素人を素人のままにしない


多分、プログラミング自体を楽しむ あたしたちは すくなからず変人なのだと思います。プログラムを作りたいけれどプログラミングはしたくないし、それが上手くなることに興味を抱かないひとは、有る意味普通なのだと思います。

PHP では、

そうすると、どうするか。人材派遣会社が、PHP要員を「作る」んです。ほんとに作ってます。最近僕の知り合いが絡んでいる案件では、20人中十数人が外部の人材でしかもビギナーだったと聞きました。それでも、プロジェクトがなんとかなっちゃう。品質は知らないけど。

東京・板橋区のリフォーム専門店・株式会社グラビティー

みたいなことが可能(?)になっていて、これは あたしたち には悪夢だけれど、「スーツ」には夢の世界だと思います。日頃私たちはこれを諸悪の根源と断じ、スーツけたみそに貶すののだけれど、よくよく考えてみれば、その夢は夢として、基本的に悪いモノではない。ただ、夢と現実が違うから、夢見がちな「スーツ」を我々は忌み嫌うのです。ならば、夢と現実が同じならばいい。

スーツの夢を現実にするもの、そういったものはもうプログラミング言語でもなんでもない。プログラムツクールなんだ。そして今後はそういう方向に世の中進む――という話はのは、非常に説得力があります。

でもね、どうなんでしょう。何の根拠もないのですが、「ツクール化するだろう」は カナモジカイのように、空虚なモノに思えてしまう。


そう思えるのは、私がコンピュータに夢を抱いているからで、せっかくだから、ここで、私は、スーツの夢に負けないくらいの夢の大風呂敷を広げてみようと思います。(多分来年このエントリをみると恥ずかしくて顔が真っ赤に成ると思われます)


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PHP は、「プログラムツクール」なツールの原始的なモノであるというとらえ方はしっくりきます。「原始的」と言うのは、このツールが作るプログラムが(セキュリティその他品質面で)酷いということを指しています。この問題は、一時のホームページ作成ソフトの作る酷いコードに似ていています。

ただ、ホームページツクールな世界は、現在では blog や Wiki に置き換えられました。これらは 作るコードの品質も、素人フレンドリさかげんもなかなか理想的です。でも、これはツクールとは違う。

マークアップ(特に論理マークアップ)が難しいからマークアップを止める、、と言う風には進んでいなくって、やっぱり Wiki記法 という言語で マークアップするのよね。

いささか強引ですが、プログラム作成のツクール化が進んだとして、それがプログラミング言語と呼べないモノになったり、モデリングや抽象化を排除したことにより簡単にするとは、私自身は(根拠レスですが)あんまり思えなかったりします。

それは今言うプログラミング言語の常識とは若干異なるだけれど、素人にとって使いやすいし、専門家も楽に良いものが作れるからよく使うようになる(本来 PHP が目指していたと思われる)そんな着地点にたどり着くハズです。

多分文章を 書くことによってその過程で考えがまとまるように、プログラミングすることによって対象の「本質」の理解を促進してくれて、ついでに動いちゃう・・・なぁんて方向になると 私は夢想してたり。