つれづれ
その308
たまたま見たサイトが連続で APL で、それなんてシンクロニシティでした。
0100111というのは当時の日本電電公社が提供する計算機をプッシュホンから操作する際にかける番号で、APLという言語(ちうか、記号じゃな)を使うことができた。プッシュホンの10キー(および*, #)でプログラミングできたのである。
Amazon Cloudに思う - サンフランシスコ出羽守手記(masayangの日記
モルガンスタンレーとかソロモンブラザーズ、メリルリンチ、UBSなどの投資銀行がAPLをバリバリ使っていて(というかAPL以外の言語はロケットサイエンティストにとってはマイナーだったらしい)、高等な統計処理?や行列演算?とか角度とかを駆使して株式や債券を自己勘定で売買し、ものすごい金額を荒稼ぎしていたとのことです。
もしかして史上もっとも稼いだ言語、APL - スティルハウスの書庫の書庫
へーへーへー。(←死語)
APLなんて いままで全くの視野になかったのだけれども、俄然興味がわいてきたというか、テンキーだけでプログラムが組んだエピソードは、萌えます。
その309
0100111 について「0100111 電電公社」でぐぐったら、「電卓機能」「懐かしー」的なエントリはいっぱい出てくるのだけれど、その正体が APL だった的なはなしは最初の日記くらいしか見当たらない。
というかそれどころか、
今でもはっきり覚えてる。0100111を押すと計算機センターにつながって、「数式を入力してください」って言われるんだった。んで普通の計算もできるけど、生まれてからの日数計算やバイオリズムなんかも計算してくれたんだよね。
例えば僕が今日のバイオリズムを知りたければ、0100111の後に*4365*11967*42*419*2**#(どひゃーよく覚えてるもんだ)と入力すれば、「お答えは、身体(数値)次は(数値)、感情(数値)次は(数値)、知性(数値)次は(数値)、です」と教えてくれる。最初の数値が0の日は要注意日で、二つ目の数値は要注意日まであと何日かという意味。
2006/2 : Alex's Diary
なんて超怪しい機能まで出てきて、いよいよ正体不明になっていく...なにもの!?
で、0100111 - エチュードの頃さん経由でたどり着いたのが、このサービスは DIALS というらしいということ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/DIALS
電話番号は「010-0111」である。3種類の計算が行えた。
- 直接計算サービス
- プッシュホンのダイアルキーを用いて計算式を入力する。掛け算は「*」「7」、割り算は「*」「9」、足し算は「*」「0」、引き算は「*」「8」である。イコール(=)は「*」「*」「#」である。イコールを入力すると演算結果が音声で返ってくる。電話機を電卓の代わりにするようなイメージである。
DIALS - Wikipedia
- 定義計算サービス
- あらかじめ変数を含む計算式を入力してセンターに登録し、後から変数の値を入力することで計算値を求めるもの。同一の計算式を使って変数の値を変えて何度でも計算できる。
ほほー。
その310
宇宙ショーへようこそ! これは本当におもしろいので2回目行って参りました。今回のフィルムは茜ちゃん周ちゃん
キューブスクリーン上の像なのがちょっと残念ですが、これはこれでいいシーン。でも、インクが欲しいなー。
少なくともあと2回は見に行くつもりです。
その311
宇宙ショーへようこそ、やっぱりパンフだけで絵を描くのは難しい*1・・ということで買ってしまいました、設定資料集。
- 作者: アニメーションノート編集部
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2010/06
- メディア: 単行本
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コンパクトで置き場にこまらないのと、大ボリュームなのは素敵です。反面、お絵かきするのに開いておけないのがちょっと残念。
で、
夏紀ェ... ゴーバさんにまで...
