしまっているのではないかと、ドキドキが止まりません。
  • かぶったりかぶらなかったり さんの「弟が、女装島風くん廃人してた。」。まさかの島風くん*2本4冊目。しかもジャンルとして安定してしまってます...。「島風のコスプレをした男の子」が島風くんジャンルなのでメタ艦これなのですが、今回からかな?男性向け創作ブースから艦これブースに移動です。最後の〆「島風くんをのぞく時、島風くんもまたこちらをのぞいているのだ」がリアルに怖い、今日このごろです。
  • Harshwordsworth さんの「男娼島風」。こちらも島風くん本。最後の「才能に目覚めた俺は、革命的イノベーションを 起こした」で島風くんが増殖してしまうのがシュールですョ...。
  • TNKさんの「竜のそだてかた」。イラスト集・・というか写真(という体裁のイラスト)と文章で綴る本。こういうの大好き。
  • UTUMNOさんの「PRULOKI」211, 213, 215.5, 216 と「URULOKI なコピー本 2015」。いつも一番最初に突撃するサークルさんなのですが、なんと今回は販売停止カードが!!!。で、閉館間際にもう一度いったら*3、やっていて良かった〜、と。ちょっと遅刻したそうな。

という感じで。なんだか、例年以上に エロに偏ってしまっているような。おかしいな、、、。オチがゾクッとくるようなのが多かった気がするのですよね。

*1:著者は「女の子と利害が一致しているし、お金くれるし、甘い優しい言葉をかけるし。でも本当はどこまでも捕食者であるというか」と表現しています。また、当初の構想ではもっと女の子を追い詰める予定だったとか

*2:島風くんとは:コスプレして島風を選んでしまうような、あざおち、ちょろい、男の子

*3:ココらへんの島は満員電車もびっくりという混みようになるので、とても気軽にはポーリングできない。

コミケット2日目

夏コミの時も思ったのですが、国際展示場って、Splatoon するとすごく楽しそうですよね。東とか西とかのガレリアを塗りたくりたいと思います。イカセンプクで壁とか登りたいなー。

