楽園追放がとてもおもしろかった件

わたしはアニメ映画が大好きで、本当によく観に行くのですが、最近はマイナーな映画でも結構あちこちで公開してくれて、レイトショーでみたりするのにありがたいな、と思っています。

ところが、楽園追放は、本当に上映館が少なくって、久々に新宿バルト9 に行ってきました。トワノクオンとかは毎月 バルト9 に行ってたのですけど、気付けばずいぶん久しぶりです。

まだ公開中なこともあり、ネタバレは避けて、結論だけを書くならば、とてもおもしろかったです。

肉体を捨て、コンピュータ内の存在になった人々と、地上に残された人々。天上のオンメモリの世界「ディーバ」に行われるハッキング。その内容は「外宇宙探索」への誘いだった。ハッキングはどうやら地上行われている。その捜査のため アンジェラは地上に降り立つが、そこでの協力者「ディンゴ」は優秀だが一癖も二癖もある人物だった。

世界観はよくあるサイバーパンクな感じですし、ストーリーも王道なのですが、そこの定番さ・王道さは、あえて80年代〜90年台前半の SF アニメの 理想形を 今の技術で作り上げた、という印象です。(板野サーカスも楽しめますし!)

本編はフル3D で作成されている(と思われる)のですが、その完成度はすごくって、しばしばどこまでがCGでどこまでがセルアニメかわからないと感じさせられます。アンジェラを始めとするディーバ側の人々は CGチックさを残しているのですが、ディンゴあたりは本当にわからない。グラフィニカさんってこんなにすごかったけ・・とか 映画だから予算があればできるということなのかな、とか考えながらみていました。正直 009 Re:Cybog より全然すごい!(比べ物にならない!)。

そして、この技術はもしコスト的に割に合うものであるならば、手書きアニメを駆逐してしまうかもしれないと、CGアニメを見て初めて感じました。(アニメ調CG 映画つながりで「ドットハック セカイの向こう」に から数年しかたっていないのに、こうも進歩するか!、と思いました)


そんなこんなで大満足の楽園追放でしたが、残念ながら「ムック本」と同等と評判の 2000円パンフレットは売り切れで買えなかったのです..orz

見に行ってよかったなぁと思います。まだ未定な方は是非劇場で。

(ちなみにバルト9ではいまなら巨人さんが歓迎してくれます)