その312
35才定年説が最近賑やかだけれども、わたしは「35才になったらリアルに死ぬか仕事をやめるか選べ」だと思ってました。あるいはもう少し現実的に、ブラックな会社だと仕事が忙しすぎるので、勉強がまったくできない「ハメ技」にハマって、会社最適化が進むけれど、結局安くって無理の利く若い子に社内市場的に対抗できなくなって、そんなの他の会社でも取ってくれなくて、35才で定年、みたいな。*2
2日に1回しか寝れないとか、200時間近い時間外労働とか、若さがなければ死に繋がりますし、オーバーワークが常態化した状況で「自発的に勉強」とか言われても、そういう問題じゃないですから。
SE(笑) というのは、上流というよりは営業の変種のことで、35までに技術者から引退せよみたいな話だとも思ってました。
まぁ、今となっては都市伝説です...よ、ね?
その313
見ました。
なんだか非常に聞き取りやすくって、内容も予想外の展開が相次いで(もー、めくるめくって感じ)、全く飽きさせません。目、もとい耳がはなせない、Goodです。
これは英語のヒアリングの練習にすごくいいかもと思いました。おすすめです。
その314
今年のLLイベントは、まだチケットを買っていないのです。・・というか行くかどうか決めてません。(7:3 くらいで「行かない」に傾いてます)
去年いまいち面白くなかったし、今年のプログラムをみても、
- LTの虎
- Language Update
- LLと電子出版
- LLでフィジカルコンピューティング
- 開発ライセンスとプログラマーの自由
- 高速化虎の巻
個人的にワクワクしないというか。
ライセンスの話はもう「LL」関係ない話になりそうですし、LLと銘打った電子出版とかフィジカルコンピューティングも LLは使えど「Lightweight」 があんまり絡まなそうなネタになりそうだなー、とかとか。
一方ライトニングトークをトーナメント戦にする 「LTの虎」はどう転ぶか解らないのです。すごく面白くなるかも、とも思う一方、逆に転べば、その分発表者ワクが減ってしまうし、内容勝負じゃなくってエンタメ勝負になってしまう(2個も3個もネタを用意するなら、それは伝えたいことじゃなくて「ネタ」になりがちかも)・・じゃないかな、そんなネガティブな懸念もしてしまってます。どんな目がでるのやら。
去年、一昨年の印象なのですが、最近のイベントの「LL」は、ファミ通の「ファミ」に似た印象をうけます。ショーに徹しすぎていて、LLというマイノリティの深く面白い世界ではなくなってしまってるというか。
個人的には「こんな言語あったんだー」「たったこれだけで...。スゴいなぁ、この言語」みたいなLanguage を対象とした、Lightweight であることが凄さと誇りのベクトルなイベントであってほしいなー、と思います。絶対的な面白さは別として、だんだんとイベントと自分の好みが合わなくなってきているとは感じています。
ごめんなさい。ネガキャンしてしまいました。見る前に想像で難癖をつけるのは最低です。文句言うにしろ、見に行くべきなのかなー。うーむ。
その315
はやぶさ作成中 なう!
