つれづれ

ひらがなで「そのさんじゅうよん」なんて書くのはあまりにバカっぽくて恥ずかしくなったので止めました。(←気がつくの遅いよ)

その34

ポメラとか iPhone とかは、PC 内の一つのアプリケーションに、現実の実体を与えるものだから魅力があると思う。iPhone はいろいろ差し替え可能だけれど、ポメラは notepad 固定です。

さて、メモつながり。わたしはPC でメモをとるのに、こんなツールを使っています。


自作ですが、Notable というツールのパクリ。いろいろメモ書きツールを試していたらこの Notable が一番具合が良かったのですが、上部のリストをドラッグすると紙のメモ帳をパラパラめくるように下の表示がパラパラ変わって欲しいとか、単なるテキストのほうがうれしいとか、メニューバーは嫌いとか、そういう細かなわがままをかなえるため、Python Tkinter でヤッツケ実装したもの。(Notable、コードがオープンなのだから改造すればいいじゃん、なのですが、ヘタレなので勝手知ったるTkinter に甘えてしまいました)

もう一つのわがままは、破り捨てたメモがローカルの閲覧専用wikiモドキに自動的に公開される機能(こちらはSeaside でヤッツケました)。というのも、貯まったメモを捨てられないわたし、いつまでも捨て無くって結局情報の海に埋もれて、「あー、かたづけなくっちゃ」と思いながら新しいメモを追加する気になれなくなって、メモツールを使わなく成っちゃう。そこを気軽にdelete 出来るように、「捨てるんじゃなくて『公開』よっ!」と自己暗示(w


* * *


メモアプリって、如何に気軽に書く気になれるかが大事で、なかなかこのツボどころは人によって違うし難しい。わたしも 付箋紙タイプやローカルWikihowm なんかを試してきたけれど、結局はこんな リスト付き自動保存notepad なんて、チープなところが ツボでした。

特に howm は、エディタの中で暮らすわたしに一番向いてると思ったのにな。

その35

Gaucheの史朗さん曰く、クロージャ関数型言語プログラマにとって、「穴の空いたコードのブロック」に見えるらしい。

穴は仮引数であり、用途に応じて実際の値を埋め込む個所です。コードに似たようなパターンを見つけると、変化する部分を穴にして、共通部分を関数としてくくり出します。そして変化する部分を、実引数として与えてやるのです。

大人のためのブラックボックス読解講座――クロージャとオブジェクトの微妙な関係(その2) (1/3) - ITmedia エンタープライズ

「穴のあいたコードのブロック」が欲しいと聞いて、ポリモーフィズムを思い浮かべるOOP脳のわたしは、へぇ~、と思ってしまった。(所詮 Emacs をカスタマイズするときにしか Lisp を触らないヘタレなわたしなので、Lispらしさなんてわかっていない)

Smalltalk が好きなわたしの目には、クロージャファーストクラスオブジェクトになった (Algol風の)ブロックに見える。構文にその生きる位置を縛り付けられていたブロックが、その機能はそのままに、動的に、ファーストクラスオブジェクトとして自由に動き回れるようになったら、あらまあ、こんなにすごいでしょ、みたいなかんじ。

多分わたしだけでなくOOPLのプログラマにとってクロージャはそういう風に見えているハズ・・・と思う。

OOPLにとって欲しいモノが「そう」だから、初期のSmalltalk は、BlockContextはクロージャに一歩だけ足りてないし、それは今のSqueakもそうなのだけれど、実のところそれはあんまり不便に感じないんですよね(^^; なので、Wikipedia

実質的にすべての関数型言語ScalaHaskellOCamlなど)とSmalltalkに由来するオブジェクト指向言語は何らかの形でクロージャを持っている。

クロージャ

て書いてあるけれど、2つのグループは結果としてクロージャに収束しただけ、ということかなって思います。

その36

そして。

(OOPの)オブジェクトとクロージャは似てると思うけれど、「(OOPの)オブジェクトよりクロージャのほうが、統一的な構造化部品として美しいよね」と感じることがあります。だって、オブジェクトは万能だけれど冗長すぎると感じるときがままあるから。(両方を知り尽くしての発言じゃないので、隣の芝かも)

ただ、Smalltalk を使ってると、この「冗長」な感触、OOPにまとわりつく不快感が、不思議なことにすっと消え、大変に爽快になります。OOP がとてもシンプルで美しいものに感じる。

多分、これがメッセージメタファの力なのだなぁ。

その37

たとえば「Ruby のまつもとさん」とか書くと、やっぱり、氏は Ruby で名は まつもと、なのだと思います。家が氏だと「あっ!あぁ、○○さんちの方!」と繋がらない今なのだから、そういう名前構造のほうがきっと便利。このまま行くと、すっごい未来になったらそういう風に氏名が変化していくのかな?

