コミケット3日目

行列待ちで読んでいたマンレポに、あの建物が鳥居みたいと書いてありました。なので、ふと目の前を見渡せば、

・・・なるほどっ。


なんか初詣って感じですね。というわけで、コミケット3日目、レポートです。

交通について

3日目が一番早く入れたのにビックリでした。確かに3日目では西-東間連絡通路を、東に行く側を太くスペースを確保したり等、ボトルネックを明らかにしたうえでの最適化がされていて、テスト駆動イベント運営というかリファクタリングというか、アジャイルなイベント運営術を実践するコミケスタッフにはホントに脱帽です。伊達に「待機列まとめてドーン!」のジャンパーを羽織ってません。ありがとう、スタッフの皆様!

同人誌

コミケ3日目は男の子の日。会場が大混雑するまでの最初の20分が大切な3日目ですから、東から。

3日目といえば、あたしの いの一番の定番 UTUMNOさん。夏と冬の間はこんなに短いのに、

おぉ!4ヶ月で6冊+1ですか。落書き本といいつつしっかり漫画を書いているのがにくいです。No.89 までやってきたので、来年の夏コミには3桁番台を拝めそうです。(しかし、よくネタがつきないなー)


グッと来たのが サークル dogorpandaさんの ヒャッコ本。

左の本がエッチ、右の本が非エッチなのですが、右の本の

な百合展開に すっかり参ってしまいました。

左の本はただひたすら節操なくエッチなのですが、読んでて「なんだかネネになったような気分だぁ」と思っていたら、本当にそう言うネタでした。ムムム、やるなぁ。

やる、といえばさらに入れてくれる袋もクォリティが高くって、

な感じ。もう、なんというか、完成度高杉で参りました。ぐぅの音も出ないとはこういうコトね。


創作エッチ系で最近お気に入りのサークルさんが、花苺さん。

なんというか、男の子向け少女漫画?いつもよい恋がいっぱいな同人誌を創ってらっしゃるサークルさんです。今回の3冊の中では「すき、きらい、すき」がわたしは一番好き。それにしても「GRADATION」のチキンカツ好きの友達さんは、チキンカツが好きにも程があります(w なんか凄く良いキャラだー。


最後に わたしがコミケットで一番エロいと思う Ko-wa's Inn さん。今回の新刊は「女子イメージングの最前線」

MRI とか SPM とか 液浸とか。

真面目と不真面目(?)の境界の曖昧さが果てしなくエッチです。多分腐女子の脳内変換と同じような妄想力を、男の子回路にドライブすることで、この天下無双のエッチさが生まれているんじゃないのかな、ってわたしは思っています。

それと、全然関係ないのですが、キムワイプで鼻をかむと肌が荒れ荒れになっちゃうのですよね、なんてことを思い出したり。

発掘ツアー

東のめぼしい混雑サークルさんをあらかた回り終わったのが13時半。この後どうするかな?とちょっと考えてみて、東の残りを責めるではなく西へ移動することに。

というのも、いつもは創作系→雑学系の順番で買っているのですが、そうするとそのジャンルの早く撤退されるサークルさんはいつも買えない(&発掘出来ない)ので、うん、今日は雑学系から廻ってみよう!、、そう思い立ったわけで。

・・・・確かにありました。とんでもないのが。

なんというか、ごらんの有様だよ....orz

確かに常々コミケには何でもあるとは言ってきましたが、なるほど想像力が足りなかったみたい。15年ちかくコミケ通いしていてもこんなんは始めてみましたよ。同人オナホ、そのうちジャンルに成長したりするのでしょうか。はうあう〜、日本の文化って凄いなぁ。エログロナンセンスはアリアリOK なのが、コミケットの精神ですにゃ。(貴賤はないです)


さて、気持ちを切り替えて。今年の注目製品ポメラですが、早速ありましたよ!ポメラ革ケース

サークル jungfrau Leatherさん。実はDS Lite のケースは結構欲しかったのですが、今回も売り切れ。ちょっと残念。

ポメラは持っていないので、革ケースは買わなかったのですが(←ダジャレじゃないよ)、こちらは買ってしまいました。サークル RINKUL さんのペン軸です。

一本一本削りだし。しかもペン先を固定する部分が良くある押し込み式じゃなくって、後ろのボタンでクランプをゆるめる凝った機構付き。こういうの、燃えます!

ただ、確かに良いモノで値段相応なのだけれど、絶対的お財布感覚として4000円は普段は欲しくても出せない金額です。それをさくっと買ってしまうのだから、コミケットではわたし、やっぱりそうとう金銭感覚のねじ飛んでしまって居るのですね。・・・というか、デジタルペン入れ環境に移行しようと、夏にペンタブ買ったばっかりなのに。・・・・どういうつもりだ、わたしは...orz

でもいいんだ、ペン入れ大好きだもん。描くぞーっ!



