先輩と私

わーにんぐ!わーにんぐ! かわいい表紙ですが官能小説です!

先輩と私

先輩と私

さすが森奈津子先生、むちゃくちゃエロイのにすごい面白いギャグが冴え渡る。ぜひぜひおすすめしたいのですが、18禁ですので、読める人が限られてしまうのが残念です。

森奈津子先生といえば、百合ものです。今回はT女子大学を舞台に、好色文学研究会 と エロティック文学研究会のおかしな面々がエロティックとドタバタとなコメディを繰り広げます。

主人公の 光枝さんは、好研所属で、先輩 羽田阿真理に恋していますが、先輩は、女性がオナニーによって自分の欲望を解消させることこそが、男性への依存から解放させると信じているフェミニスト。エロ研はレズビアンセックスによる女性の解放を目指していますが、まぁ対立しているわけです。

――あぁ、なんてハチャメチャな舞台設定。森奈津子節が炸裂だぁ

一つ、この小説を読んでいて不思議だったのは、なぜだか 光枝さんに マリみて祐巳さんを連想してしまうのです。純情で、すれて無くって、でもなんだか安定感があるというか図太いというか、周りを自分のペースに巻き込んでしまうあの感じ。脅迫されて脅されている場面なのに、なぜだか場を食べてしまう。謙虚でフレンドリなのになんだか大物。これは祐巳さんです。ムッツリでどエロですけれども(w

というわけで、年齢と趣味が許すならばおすすめですよ♪