デジタルフォトの最終号が凄いです
今月号で休刊となるデジタルフォトですが、これが凄いです。
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2010/04/20
- メディア: 雑誌
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なんと一冊まるまる写真集。カメラの記事はまったく無しで、それどころか記事自体一本も乗っていません。あるのは写真、写真、写真だけ。読み応えはまったくないけれど見応えたっぷりな、まさに写真雑誌でした。
写真雑誌は、どうしても売上を考えるとカメラ情報やテクニック紹介、コンテストという感じになるのですが、デジタルフォト編集部が本当につくりたかったのは、写真の雑誌だったんですね。
デジタルフォトは、創刊時は「デジタルフォト専科」という名前でもっとカメラカメラした雑誌だったのですが(ちょうどPC USER が廃刊になって、その名物ライター文月涼さんがバッサバッサとデジカメを切っていた)、途中で方向転換し、今のデジタルフォトになりました。雑誌の表紙でも「フォト専科」のときはカメラが表示だったのですが、「フォト」になって写真作品が表示に変わりました。──そんなことを思い出したり。
最後に本懐を遂げたのだなぁ、と思います。「全部写真」というのはわたしは好きかな。見応えがあって普段買わないこの雑誌を買ってしまいました。うーん、けれど、毎月コレだったら買うかというと・・やっぱり買わないかな。
そういう意味で、同じころに創刊された デジタルフォトのほうが休刊になって、デジタルカメラマガジンが生き残ったのは、なんとも「らしい」思ったり。