CPUとビルド時間の不思議な関係

お仕事でビルド時間の話をするとどうも噛み合わない。人(マシン)によってビルド時間がかなり違うんじゃという懸念があったので、簡単に計測しました。

CPU RAM 機種 ビルド時間(sec)
Core Duo L2500 @1.83GHz 1GB Let's note Y5 1902
Core Duo L2300 @1.5GHz 1GB Let's note Y5 1629
Pentium M 1.5GHz 1GB Let's note Y4 1210
Pentium M 1.5GHz 768MB Let's note Y2 1228
Pentium M 1.3GHz 1GB Let's note Y2 1064
Pentium M 1.86GHz 1GB ThinkPad T40 985

MinGWC++ なプロジェクトです。make して、コンパイルして、リンクし終えるまでの時間です。

さて、結果は、なんぞ!?・・というもの。CPUの速さと反比例?デュアルコアだと不利・・は想定内だったのですが、同一アーキテクチャ内でもこういう傾向が出るとはちょっと想定外。で、補足なのですが、扇風機でPC を冷却しながらビルドすると何度ビルドしてもスコアが安定しますが、そうで無い場合、回を負う毎にビルド秒時がぐんぐん長くなります。(特に一番うえのやつで顕著な現象だったり)

素人考えですが、この結果は 同じ筐体だと、「速いけど早くヒートアップするマシン」と「遅いけれどヒートアップしにくいマシン」で、ウサギとカメしちゃうってことかしら?

そして ThinkPad T40のスコアが良いのを見て、そういえば昔ThinkPadチーム が「ウチのはCPUの性能をちゃんと引き出すように冷却してます」なんて言ってるインタビューあったっけ、と脈絡もなく*1思い出します。


もちろんサンプル数が少ないので、たまたまこの集合では、な可能性は大きいです。(一番遅いのと一番早い2台がヘンな結果だしているだけでこういう並びになっちゃう)でも、これが本当だとしたら、PC追加とかリプレースとかのときにいろいろ考えなくっちゃいけない。ちゃんと調べないとダメかなぁと思いつつ、多分放置。みゅー。

*1:「脈絡もなく」というのは、T40はこの中で Pentium M で一番クロックが高いマシンなので一番早いのは順当ですし、ThinkPad どうしで比較してないのだから「性能を引き出す筐体設計」にはこの結果はつながらないです。色眼鏡なのには自覚してますよ・――というせこいアピールです(^^;