あいわなび

冷静に 2007年を振り返って見ると、これだけ「プログラミング大好き」みたいなことを口では言っておきながら、実際のところ好きで作るプログラムなんて全然組んでいないなぁ、と思い至りました。去年プライベートで作ったのは Python で書いたお手軽 Logo インタプリタただ一つ(なさけない)。技術書を読んだり、それを試したりはしていますが、それってもしかしてプログラムを組むのが好きだからじゃなくて、単に本を読むのが好きってだけかも。

その割には、あれをつくりたい、これをつくりたいと口では言うので、こりゃ、ワナビ・プログラマーだわ、と思う次第 (^^;

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そういえば、プログラマになりたての頃は会社の中で学べる知識を覚えればそれでいいだろうと思ってまして、だから家ではプログラムを組むことはおろか、勉強すらしなかったのです。

それに比べれば、今はだいぶプログラマらしくなってきたのですが、なんでだったかしらん、と思い返せば、そうだ、お仕事で手痛い失敗をした後だった、と思い出しました。

大変ひどいデスマーチで、もともと状況は最悪だったのですが、自分がもっと凄いプログラマだったら、(たとえば師匠だったら)、この事態はなんとか出来たのではないか、と思ってから、私は積極的にプログラミングの技術を磨こうとしだしたんだったけなーっ。うんうん、懐かしい。

・・・まてよ。

で、この手のワナビプログラマーは、実は、純粋にプログラムを作りたいという意識があるわけではありません。あくまでプログラムは手段であり、実現したいのはたとえばゲームだったり、何かのコミュニティの為のソフトだったり(掲示板とか、アップローダとか)、かなり近視眼的に限定されます。

ワナビ・プログラマー - Florian’s NewestDiary

恐ろしい考えに思い至ってしまいました。振り返れば、仕事に必要だと認識して以来プログラミングの技術をプライベートでも磨くのが好きになったけれども、プログラムを組むこと自体が好きになったようには客観的に見て絶対そうは見えない。私は冗談ではなくワナビプログラマーで、実は純粋にプログラムを作りたいという意志は無いのではないか。実現したいのは 仕事 であってプログラムは単なる手段なのではないか。つまり、私はプログラミングが好きなのではなくて、仕事が好きなんじゃないのか...。


いや、まってまって、そ、そんなハズは。