そして、星へ行く船

きりん が首が長いのを悩んだって仕方がない、という話を、長らくそういうものだと単に受け止めてきた私だけれど、「そういうモノ」と飲み込まないところからだって始める方法を探すことをあきらめてもいいわけじゃないし、なによりそれをどうしても飲み込めない きりんだって居ると言うことを忘れてはいけない、ということを大人になって痛感しました。

そんなことを思うようになってから、「そして、星へ行く船」の読み方が変わりました。この小説と出会った頃と同じように読めないことが、ちょっと寂しい。(主人公のあゆみに 飲み込む以外の選択肢がない、という事の酷さが染みるようになったというか)

そして、星へ行く船 (コバルト文庫)

そして、星へ行く船 (コバルト文庫)

こうして、本は読み方が変わるからと、手放せずに貯めておくから蔵書数が大変なことになっちゃうのですよね。