Cが基本と言うならば。

連想ゲーム止まらず、です。

よく初心者が何を学んだらいいですか?という話で、C が引き合いにだされます。Cはめんどくさい言語なので、あんまり初心者が一番最初に学ぶべき言語には個人的には見えないのですが、初心者が「最初はどの言語で学べばいいですか?」ときけば「Cは基本だから押さえておかなければならない」と、必ず勧められる言語です。

猫はその意見(なんでもいいなら Cがいいんじゃない)にはあんまり賛成しないのですが、基本というのも一理あるかなぁとは思います。それ(基本を押えろ論)をいうなら、OS も UNIX 系じゃなきゃダメなんじゃないかとも思うのです。


* * *


先日改めて、ふつうのLinuxプログラミングを読み返しました。

読み返してみてしみじみ思うのですが、いい本だ、コレ

以前、新人研修向けの教科書として使えるかな?と思って買った本ですが、この本はプログラミングもLinux も分からない子にとりあえず渡せる入門書・・・といった本ではなくって、「プログラミングから学ぶLinuxの仕組み」といった内容。この本のターゲット読者層は、普段 Windows ばっかり使っていて、いまいち Linux(UNIX) がよく分かっていないプログラマだと思います。(つまりあたしのようなプログラマ向けってこと^^;)

CはUNIXスクリプト言語で、UNIX自体も、UNIXを拡張する小さなコマンドもCで書かれています。CにはUNIXの精神が流れていて、Windows で Cでプログラミングすると「そういう儀式か」と思ってしまうことも、UNIX であればその落ち着きどころに納得がいこうというもの。やっぱりCは、 UNIX と一緒に覚えるのが一番しっくりくる気がします。

そんなとき、この本はとってもおすすめだなぁと思うのです。もし、「Cが基本」と思うのに、Windows でしかプログラミングしたことがないのなら、この本を手に取って「基本」を学んでみるはいかがでしょうか?