OLPCに対するよくある誤解
なんか対照的でおもしろかったので。
いろいろ誤解されがちな OLPC です。上の blog は CNET の blog なので(かな)ちょっと話題になってますが、ありがちな誤解だとおもいます。
とか言いつつ、
100ドルとか150ドルとか言っているのはコストであって、小売の値段ではないことに注意してください。
http://d.hatena.ne.jp/squeaker/20061128#p3
というのは、あたしも誤解してました。発展途上国の教育機関は 一台あたり 100$ で買えるのだと。だって 100$ 100$ いうんだもん。(と見苦しい言い訳をしてみる)
訂正:途上国の教育機関は一台あたり100ドルで買えます。先進国で高めに売って利益を回せば安くなるというけれど先進国で売るにはコストだけじゃなくっていろんなお金が掛かるから、200ドルで売れば1台分タダで途上国に回るというわけにはいなないよ、という話でした。(squeakerさん、指摘ありがとうございます)
* * *
OLPC の 「PC」って 「ぱーそなるこんぴゅーた」じゃないって意外に知られていないような気がします。正しくは "One Laptop per Child" で OLPC なのです。
コンピュータを教育に使うことの何が良いかというと、勉強を子供の興味ある遊びにしてしまえると言うことと、プログラミングを行う際の思考―「手続きを組み立てる」「抽象的に考える」「デバッグする」事を身につけること自体が、「学習のしかたを学ぶ」というすばらしい教育になると言うことです。
例えばプログラマなら誰もが知っている「なるべく小さく単純な問題に分けたほうが(=範囲を区切ったほうが)デバッグが楽だ」というノウハウ。論理的に考え、検証し、間違いを修正する、そのための「考える能力」は、日常生活 や 学習いう局面 で大変役にたちます。
またOLPCには、教科書がほぼタダで配れるといった コンピュータ特有のメリットもあります。
iPodのことを考えればわかりますが、これは800万ページ分の教科書を数百ドルで配れる可能性があるということなのですよね。紙の教科書を配る代わりに、多くの人が使っているコンピュータよりも高解像度のディスプレイ付きで、雨にも負けない電子機器を使ってもらう、ということには経済的利点はあると思います。
http://d.hatena.ne.jp/squeaker/20061128#p3
とか説明されると、なんかすごく欲しくなってきませんか?
猫は、 OLPC には 夢と希望とSqueak が詰まっているので絶対買いたいと思ってます。出来れば 2台以上!(ネットワークで遊んでみたいけど、周りであたししか持ってないとかなりそうだから・・・)