メシアの処方箋

メシアの処方箋 (ハルキ文庫)

メシアの処方箋 (ハルキ文庫)


前作 神様のパズルが 非常に面白かったので当然発売日に買いました。で、いままで読まずに本の山の下に...orz

神様てきネタとしては前作を連想させる 良い意味での統一感がありますが、中身はぜんぜん別ネタです。箱舟のようなものから○○○が出てくれば、それはフライング・スパゲティ・モンスターのような存在を連想してしまうのですが...っと、これ以上は言ってはいけない

前作とちがい、今作ははっきりとした敵がいたり、結論(テーマ)をはっきり書いてしまったりと、かなりハリウット的(商業的)な感じがするのが、猫の好み的にいまいちなんですが、それこそ好みの問題だし、なにより面白さは前作とかわらない。

この結論はとても心地よいものだし、その結果救われた世界を私たちは救世主なしで手にすることができるかもしれない、と思える時点で、絶望的な小説ではないのが素敵です。

買いですよ!