・・いあ、でもこのプラモは作るのが大変っぽいです。
一つは出来のイマイチさで、特にイオンエンジンの境で金と銀の色の境界にくらいスジぼり 入れようよ、とか。もう一つは塗装の大変さ。太陽電池パネルの裏側とか、黒地に細い凸モールドで白い配線なんて・・・・どうやって塗装しましょう*3。
ちなみに使った塗料はこちら
Mrメタルカラーは、塗ってから柔らかい布などで磨けばピカピカの金属光沢が得られる優れもの。
でも大失敗。筆塗りしてたのですが、塗膜がグチャグチャになってしまいました。ううう。
その316
第1回 dynamic型(1/3) - @ITですが、きむら(K)さんちで、
つまり、「2008スキップ組」にはそれだけの難しいリスクがつきまとうわけである。そして、恐らくVisual Studio 2010はラスト・チャンスだろう。 ここで時代に追いついておかないと、サンプル・ソースすら読めない状況にもなりかねない。そして、C#とは、そういうダイナミックな変化をしてまで、より短いコードを追求していく言語なのである。
的な煽り文句にドキドキして開いたら
int[] a = { 1, 3, 2, 4, 2 }; Console.WriteLine("found {0}", a.Where((n) => n == 2).Count());ずいぶんと短いコードを書いてしまったものだと感慨にふけってしまった
なんて・・、たかがコレクションクロージャメソッドでこんなに進んでいるんだぞっ!キリッ・・とか言われても、正直ガッカリだよ、とか思ってしまいました。
それも、2008とか2010とかここ2,3年の新潮流のようにかかれていて、世の中の最新で、しかも今!乗り換えないとおいてかれて取り返しが付かなくなってしまうみたいな言い様がなんとも「キリッ」と凛々しすぎます。
もっとも、筆者は多分本当にクスクスな人というわけじゃなくって、これくらい煽るのは仕事的にやらなくちゃいけない言い回しなのだろうなぁ、と思います。ライターさんも大変だ。
さて、せっかくなのでわたしも中二ちっくにコメントすれば、
つまり、「2008スキップ組」にはそれだけの難しいリスクがつきまとうわけである。そして、恐らくVisual Studio 2010はラスト・チャンスだろう。ここで時代に追いついておかないと(後略)
は大げさすぎです。この程度のギャップを「ほいさー」と乗り越えられないんじゃ、新しい言語の勉強なんて何一つままならないですよ(キリッ
・・・自分で言っといて耳が痛いなぁ。自戒です。
その317
宇宙ショーへようこそ といえば、サウンドトラック買いました。ついでにかみちゅ!のサントラも。
- アーティスト: サントラ,Sasja Antheunis,久保田薫,スーザン・ボイル,池頼広
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- 発売日: 2010/06/23
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- アーティスト: TVサントラ,池頼広
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宇宙ショーへようこそは、その楽曲が映画全体の8割くらいについているそうで、しかもシーンに合わせて変調するように作曲されているという。最大の曲は「ヒーロー組曲」でなんと25分!
このサントラ買うまで True Friends(高速鉄道が走るシーンと、映画のテロップで Who I Was Born To Be の後に少しだけ流れる最後の曲) も スーザン・ボイルが唄ってると思ってました。うう、ハズカシ。
ボリュームも内容も、すごく聴き応えのあるサントラです。もちろん2マイ組ですよ!
その318
わたしの愛読しているblog に ズイコー・フォーサーズあれこれ があります。フォーサーズシステムを愛用しつつ、特許や噂を検証しシステムの未来予測に心を踊らせるなんとも男の子チックな記事は、その更新頻度と相まってわたしの楽しみのひとつです。考察も素晴らし。
が、マイクロフォーサーズにビゾフレックス風にミラーボックスと光学ファインダがついてしまうアダプタの噂に対して、「フォーサーズを見捨てた!」「ユーザーのニーズを向いた製品じゃなく、メーカーの都合の製品だ!」みたいにボロクソに言ってしまってるのは「異議あり!」と思いました。
わたしはフォーサーズユーザじゃないからかもですが、この噂のアダプタがでたら超欲しいと思っています。
マイクロフォーサーズは 喩えるならレンジファインダの後継カメラかな。わたしはレンジファインダとか目測コンパクトとかそういうの大好きなので、マイクロフォーサーズのカメラはすごく欲しいんです。*4
一方でわたしは一眼レフでの撮影も大好きです。特にMF一眼レフと明るい単焦点レンズで取る愉しみは、やっぱり何者にも代え難い。節操ないですが、ようするに両方好き!
