戦う司書と虚言者の宴

戦う司書と虚言者の宴 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と虚言者の宴 (スーパーダッシュ文庫)

インターミッションです。毒もないけどゆったりとした話。もっと絶望的な方向に転ぶかと思いきや、めでたしめでたしと終わってしまう。それがインターミッションたる所以か。

ノロティの物語の残り香は、多分本巻で最後でしょう。彼女が主役の物語はもう終わりましたがその余韻にちょっと浸るくらい良いでしょう、という作者の心使いか。

こういう風に一服できるのは最後か、という予感も濃厚に立ちこめます。きっと辛くて幸せな物語が再び動いていくのです。