OOP学習の良書はSqueakです

良い師匠なら運任せしかないのですが、良書ならあたしにも一つお勧めがあって、それは Squeak という名前のダイナミック・ドキュメントです*1。読んで良し、書いて良し、動かして良しですよ♪

先のクラスとインスタンスの違いのお馬鹿さんにしたって、クラスもオブジェクトであるな世界の中なら、そんな世迷い言をほざいたり致しませんでしょうし、イメージ中のSmalltalk辞書に永続化されるなら、クラスオブジェクトだろうが、インスタンスオブジェクトだろうが関係ない Smalltalk の世界を知っているなら、クラスとインスタンスの違いを説明するのに、

クラスは一度クラス・ファイルから読み込まれてメモリー上に配置されている限り,同じクラス・ファイルが別に読み込まれることはありませんが,インスタンスの方は,メモリー容量が許す限り,クラスから同じものを複数作り出せる点にあります。

なんて馬鹿なことも思いつきはしないでしょう。

あたしが、OOPの学習に Smalltalk (特に 環境としてのSmalltalk が生き残っているSqueak)を進めるのはそういう馬鹿なことを、馬鹿なことだと 一目でわかるほど 理想的なオブジェクト指向環境であるからなのです。

Smalltalk は、OOPというパラダイムで書かれた一つのドキュメントですから、オブジェクト指向プログラミングの学習に、これほど良いモノはありません*2

*1:でも、Morphic のあたりは結構悪書とのこと

*2:英語力が要求されるのが(入門者向けとしては)玉に瑕です