ThinkPad T43p のキーボード

あの震災で落ちてきた本の直撃を受けて一部キーが粉砕してしまっていたThinkpad T43p のキーボード。打鍵感のよい自慢のキーボードだっただけに、かなりのユーアーショックだったのです。しばらくはそのままがんばって(ラバーカップ直押しとかで)使って他のですが、さすがにこのままではちょっと・・・ですので、代替部品をヤフオクで落としました。

が、実はその部品、海外からの発送であるとのことで、しかたがないのでまったり半月ほど到着をまっていたのですが、この GW 中に我が家に到着したのです。

こうして表から比べてみれば

(上:元からついていたもの、下:新しく取り寄せたもの)

見た目はそっくりなのですが、裏からみると

な風に全然違います。

最近(?)のThinkPad のキーボードは、同じモデルでもいろんなメーカーのものがあるのです。T43p につくキーボードは、以前 茶々丸さんにいただいたコメントによると

なお、キータッチですがユニットはどちらのものが付いてます??
保守マニュアル見るとNMB(39T0644)ALPS(39T0705)Chicony(39T0766)の三社あるようですが。
私はカシャカシャと音を立てるChiconyより、しっとり落ち着いたNMBがX21とタッチが似てて好きです。が、この辺は好き好きかと^^;

ThinkPad T43p 2668-Q2Jを買いました - みねこあ

3種類があるのだそうです。もともとついていたのは ごらんのとおり、

Parts No. 39T0735 (FRU 39T0766) の Chicony製 とおもわれるもの。

が、今回届いたのは

Parts No. は、91P8209、FRU 91P8283 で、あれれ、該当するものがありませんよ??? Parts No. はおろか、そもそも Model No. の「RM92-JP」すら T43p 用のもの (JN-92-JPL) とは違う。うーん、どゆこと?

そこで Googleセンセに訪ねたところ、 こちらのblogさん によると、このキーボード NMB製らしいけれど、T42 時代のものなのかな。

まぁ、装着も問題なく出来ますし、機能的におかしなこともないので そこは OK、無問題。

しかし猫として肝心なのはそんなことより打鍵感。一般的に NMB > Chicony 的定説なのだけれど、それは同じモデルで閉じる話なのかな。新しいキーボードのの打鍵感ははっきり言ってイマイチです。

よーくみると、ラバーカップがシリコンぽいやつから 普通のねずみ色の色付きゴム に変わっています。あうあう。

こちらは古いの。ちょうど粉砕されたキートップのところから。

で、新しいの(・・は、いきなり壊すのはいやなので横からのぞき見た写真で失礼)

タクタイルはよりはっきりして Xシリーズ(X20番台とか)を彷彿させるけれども、元々ついていた 39T0766 に比べると、雑音をごまかすため――ゴムの粘っこさをごまかすための強めのタクタイルっぽい。単体で見ればそう悪くは感じないのですが、比べてしまえばキーボードの格としては一段下に感じます。そういう目で見ちゃうとトラックポイントの制御基板も


(旧)


(新)

と、なんか安っぽくない?とか思ってしまったり。もちっと調べてから買えば良かった、とショボーンな気持ちです。


* * *


でもまー、慣れているのが一番よく感じるものですし、「あれれ?なんかちょっとやっちゃったかも」みたいな先入観かもしれません。そこら辺はあくまで第一印象ということで。(事実、T43p に初めて触ったときにキーボードの感触に文句をいっていたりします)

なにはともあれ わたしの快適な Windows生活を一手に担うマシンです。Windows の再インストールやメモリ増設、筐体内のお掃除、そして最後にキーボード交換ということで、ようやく直ってよかったよかった!(自慢のIPS液晶についた傷はどうにもなりませんでしたが(T△T、まあバックライトがついている状態では目立ちにくいのでよしとしましょう)



・・・・どうにも慣れられなかったら、買い直しかなぁ。。とほほ。