Realforce 89 の洗い方
ちょっと普通じゃないくらいキーボードを持っている私、三猫ですが、お仕事キーボードは Realforce 89 を発売以来愛用しています。このキーボードは実におもしろみのないキーボードなのですが、つまらないヤツくらいがお仕事にはちょうど良いのです。打ちやすく、壊れず、疲れにくい。よく働いてくれる愛いやつです。
今の現場でも Realforce を使い続けてもう3年、そろそろ汚れが目立ってきたのでお掃除しようと、このGWの間に里帰りさせました。そういえば、キーボードの洗い方の質問メールもいただいたこともあったなぁ、と言うことで、せっかくだから Realforce の洗い方(・・・なんて大層なものじゃないけど)をまとめてみました。
用意するもの
Realforce 89 は、キートップとキートップスライダ(プランジャ)が別部品なのと、キートップスタビライザ*1がハウジング(キースイッチ等が納められた黒いヤツ)の中に納められているため、
- キートップを丸洗い
- キーの下に溜まったゴミを除去
するだけでお掃除完了な、類を見ないくらいお掃除しやすいキーボードなので、特別に用意する物はこれだけです。
上から、キートップリムーバと、竹の棒を削って作った特製のヘラです。
あとは水とか雑巾とか洗剤とか、普通に掃除に要りそうなものだけです。
キートップを丸洗い
まずは、キートップを外しましょう。
こんな風にまっすぐ上にキートップを引き抜きます。Realforce 89 は スタビライザーがスイッチ内部に付いていますので長いキーでも気にせずキートップをガンガン引っこ抜いてしまって大丈夫です。
全部キーを引っこ抜ぬいたらキートップの洗浄です。キートップは水洗いしてしまいます。台所用中性洗剤を使う方も居ますが、なんとなく酵素パワーが効きそうな気がするので(w) 猫は、アタックとかの洗濯用粉洗剤を使ってます。
たらいに水を張って、キートップと洗剤をいれてグルグルかき回すだけで結構よごれが落ちます。それでも落ちないしつこい汚れはメラミンスポンジでこすればOKです(こすりすぎに注意)。
洗い終わったら、よ〜く濯いで、柔らかいタオルで水滴を拭き取った後、1日くらい陰干しします。
本体のお掃除
Realforce の筐体は、裏面手前の三つの爪ではめられているので、これを外します。別にマイナスドライバーでも開けられるのですが、筐体に万が一にも傷を付けてしまうのは嫌のなので前述の特製竹べらを使います。
こんなふうに爪をちょっと押し出すだけで
ほら開いた♪
さて、キートップを外した時点で既に目に付いていたと思いますが、キーの底には「うわぁ…」なくらい、なんだか汚いのが溜まっています。(あまりに汚らしいので写真はパスです。)
まずは逆さにして振るなり、ブロワーで吹き飛ばすなり、掃除機で吸い取るなり、好きな方法で汚いのをざっと除去してください。
このあと雑巾で拭き取ります。ただ、ハウジング(キースイッチ等がはいっている黒いの)どうしの間が狭くて吹きにくいので、先ほどの特製竹べらの先に雑巾を絡めて拭き取ります。(もともとこの竹べらは、掃除屋さんが窓サッシとかを拭くときに使うものなんです)
外したケースや底蓋は雑巾でサッサと拭いてあげましょう。内側も静電気でまとわりついた黒い汚れが付いているはずなので丁寧に拭いてあげましょう。あとは水分を柔らかいタオルで拭いて念入りに取ってあげてください。
以上、お掃除はおしまいなので、水分が十分に飛ぶくらい陰干ししたあと組み立てます。以上でお掃除終了です。あ〜、すっきりした♪
掃除してみてわかったこと
結構長いこと掃除していなかったのですが、あまり放っておくとキーの底に溜まった汚いのが、鉄板を浸食してしまうことが今回わかりました。
これは、掃除後の写真なのですが、ヨゴレのカタチに鉄板が浸食されていて、中には赤錆が浮いてしまっている所まで有ります。
うー・・・、どんなに汚れても掃除すればキレイキレイだと思っていたんだけどな〜〜。キーの下がプラのキーボードならば、この手のヨゴレは溜まってもそんなに問題ではないのですが、Realforce のようにキーの下が鉄板のキーボードは、こまめに掃除した方が良さそうです。