くあっどぴゅあ

「星の舞台から見てる」 があまりの面白かったので、すっかりファンになってしまった木本雅彦さんの新作(といっても今年の初夏の本だけれど)です。

くあっどぴゅあ (ファミ通文庫)

くあっどぴゅあ (ファミ通文庫)

ロボコンを舞台にちょっとだけ某学園都市な雰囲気を醸し出しつつ、へたれ主人公とちょっと奇抜な女の子のボーイミーツガールで、ステレオタイプなキャラクタ満載の物語。

・・・こんなにラノベ要件をてんこ盛りにしなくても良いのに・・というか、てんこ盛りにするのはいいのだけれど、盛っただけで消化できてない感じで、正直あまりおもしろくありませんでした。

ただ、巻を進めて消化していければ面白くなるかな?・・という気配も確かに感じられて、続編がどうなるかにちょっと機体。というか F91系のプロローグだけ見せられてもパターンかな?

ところで、全然話は別なのですが、主人公の女の子が S式の書いてあるTシャツを着ているのですが、挿絵のカッコの位置が S式としてあり得ない・・Cの関数コールのようなカッコの付き方をしているのは、絶対に、絶対に、許せません。

・・・うがー!

追記

を見て連想。

くわっどぴゅあ には RB(ルービー)なる言語が登場します。

「ちなみにお前ら、ファーストのプログラムはどうやって作ったんだ」
「俺はRB(ルービー)で」
「私はCELL-O(セルオー)で」
おっと、これまたマニアックというか。CELL-O は、Scheme(スキーム)の処理系である Gauche(ゴーシュ)から発展した子孫の一つで、ロボット制御用のライブラリが充実している。

ルー、と伸ばすのがたまらなくキモいです。