FizzBuzzテストの有効性
査定のシーズンです。猫は査定をする側なので、この時期は忙しくって大変なのですが、正しい評価をしてこそ組織は真っ当に動き出します。組織が腐るのは評価(テスト)が正しい評価値を出せないところからスタートすると思います。なので、頑張らなくっちゃね。
さて、査定面接がてらにちょっといたずら心を出して、入社3年目の子に FizzBuzz問題を出したら―――20分まっても出来ないでやんの orz
技術力に不安があり、プログラムが出来ないと、一度開発現場を退場になった子なのだけど、その後別の開発現場で半年以上働いてきて、特に問題ないと聞いていたのですが、発覚してないだけで「プログラミング」が出来ないことは変わらなかったわけです。やってみて良かった。
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猫の会社はアウトソーシング(と言う名の技術者派遣業 ^^;)なので、別の現場になってしまえば働いている姿が直接見えないし、面接や月一の会議での印象なんて(プログラマとしてどうかという点では)本当に当てにならない。
現場採用や入社希望者の面接でもそうで*1、「プログラミングが自信があります」 とか 「自分はそこそこ出来ると思います」とか言ってる人が、いざ入ってみると本当に何も出来無くって(受け入れた側がw)途方に暮れる事が本当に多いです。
そもそもプログラマを、書いたコードを見ずに評価することが間違っています。ただ、現実プログラミングが解る上司がいて*2、そのプログラマの仕事っぷり(コード)を直接見れているという機会は驚くほど少ないのがこの業界。
FizzBuzz問題は、プログラマには直ぐ解けるけどエセプログラマには全然解けないナイスな問題です。採用面接やうちのように直接一緒に働いていない状況での評価では、こんな感じのテストの必要性はひしひしと感じるのです。
しかし最大の問題は、FizzBuzz問題すら解けない人が プログラマとして大きく低く評価されることもなく現場で仕事をしているという、よくある現実の方でしょうか。