行き帰り

帰りは買った同人小説をまったり読みたかったので、水上バスで帰りました。

船内のBGMは運が良ければアニソンになってるのですが、今回はARIAの曲が流れていて、波に揺られて聴くスピラーレは最高でした♪

ブースとか

東方も艦これも刀剣乱舞も嗜まないわたしだから、非常にまったり回れる日でした。逆にここらへんにはまっていたら、主戦場だったのだろうな、とも思います。

趣味・メカ・軍事系の創作と、創作小説を中心に、ゲーム系は Virtual-ON と Splatoon だけちょこっと覗いて、まったりしてきました。

本とか

  • たな絵画 さんの 「monolish」「Robot Drill Form +a」。ロボットとか宇宙服とかの画集なのですが、素朴な絵柄と実際にありそうな関節構造が素敵♪ レトロフューチャーな見た目とリアルな関節機構の組み合わせに、わたしクラクラです。ガンプラの影響で二重関節とかスライド関節とかのギミックが主流になってしまいましたが、巨大ロボットで二重関節とかありえない!と常々思っていただけに、こういうのに萌えますにゃー。ブースに展示されていた3Dプリンタで試作されていたロボットのフィギュアはとても欲しい!ので、是非製品化してくださいまし。
  • 舞台探訪者コミュニティ出版部 さんの「探訪路 vol.1」。聖地巡礼愛好者向けの雑誌 といった体裁の同人誌で、いろいろな特集記事や奈良大 准教授の基調論文など、ガチで業界誌や愛好者雑誌っぽく、内容も量も充実しているという...。裏表紙までガチの広告だったり(w)。わたしも聖地巡礼を楽しんでいますのですが、カメラ特集の「アングルを揃える」為に一脚を高く上げたり、ドローンを飛ばしたりという凄まじさに絶句してしまいます。
  • ペパクラサークル カミカミさんの 紙模型(ペーパークラフト)「オーバーオール娘」「茶屋の娘」。前者がオビツ11ぽい感じで、後者がピコニーモDっぽい感じのバランスとサイズ感。顔の曲線の出し方が本当に見事です。そして実は手足が角柱なのに違和感がないとか、要所を立体化すれば他はプリントでもとても引き立つとか、まるでとてもうまいモデラーのローポリゴンモデルみたい。プロの技ですね。
  • teardrop さんの「『はやぶさ2』ハードウェアメモランダム Ver-0.91」。夏の新刊ですが、はやぶさ2の本ですね。teardropさんは衛星擬人化本に火をつけたパイオニアですので、安定のクォリティ。
  • TEAM W.P さんの「POINTLESS CROSS」。Virtual-ON の二次創作漫画では随一のサークルさん。テム747T VS テム707J のどつきあいバトルは、オラタンで実装されたターボ左近接のパンチだけで殴りあったあの頃の記憶を思い出させます。
  • Neosphere さんの「Virtual Century #02 preview」。この本の内容は素晴らしいのですが、ヤガランテorベルグドル本を待ち続けている身としては、ちょっと期待はずれ。思えばベルのプラモで驚きの新設定が披露されるとか、ワンマンレスキューの再開とか、Virtual-ONの設定本屋さん的には厳しい状況になりましたが、影響をもろに食らってるのが Neosphereさんだけという...。
  • TROOPINGOUT さんの「ドンナーバルケンとプランプスクローゼット」第一次世界大戦における兵隊のトイレ事情 という本。すべての登場人物が女の子になってしまう TROOPINGOUTさんですから、かなりの薀蓄本なのに、なんだかいかがわしい感じにw。八月の嬌声 の4巻目は残念ながら出ておりませんでした。
  • デュアルパトローネさんの「110camera JUNKYARD」..auto110 のポスターがコミケの壁を飾る日が来るなんて!今回はカメラブースが西の壁に配置されたので、サークルの規模に関係しない壁サークルとなってました。このサークルさんは110カメラと PENTAX Q を取り扱ってるのですが、たまゆら 巡礼のために Qの白モデルと ローライ35s を調達しないとな、と思ってます。あたしも目測は得意なので、なので!


その他小説ブースさんの本を買い込んでいるのですが、まだ読み終わっていないため、にんともかんとも。

小説ブースさんは毎度歩くだけで無料配布本で一杯になってしまうので、貧乏な同人愛好家にはおすすめのエリアですが、わたしは部屋を圧迫されるのと積ん読になりがちなので、極力お断りするようにしています。小説は読むのに時間かかりますし、平常時にはあまり家におりませんし、電車の中で同人誌読む勇気はないので、読む時間がとれないのですよね。

