三月、七日

三月、七日。 (ファミ通文庫)

三月、七日。 (ファミ通文庫)

高橋ビンゴさんの青春小説です。いろんな意味で青い青い。背表紙も青い小説です。こそばゆくも置くが深くなく、どうと言うことのない小説ではあるのですが、結構好きです。この青々しい雰囲気って、いわゆる一昔前の少女漫画のもつアレです。心地よい。

でも、直ぐにオチが予想出来てしまうのはちょっといただけないなぁ。・・・いや、予想できるのに予定調和に向かわないでタブー側に傾いていくのが良いのかな。

読了後でもまだ話はくすぶっている感じで、無理矢理蓋をしているという感じが全開です。だから、「三月、七日。〜その後のハナシ〜」が気になってしまうのですよね。