その38

Amazon さんに 不思議な音楽の勧められかたをしました。

なんぞ!

その39

HHKB Pro 日本語版。

Happy Hacking Keyboard Proに日本語配列モデル - Engadget 日本版

わたし、仕事では日本語配列じゃないと困る人なので、HHKB Pro の日本語版リリースを望んではいたのですが、正直これは微妙と思っています。なぜかというと、カーソルキーが図々しく配置されていることがダメ。

削り取られた右シフトですとか、1.5倍の長さのキーが最下段に一つもないとか、これはHHKB なのだろうかとちょっと呆然とします(Lite2 のような感じならばOK だったのですが)。これはわかっていない人の仕事ですよ!キーッ。

・・・とか思ったのですが、engadgetさんの詳しい製品紹介を見ると、ここはカーソルキーも含めてDIPスイッチで切り替えてカスタマイズするために、あえて通常キーと同じキーを配置したという見方もできます。

Happy Hacking Keyboard Proに日本語配列モデル - Engadget 日本版

なるほど、ミニキートップじゃつぶしがきかないものね。だから、駄目と叫んじゃったのはちと早とちりだったかも。



そこもふまえて、正直な感想は、それでもリアルフォース89 のメインキーのみをぶった切ったの感じのが良かったな、と思います。丁度 Professional 2 を一台買い足す算段をしていたところだったので、タイムリーと言えばタイムリーですが、イマイチ食指が動かないです。でもせっかくだから、いやー、んー、どうしようかな。

その40

製造終了の噂の吹き荒れるLogitechトラックボール。どうも MarbleMouse と TrackMan Wheel、それとそのワイヤレス版が無くなる模様。CT-100は継続の模様。もしかして 初代マーブルセンシングテクノロジ がもう部品的に古すぎて生産を続けられなくなったのかしら?

というわけで、買えなくなる前にと、Logiの 親指姉妹CT-64UPi と ST-65UPi を先日購入いたしました。むー、急な出費は痛いです・・・。

わたしはST-65UPi (コード付き TrackMan Wheel)だけは持っていて、その無線版の CT-64UPi は初購入。

ST-65UPiは、わたしのお気に入りのトラックボールなので、予備機として購入。これはとても良いトラックボールなので、無くなるのは非常に残念。

親指トラボは設置が不安定な状況で、手のひらで本体を固定しつつ操作しても、腱鞘炎になりにくいです。他の指と違い関節が手のひらから完全に独立している親指を操球に使うからです。

加えて、Logi の親指トラックボールは、コンパクトで手の中にちょうど収まるサイズ。手の中ですっぽりホールドしやすい本体と、やや小さめ(=親指を大きく動かさないでもすむ)ボールは、ベッドやお布団上で ぺったんこ座りしながらのPCライフを強力にサポートします。寝室でネトゲをプレイする方にとってもオススメ。

そして、そんな使い方をするならば 当然「無線」が本領発揮で、すくなくとも 卓上での使用が好ましい形状の CT-100 の無線よりも何百倍も「これはいい無線」。そんな風に思っているので、CT-65UPiは買おう買おうと思い続けてはいたのですが、なかなかタイミングが合わず。メーカにとって全然うれしくない生産終了での駆け込み購入になるとは。ごめんよLogitech

その41

マップスの愛蔵版が出ていたので買いました。

マップス 愛蔵版 1 (Flex Comix)

マップス 愛蔵版 1 (Flex Comix)

マップスはずっと読みたかったのですが、わたしが存在を知った頃にはもう凄い巻数発行されていて、お金のなかった時分ですから、そのまま読まずに来てしまいました。そんななので、愛蔵版の発行は、こりはチャンスなのです。

なんか懐かしい時分のSFマンガな表現とあわさると、長谷川裕一さんの絵がそれほど荒く感じないのだなぁ、とか今更ながらに思ってしまいました。ホント今更。(クロスボーンガンダムは面白かったけれど、他の連載から絵が浮いて感じた。その程度の話)

面白いのですが、1~4巻までが月に一巻ペース、残りの5,6巻は不明とあって、つまり半年以上待たないと最後まで読めないのが、とてもフラストレーション。まずいわ、旧コミックスを買ってしまわないように気をつけないと。