電子化できませんにゃー。


――というところで時間いっぱい。それでは主戦場の3日目に、出発ですにゃー! ではでは。

コミケット一日目


今年もいろいろありましたが、やはり〆はコミケットですね。

電車

いつもどおり有楽町線経由ゆりかもめで来場したのですが、大変空いておりました。うみゅみゅ、りんかい線のほうが朝増発してて早いからかー。

ブースについて

今回のブース配置は、わたしにとって回りやすい(=三日目に集中しない)感じで快適ですが、その分お金の浪費も凄そうです。

今日は、創作少女(百合含む) とFC小説、アニパロ、JUNEを回りました。

本について

  • 林家志弦 先生にあいました。すげーかっこよかったです。
  • やまぐち桜 さんのところで見つけた 鉄血のオルフェンズ本「三日月はいつも最後までしない」がとても良かったです。「君に届け」同人を目当てに行ったので意外な出会い。ミカxアト最高、サイコーです!。ただ・・先週のオルフェンズ、不穏な終わり方してるのですよね(T△T
  • L'etoile du ciel bleu さんの「王女は今日も家出する4」。むかーしにコピー本で1〜3を買っていたのですが、なんとも心地よい漫画だったので、続編がでたのがとても嬉しいです。
  • きのこなべ避難所 さんの まどマギ本はいつも安定の面白さ。新刊の「堕ちカノ」も大変笑わせてもらいました。
  • 野火ノビタさんとこのタイバニ本、「夜の子どもたち」は 3まで出ました。いまだ完結せず。ところで、虎徹が絡むとBLと言いがたいのは、やっぱりボーイじゃないからかしら。
  • TETRA (天野しゅにんた) さんの す「好きな女の子が処女じゃなかった」。ぶっちゃけ過ぎた感じがすごく好き。
  • Spirocore-Rin さんところの SILVER SWORD BOOK 1と2。わたし最近ログ・ホライズンにはまったのですが、シルバーソードは最高ですよね!..という気持ちを共感出来る素敵な本たち
  • mistworkd さんちの「スリーピング スイート ビューティ」クラxレイのあの雰囲気は、なんというか、癒やしです。
  • こどものくに 発行の「Love"s Greeting」..癒やしといえばセララっちとニャン太班長。「ニャン太さん!」があの声で再生される、破壊力抜群。
  • 麦畑さんの「北宇治吹部活動日誌」その1とその2。ユーフォの同人では今のところわたしの心の中のランキング1位2位を独占しております。

まだ全部の本は読めていないので、他にも素敵な本が埋もれているはず!(ビックサイト3日開催になってからこちら、吟味のキャパを超えてしまっているので、地引き網漁のような本の買い方をしてるのですよ...orz)

全体としては、おそ松さんがじわじわあちこちに侵食している感じです。BL も多かったですよ。

マリみてARIA で懐かしのサークルさんが出戻りしているのがすこし嬉しかったり。でも本買えなかったりも...orz

という感じで今日は時間切れ。さぁ、2日目に出発ですよ!

今年一年を振り返る

最近あまり blog を書かない 私ですので、振り返るような記事はございませんので、私生活の方をちょこっと振り返ってみます。


H△G x mili のライブにいった

スマホゲーム Deemo 経由でファンになった mili と、mini経由でファンになった H△G のライブはとても思い出深いものになりました。

mili は ネットでつながったバンドで、今回のライブで初めてメンバーが顔を合わせて、一箇所で歌ったというのが、未来感がありますね。H△G は、非常に完成度の高いバンドで、しかし、いわゆる「メジャーデビュー」を目的としない有り様も、時代の流れを感じます。

そういう小難しいフリは置いといて、とても一体感のある素晴らしい体験は、また行きたいと強く思うのです。

Splatoon にハマった

非常に良く出来たゲームです。こういう「出来の良さ」は昔 アーケードによくあったなぁ、と懐かしくなりました。3分1試合というのもそれっぽいですよね。

ゲームデザインが秀逸で、昨今のゲームは選択肢を爆発させるかわりにある程度のゲームバランスはお座なりというか、投げてしまっているものが多いのですが、この Splatoon は 対戦ゲームとして非常に練ったバランス調整がされています。

武器をメイン・サブ・スペシャルと個別に選択可能にしないで、セットで一つの武器とすることで 調整可能な有限な組み合わせにし、かつ、ステージによる有利・不利を、ステージセレクトさせないこと、でもある時間帯ごとに任意の2つに絞り込んでしまうことで、プレイヤーに「有利な武器に持ち替える」「だけど2つのどちらかがくるかは運なので、がちに最適化してしまうのも危ない」感じにしています。

このバランス調整の職人芸は、まさしく日本のゲームの系譜であり、TPSに括りにくい、独自のジャンルと言えるかもしれません(ちょうどバーチャロンがそうであったように)。

今の市場の寂しさは、Splatoon があたったら、各社から Splatoon のような(でも独自の改良を加えた)ゲームが乱立し、ジャンルとして育っていくというのが無いことですね。

Chromebook Flip を買った

今年一番のお買い物はこちらですね!

