ツレビト

今日、ツレビトの4巻を買ったのですが、あまりの凄さに絶句してしまいました。

ツレビト 4 (マガジンZコミックス)

ツレビト 4 (マガジンZコミックス)

――体温が消え去っても嫉妬は熱を持っている。

そう言う話だと思っていたのです。

正直、1巻や2巻のころは面白くないと思ってました。3巻は素敵なできでした。けれど最終の4巻まで読んで、私は大変な思い違いをしていたことに気がつきました。これは凄い漫画だ。

ゾクゾクしました。泣いてしまいそうになりました。

摩子の苦しみ、摩子の悲しみ、摩子の嫉妬。摩子の浅ましさ、おぞましさ。そのすべてがあるから、摩子がどういう風に生きたのか、叫びたくなる。彼らに教えてあげたくなる。けれど、ミヨが摩子のために泣いてくれる。けれど、誰も説明しない。このバランスはなんだろう。そして――。

こういう話は思いつけると思う。でも、こんな風には絶対に書けないと思った。劇。吉富昭仁さんは、すさまじい漫画家です。4巻まるっと買って一気読みをオススメいたします。


ツレビト 1 (マガジンZコミックス)

ツレビト 1 (マガジンZコミックス)

ツレビト 2 (マガジンZコミックス)

ツレビト 2 (マガジンZコミックス)

ツレビト 3 (マガジンZコミックス)

ツレビト 3 (マガジンZコミックス)