星を継ぐもの

というわけで、きくたけ さんのTRPGリプレイ、魔王ディングレイシリーズの原点たる「星を継ぐもの」です!

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

……ってこれはちがう orz

私は推理小説は読むものの、読みながら推理をして愉しむことが出来ません。話の流れのままに読んでしまうので、「犯人すぐに解ってつまんなかった」なんて感想を言える人に憧れちゃいます。が、星を継ぐものについてはその気分を愉しめたり。

月面から発見された 5万年前の人類の遺体。生物の種として 我々と同じ人類にしかみえないのに、5万年前に人類が、宇宙服を来て、月にいるはずがない・・・。
「チャーリー」と名づけられたその遺体を前に、謎を解く名探偵・・じゃなかった、原子物理学者ヴィクター・ハント!次第に解き明かされる謎。しかし謎を解けば解くほどもっと大きな謎が彼らの前に立ちはだかるのです!

・・・見たいな感じで、私もチャーリーの謎を「こうなのかな?」「ああなのかな?」と想像しながら読み進めるのがとっても愉しかったです。あーなるのほど、犯人が解らない(読者の予想を超える)ことが面白さにつながるってこういうことなんだわ、と始めて理解出来た次第です。