Chrome OS というものの良さと、Chromebook Flip というマシンの素晴らしさにぞっこんの日々となりました。

Chromebook Flip は理想のモバイルマシンです。なんといったって

  • 軽い (890g)
  • 小さい (10inchノート)
  • 入出力が良い
    • 16:10 (3:2 ほどではないけど、縦に広いのはいい), 1280 x 800 の IPS液晶
    • この値段なのにキーがたわまず、十分なキーピッチのあるキーボード
      • 変則的なキーや配置できなかったキーがないのが素敵(日本語キーボードだと変則キーはありますが..)
    • MacBook のように快適なタッチパッド。特にスクロールがニュルニュル
  • バッテリーがべらぼうに持つ (本当に9時間持つ, しかもSleep時には本当にバッテリーを消費しない)
  • 起動、スリープ復帰が早い(スリープ復帰は本当に一瞬)
  • アプリの動きはキビキビしてるよ!
  • そして安い (壊すのを怯えるような値段ではない)

文句の付け所が無いですね。

もちろん eMMC 16GB のストレージや 得体のしれない中華ARM なCPU *1、4GBのメモリはPC (Windows PC) としては寂しいスペックに感じますが、Chrome OS にとってはこれで十分であるわけです。OSが軽い分コストを他に回せる(あるいは単純にコストを削減する)効果があるというのは、資源の限られたモバイルデバイスの OS に求めるべき一番のポイントだと思います。

思い返せばモバイルマシンがいろいろしんどいことになっていたのは、デスクトップPCのOSという最適でないものを動かそうとしていたからで、逆に Chrome OS は 「デスクトップ時代の歴史的な経緯」も持たず、(今のところ)メインは Chromebook のためのものであるわけですから、ほぼ唯一の「モバイルPCのためのOS」と言えるかも。

Chrome OS って困らない?

一方で Googleみずからが「ブラウザしか動かないPC」「みんなWebアプリ」と喧伝していますので、Chrome OS の「なにもできないのではないか」(特にオフライン状態では本当に何も動かないのでは...)という不安がありましたが、使ってみればそれは杞憂でした。

Chrome アプリは、ローカルにダウンロードされた HTML5 + Javascript なアプリケーションで、ファイルの保存もローカルストレージと、ローカルストレージのように使えるクラウドストレージですので、使う側からすれば、手元のマシン上で走り、手元のストレージにデータを保存できるごくごく普通の「ローカルな」アプリです。冷静に考えれば electron で作ったアプリと同じですね。

問題は、ドライバやシステムの動きを変更したいようなユーティリティが作れないこと、そもそもアプリの数が少ないことでしょうか。ある意味 Linuxよりエコシステムが薄い面があるわけで、そこを割り切れるかどうかが 買って後悔しないかの 分水嶺なのかな?


ちなみに、私がよく使う Chromeアプリは

です。

電書用のよいPDFリーダーを見つけていないのが泣き所。大きいファイルも平気で、かつ見開き表示ができるやつを探してるのですが..。

ドール趣味を始めた

最近どうもオタクとして薄いな...と思う機会が増えたので、前々から気にはなっていたドールに手を出してみました。

Azon さんの リルフェアリーシリーズというお手頃かつ可愛い 1/12 のデフォルメ体型(もしくは「1/6 の子供」)のドール。――もっとも設定上は「妖精さん」で1/1であるという位置づけです(ホイホイさんみたいなものですね)。

Azon さんのドールは、ドルフィーのような 球体関節人形の系譜ではなく、リカちゃんのような植毛・プリントアイのドールです。ですので、ドールを始めるハードルが低いかな、と思い手を出したのですが、なんというか、ドール入門の経由点のつもりがここにどっぷりハマってしまいまして、最初は一体だけのつもりだったのですが、なんかもう妖精さんが家に3体いらっしゃいます(そしてもうじき5体に増えます)。

予想はしていたのですが、財布へのダメージが半端ないです。そして洋裁を始めてしまいそうな私がいます(ハウスや家具には手を出し始めてしまいました...orz)