そういう自分の好みを念頭に、わたしがマイクロフォーサーズを買った未来をシミュレートすると、もしそんなアダプターが出たならば、本来絶対買わないであろうフォーサーズのレンズをわたしが買ってしまうという可能性くする、やばーいアイテムだなぁって思います。
このアイテムの存在が、マイクロフォーサーズユーザーに「マイクロの望遠よりもフォーサーズの望遠のほうがお得」と思わせる様になるかもです。だって、一眼レフ風にも使えるし、ミラーボックスのないアダプタを使えばそのままでも使えるし。長めのレンズならマイクロでないフォーサーズを買わないと損そん。
だから噂のアイテムは、最近急拡大中のマイクロフォーサーズユーザーが フォーサーズレンズを欲しいと思うようになる魔法のアイテムだと思います。そう、いままでの「アダプタ」のように半ば無理やりに・・という意識ではなく、マイクロフォーサーズのシステムのスタンダードなメンバーとして フォーサーズレンズが振る舞える。
だからユーザー層の広さはそのまま開発基盤の強化に直結して、マウントとしてのフォーサーズはマイクロフォーサーズと一蓮托生になれる。開発リソースもつぎ込むのが「メーカの責任」じゃなくって「商売として良い手」になって、良いモノが馬得れる土壌になる。だからこれは既存のフォーサーズユーザーにとっても嬉しい展開なんじゃないかな。
――そんな風にシンプルに考えてしまうのは、やっぱりフォーサーズユーザーじゃない気楽さからなのかな?とも思います。
その319
「ズイコーフォーサーズあれこれ」さんは、ここのところ「期待を持ってガッカリしないように、わざと」ネガティブにしています。確かにフォーサーズ専用ボディの先行きの不安さは尋常ではないとおもいます。ユーザーとしては当然のネガティブだと思うし、ネガティブすぎるとも思いません。
けれどもそれは持ち上げていただいている 我が愛する Nikon だって、残念ながら一緒かなぁと思います。普通に、システムには必ずつきものの、平家物語ちっくな普遍的な話なのだと思います。
具体的には MF を愛する人達が味わったシステムの閉塞感とあんまり変わらないかなー、と思います。某はにわの人がさんざん Nikon を「絞りリングなくしやがって」と(半ば理不尽な程に) disってるみたいに、外から見れば手厚いユーザー保護をしてるように見えるNikonだって、内から見れば「見捨てられた」「Nikonはメーカーの責任をはしてない」と感じてる方は結構多いです。*5
で、思ったのは、好きこそネガティブの始まりなのかなってこと。
好きな人はシステムのすべてが好きだから、欲張りになって、そのうちメーカーが何か一つでも捨てるたびに失望のスタックを重ねていくのかもしれません。全部が大切な部分なのね。
けれど現実には全部を持ち続けるのは不可能だし、そういう会社は局所最適にハマって 状況の衰退と共に会社も弱くなって、結局すべてを失うことに繋がるケースは多いと思う。
そんな中で、なるべく捨てない環境を創りだすための「戦略」として、マイクロフォーサーズ用のミラーボックスアダプタがあるのだとすれば、わたしにはそれはメーカーの良心の形に見えます。
そう見えるのは、やっぱり当事者じゃない(システムの存続の万が一にやきもきしない)ってことだけれど。
その320
バサ姉・バルカン こんばとら〜!漸く来ましたよ、またせやがってアラララギさん!
結構Webで公開されたのから変わっているような。それにしてもコメンタリが凄いコトに(w これは必聴です。
あと、リーフレットの表紙が忍じゃなくってアララギ君アララギ だったのはさすが BLウレイ だと思いました。
失敗じゃなくておっぱいだー。
*1:なのは みたいに充実の設定資料集になっちゃってる斜め上なのもありますが^^;
*2:でも、前者がジョークに聞こえない、リアルに死ぬだろうなと思えてしまうのがブラックのブラックたる所以というか
*3:今月のモデルグラフィックスに作例があったのですが、そちらではモールドを落としてしまって、厚手の白のカッティングシートで再現してました。
*4:今はご贔屓メーカーのニコンの動向を見極めてからだけれど(E-PL1は危なかった..)、このままいけば多分ミラーレスはオリンパスのどれかを導入するんじゃないかな?
*5:わたしは Nikon が大好きで、絞りリングをなくしたGレンズに移行したNikonを支持してます。けれども、わたしが大好きな Nikon はフィルムの MF一眼レフだから、Gレンズは持ってません。それとこれとは話は別ってことで。