かつてフィギュアが一般化するキャズムがあったわけですが、ドールもそろそろオタクの主流にやってくるかな、という感があります。DDはもう十二分にオタクに侵食していますし、あとはお手軽さだけというフェーズです。コトブキヤのキューポッシュシリーズも、ねんどろいど枠と思いきやドール沼の入り口として化け始めている感じですし、神姫沼は今行き先をなくしたファンのエネルギーがフルチャージになっている状態です。爆発するかもしれません。これからのオタクは大変ですね。

転職した

今年で一番はやはり転職ですね。

次の会社を決めずに退職するという、いきあたりばったりな転職アクションを起こしたため、結果的に4ヶ月弱の無職の時間が出来ました。

前回は転職先に困らない感じでしたので、今回もまぁ、なんとかなるだろうと思っていましたが、そんなに世の中甘く無いですね。わたしは新しいことがやりたかったのでどうしても「仕事でベテラン級」のジャンルへいくのは遠慮したいところでしたが、年齢が年齢だと、職歴のないお仕事についてはかなり厳しいという当然の現実に悩みました。
でも諦めたくないよー、というわけで、ベンチャー企業に就職することとなりました。個人に冒険させてくれないなら会社ごと冒険してるところに入ってしまえばいいじゃない、ということですね。

この転職、結果からすれば大成功で、とても充実した仕事生活を遅れています。待遇も今のところ満足です。とにかく、リーマン・ショックで失ったもの――給与・アジャイルな開発・そして職場の若い子! が戻ってきた実感がありありなのが、素敵です。

また、自分よりもすごい人材に囲まれて仕事ができるのも、とても贅沢な感じですね。

反面、今回の転職の際 これまでのお仕事の付き合いや Web経由でのお誘いを頂いたのは、大変ありがたかったです。結果的にお断りしてしまい、大変申し訳なかったのですが、転職活動って心が思っていた以上に削られるもので(この歳でさえ!)、そいういうなかでのそういうお声がけは、大変不謹慎ながら 染み渡るほど癒やされました。


* * *


全体を振り返れば、良い一年だったけれども、思い出す項目も少ない一年でもありました。

関心事が転職フルコミットでしたし、仕方ありませんね。あと、Blog を書いていないで単純に思い出せないことも多いかも(^^;

そういえば旅行(聖地巡礼)にも行っていませんし、友人と遊ぶ回数もかなり少なかったと思いますので、来年はそういう方面も充実させたいな、と思います。

*1:Rockchip RK3288C, Cortex-A17 4コア

つれづれ

その463

すみっこの空さんが完結したのですけれど、こんなに素晴らしい最終話が待っているとは思っていませんでした。

すみっこの空さんは、夢破れ故郷にもどった絵本作家と、そのペットのギリシャリクガメの「プラトン」が、故郷の地で出会う少女「空さん(ソクラテス先生)」と出会い始まる哲学の日々。

現実に行き止まりを感じた大人たち(高校生含む)と、亀のプラトンの亀ゆえのトンチンカンな解釈、それを否定しない空さんの素朴で素直な視点で「哲学」する構成の漫画は、それこそいつまでも連載が続けることができそうなテーマですが、空さんの素朴な「哲学」は人を救い、本作は一歩ずつ一歩ずつ登場人物たちの成長を積み重ねていて、そうして最終巻を迎えるであろうことはわかっていました。
(5巻の絵本作家に憧れる絵を志す高校生への、絵本作家の回答は、ゾクゾクくるものがありました)

こうして、空さんに「神様」と呼ばれていた絵本作家は再び歩みだし、空さんも成長していきます。

普通のエピソードだと思っていた物語初期の「伏線」を回収し、空さんに劇的なクライマックスが訪れます。そうしたとき、絵本作家が空さんに放つ言葉は、不覚ながら感動にうちふるえてしまいました。

というわけで、大変オススメなのです。

未読の人は是非

その464

Chromebook Flip を使い出してしばらく経ちましたが、非常に満足度が高い買い物でした。

Chrome OSAndroid よりも快適に動くのに必要なスペックが低いくらいで、この低スペックで快適に作業ができます。

個人的不満の一番は、やはり日本語入力のカスタマイズの自由度が低いこと。AZIK使いたいです。ただ、Chrome OS から離れて Ubuntu 上で作業したいと思ってしまうほどではないのが困ったところで、いろいろ試しているのですが、いまのところ はこんなやり方をしています。

  1. Crosh Window という Chrome アプリをいれて*1、別ウインドウで crosh が動くようにする
  2. crosh 上で shell を実行し、 sudo enter-chroot する
  3. emacs を立ち上げる

実際にはこれに tmux を挟んで使ってますが、要するに普段 ssh で サーバー上で開発するのと同じことをやっているだけです。mozc-el で日本語入力するようにしているので、Emacs上のかな漢字変換設定で快適に入力出来るという算段。日本語切り替えも Alt+~ とか好きに設定できますし、結構快適……なのですが、少し困った問題があります。

ひとつは Emacs の Killring を ChromeOS上のアプリにコピペできないこと。これは今のところ ~/Download に一旦保存することで、Chrome OS に持ってきています。

もう一つは、このshell, 全角記号の扱いに失敗していること。□とか○とか使うと、カーソル位置の計算がおかしくなってしまいます。jaspace で全角スペースを□で表示したら、ひどいことに...orz

後者の問題は Caret などの Chrome App なテキストエディタでも再現するので、何かのライブラリの問題なのかな?(T△T。良いエディタなのに...。

なので、今はこの問題のない Textというテキストエディタを使ってます。

AZIKが使えない問題以外は、Emacsキーバインドのシンプルなテキストエディタがアレばいいだけなので、ほんとうに困ったら自分で作るかな?とか思ってます。

ファイル共有は Google Drive ではなく 普段使いの Dropbox でやってます。Dropboxの 標準のアプリはたんなるWebサイトからのアクセスと同じでちっとも嬉しくないのですが、File System for Dropbox というアプリを使うと、Chrome OSファイルシステムにマウントできるので(ファイラ上でGoogle Drive と同様に出るし、ファイルアクセス権限のあるアプリからもアクセルできる)、重宝しています。ストレージの小さな ChromeOS なので、clone を作らないのが嬉しいですね。

あ、あと良いPDFリーダーがほしいですね。

自炊も含めた電子書籍を読みたいのですが、見開きができて、大きなファイルに耐えられるのがいまのところ見つかってません。見開き表示ができる Kamiというアプリを使っているものの、そもそもそういう用途のアプリではなからか、大きなPDFに耐えられませんです。

その465

Chromebook がいい感じなので、会社にも試験導入してみたのですが、以外になかなかどうして良い感じ。今時の開発なんて Redmine とか Jenkins とか Trac とかまぁ Web なので、どんなOSでも困りませんし、メーラーやスケジュール共有とかは意外なことに Microsoft 押しが強いと Office365 でなんでもできちゃう感じ。

ただ、Excel はやっぱりマクロが動いてほしいし、このツールでなくちゃだめ、というのはどうしても出てくるもので、「なんでもはできないよ、できることだけ」という感はあります。

そういう時はリモートデスクトップだというけれど、Chrome OSWindowsをつなぐのって、以外にイケてないのですよね。

というのも、Chrome Desktop 共有は、そのマシンの絵をキャプチャしているだけなので、デュアルモニターとかやってると、2つのモニターをくっつけたすごーく横長な絵が送られてきて、もう字が読めない小さな画面と、その上下の無駄無駄な黒い帯・・といいった悲惨な感じになっちゃいます。

VNCLinux とかだったら、解像度とか好きに選べるけれどもWindows だとやっぱりそういうわけには行かなくって、まぁ、ちょっと行けてない感じ。

ですので、クライアントのディスプレイにあわせて画面解像度を変えてくれるRDPを使いたいのですが、今のChromeアプリの中では、これが出来るのって有料のものしかないっぽい。

RDPをWebSocketsに変換--Windowsアプリが動くChromebook、ASUSが販売 - ZDNet Japan とかでニュースになってたのはそういうことですね。うーむぅ。

あとは、SMB なファイルサーバーにアクセスできないと困るのですが、これは File System for Windowsで、上記のDropbox 同様マウントできるのですが、うちの環境じゃなんだか不安定。惜しい。

正直なところ、ChromeOSくらいの不自由さで仕事が出来ると、BYOD もほぼほぼセキュアにできるかな、という感覚なので、そんなに非現実的ではないかな、と思いつつも、デスクトップを持っていて、会議や社外に持ち歩ける端末を求める感じで Chromebook というのが落とし所としては良いかな、という感触でした。

その466

屍者の帝国を見てきたのですが、スチームパンクな感じで、まぁそこはそうなのですが、なんというか、どうしても脳裏に R・O・Dが浮かんでしまう感じの、ネタ集というか、倉田さんちっくな、スチームパンクでした。

嫌いじゃないです。

その467

蒼樹うめ展に行ってきました。

まぁ、すごい混雑だったわけですが、デジタルな作家の画展って、結局プリントアウトしたものが貼ってあるだけなので、そこは寂しく感じます。印刷で劣化する前の・・・というのを見るために足を運ぶと刷り込まれているのですね。

ですが、楽しく見れるように本当に工夫してある展示会でして、もしもっと長い期間やってくれていたならば、何度も足を運んだだろうなぁ、と思うんです。生うめてんてーもみれましたし。絵描き歌の中毒性はすごかった!

それにしても、ゆのって本当に小さいんですね。

その468

ARIA the AVVENIRE は大層素敵な映画に仕上がっていて、ARIA ファンの同窓会という面はあるのですが、その本質は ARIABlu-ray BOX が発売になるので、1BOX につき 1話追加したいという話。ですので、未アニメ化エピソードから、the ANIMATION, the NATURAL, the ORIGINATION 向けに1話チョイスしてのアニメ化です。

……が、切ないのが、川上とも子さんの不在。アリシアの裏誕生日のエピソードをアニメ化したのですが、晃さん一人で頑張らざるをえない。アレンジそのものは不自然ではないものの原作を知ってるだけに、ストーリのと現実との「戻らない懐かしい日々」を二十重ねに見てしまい、より切なくなるという。

the ORIGINATION 向けの1話だけは描きおろしで、その漫画はパンフレットに乗っているので、パンフは絶対買いましょう。こちらも切ない。

ARIAはDVDで持っているため、Blu-ray BOX を買う気はなかったのですが、the AVVENIRE だけ売ってくれないかなぁと思ってしまう、悪いファンです。うう、辛い。

その469

なにげに Chromebook 熱が上がってしまっていて、もう一台ほしいな、と思っています。

Rockchip も実のところ不満のない性能ですし、Chromebook Flip は良いマシンでこれからも愛用したいと思います……が、もう少しパワフルで性能の良いマシンがあれば、普段の開発作業すらこれ一台出できてしまわないかな.....とか考えてしまってます。XPS13くらいのつよい子がいないかな?

とか思っていたらこんなマシンを見つけてしまいました。Dell Chromebook 13 です。

ちょっと ブラウジングしてみると、うん、魅力的だにゃー。

あうあう、ほしいー。

*1:Secure Shell というChrome アプリがインストール済みであることが前提です

Chromebook で Chrome App のプログラミング

Chromebook を買って、はじめて真面目に Chrome OS という環境を眺めてみましたが、これはなかなか出来物ですね。現代版シンクライアントというイメージが先行していて、アプリは Webサーバー側の処理がないと動かないという印象が、なんだか強いです。が、そんなことはなくって、普通にスタンドアロンで動くアプリが、しかも Chromebook 上でつくれます。

まぁ、crouton とかで Linux を入れなくても良かったです。ようするに、結構普通のPCです。

今回はこちらの本を参考に。

Programming Chrome Apps: Develop Cross-Platform Apps for Chrome (English Edition)

Programming Chrome Apps: Develop Cross-Platform Apps for Chrome (English Edition)

余談ですが、Kindle Cloud Reader でほとんどのリフローの日本語の技術書読めないので、Chromebook Flip を買ってから ついつい洋書を買ってしまいます。英語苦手なのに...

この本の一章 Your First Chrome App のサンプル、メートル→フィート変換器をサクサクと。

ダウンロードフォルダ内に、

なファイルを用意します。

ちなみにスクリーンショットは Ctrl + □|| を押すと、全画面のスクリーンショットがダウンロードフォルダに保存されます。範囲指定して撮りたい場合は Ctrl + Shift + □|| です。

テキストエディタは いろいろあるのですが、CaretChromeウェブストアからインストールしました。

まずは index.html。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="utf-8" />
  <title>Converter</title>
  <script src="converter.js"></script>
</head>
<body>
  <p>
    <label for="meters">Meters:</label>
    <input type="text" id="meters">
  </p><p>
    <label for="feet">Feet:</label>
    <input type="text" id="feet" readonly>
  </p><p>
    <button id="convert">Convert</button>
  </p>
</body>
</html>

当り障りのない HTMLファイルです。実は名前はなんでも良いのですが、まぁ慣例通り index.html。インデックスでもなんでもないのですけどね。

ここの script要素に指定した converter.js はこんな感じ

window.onload = function() {
  document.querySelector("#convert").addEventListener("click",
    function () {
      var meters = document.querySelector("#meters");
      var feet   = document.querySelector("#feet");
      feet.value = meters.value * 3.28084;
    }
  );
};

Chrome APP として必要なのがmanifest.jsonjson 形式で

{
  "app": {
    "background": {
      "scripts": [ "background.js" ]
      }
    },
    "manifest_version": 2,
    "name": "Converter",
    "version":"1.0.0"
}

app.background にはバックグランドスクリプトを指定します。これは Chromeアプリだけのもので、 Chrome拡張にはないそうな。
manifest_version は 現在の最新が 2 。期待する Chrome Application Programming API のバージョンだそうですよ。

で、件のbackground.jsはこんな感じ。

chrome.app.runtime.onLaunched.addListener (
    function () {
      chrome.app.window.create('index.html');
    }
);

onLaunched のときに index.html を読みこむようにしています。他にも onSuspend 時の挙動とかもここで 割り当てます。

さて、ここまでやったら動かしてみます。

右上のメニューから [その他ツール(L)] → [拡張機能(E)] で 拡張機能のメニューを開きます。
で、右上の デベロッパーモードのチェックボックスをチェックすると いろいろボタンが増えるが開くので [パッケージ化されていない拡張機能を読み込む] を押して、上で作成したフォルダを開きます。



マニフェストをミスってるとここで教えてくれるので、ちょこちょこ修正。

起動をクリックすると...


おぉ、動きました。

パッケージ化するには、[拡張機能のパッケージ化]ボタンを押します

すると以下のダイアログが開くので

さっきのアプリのフォルダを選択します。鍵は初回は指定しないでOKです。すると

なメッセージがでて、さっきのフォルダと同じ階層に鍵とパッケージができています。

これでパッケージ化は完了せす。



あとは.crx ファイルを野良 Chromeアプリと同じく [拡張機能] の画面にドロップすれば インストールされます。


とても簡単です。


* * *


MicrosoftHTAVBScript で見た夢再びという感じですね。ユーザが手軽にアプリを作れるのはとても良いことです。

もっともChromeAppは、簡単なアプリだけでなく本格的なアプリも作れます。API を眺めると usb とか FileSystem とか serial とか socket とか それなりにそろっていて、普通にアプリを書くにはあんまりこまんない感じ。

私自身まだ ちょっとかじった程度なので、よくわかってないところは多いのですが、ChromeOS って、触り始める前の「ブラウザしか使えない制限されたOS」「現代版シンクライアント」というイメージとは全然ちがうものだなぁ、という印象です。予想外にプログラマにも楽しいマシンですね。

うーん、もう一台欲しくなってしまいました。