さて、ここまでモノばかりなので、本をば。8.18 さんの同人誌

彼女が実はGIDだった、という実はエッセイ漫画。初参加のころにお伺いしたのですが、それ以降は創作系を優先してて買い逃してばかりだったので、総集編はうれしいです。それにしても、愛ですよね。


アイアンレッグさんの義足本「いっぽんあしの日々」は、毎度買わせていただいてます。

今回は新型義足の比較の話で、今まで使われていた「インテリジェントニー(空圧+マイコン制御)」と「ハイブリッドニー(油圧とインテリジェント制御の両立)」の比較のお話。そっか、空圧は保持力が弱いから、膝が曲がった状態で体重を掛けると支えられないんですね。(←と、空圧制御のプログラムを書いているわたしが今更感心してどうする)反面油圧だと歩行速度に応じて膝の曲がる速度を調節するなんて、無理だったから、このハイブリッドは画期的なのですね。

こういう話はやっぱり実際に困られている方の話は大変興味深く、たとえばハイブリッドニーで何が出来るようになったかというと

のように、足を交互におろしながら階段を下りることができること・・・なんて、本当に想像の範疇外です。


いつもごひいき、かつ、とっても危険な 直進ヘリコイドさん。今回購入したのは

の2冊。新刊は おっきい方の本「ELEMENTS CONCERTO」で Summaron 35mm F3.5 と E.Zuiko 25mm F2.8 の撮り比べ、小さい方の本「COLOR PALETTE」は去年の冬の新刊でフィルム毎の色の違いの写真集です。

直進ヘリコイドさんの本が大変危険なのは、この本で紹介されている機材を買ってしまうことになるからです。抵抗むなしく SUPER-WIDE HELIAR をお迎えしてしまったのは記憶に新しいです。・・・で、今回はというと

あっぶないなぁ。

創作系の捜索

・・・と、ここまでは調子が良かったのですが、わたくし、ここら辺まで廻ったところでちょっと荷物整理をして、「まだまだ時間あるなー」と思ったところまでは覚えているのです。

ですが、なんだか記憶が飛んで、次の瞬間時計を見たら、15時(閉会1時間前)になっているのですよ!まだ創作系ぜんぜん探索してないのに!!・・・・・・・しまった、

認めたくないものだな。自分自身の加齢ゆえの過ちというモノを....orz って、くずおれている暇はありません。急いで西の創作少女エリア(のあたり)へ。

意外なモノを発見してしまったのが、サークル antiques issue. さんの「I LOVE POLAROID!」

タイトル通り、ポラロイド(SX-70) への愛が非常にあふれる一品です。

が、残念ながら未完成。

この頃のわたしは
このカメラと一緒の日常が

ずっと続くものだとばかり
思っていた

というモノローグで、切れてしまいます。

ポラロイド社は今年、そのフィルムの生産を辞めてしまいましたので、もう使うことが出来ません。だから、ポラロイドとの残された日々を綴る、そういった続きになるのだと思います。あぁ、頭の中を伊倉 一寿さんの Always 〜75年式のキミと〜が流れます。

いつも いつも
いつも キミと走ったね
見慣れた景色も
明日からはボク一人さ

http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/192379/Y052959

う〜〜〜〜っ。完成版、欲しいなぁ。(いくか!?コミトレ...ってコミックトレジャーって大阪じゃん...orz)



創作百合はわたしの大好きなジャンルです。今回も力作揃いだったのですが、中でも抜群におもしろかったのがこちら、サークルリリ舎さんの「シモユリ オンナ湯けむり純情派」

R18 は 下ネタの百合だからであって、エッチのためじゃない、ひたすら下ネタの為のR18。なんというか、百聞は一見にしかず、

こんな感じ。収拾のつかないドタバタさ加減にお腹がよじれて仕方がなかったです。あはは。


と言ったところで舞台は東地区の創作少年へ。まずは 東京猿人改さんの こねこのひみつ

ひみつシリーズは、わたしは神戸のひみつ(大震災の救援ネタ)から買い続けているので、長いつきあい(?)で、クルマのひみつ、石油のひみつ、成人病のひみつ いろいろあったなぁと思うのですが、こねこ はなんというか想定外。というかこの表紙の生き物は猫じゃないと思う...。

あははは。



お次は、サークル FOLON さんのアクセプタブル星宿図。

前回で完結したのですが、本巻はアフターストーリ。ですが、蛇足という感じではなく、

なんかもう、凄く良いのですよね。本編では二人がラブラブになるまでに結構な紙面を割いていて、そのあとお話の完結まで怒濤のごとくだったので、そう、こういう二人のエピソードが、死の瞬間までに築かれた関係の描写がとても心地よい。うれしくなる。

なるほど、「出来事」は前巻でおしまいですが、お話としては、ここでここを振り返ってはじめて完結なのだなぁ、と。そう大好きだったこのシリーズが終わったのだな、と実感しました。

最後に、サークル モホロビチッチ不連続面さんのスク水

エッチじゃないのですが(R18どころかR15にすらならない)、抜群にぶっちぎりにエロいです。

フェチは何者にも勝るというか。

終劇

あぁ、なんだか疲れました。夏コミから5kgダイエットして臨んだのですが(そうすれば、5kg余計に本が持てる・買える)、体力まで落ちてしまったようです。うう、もう歳かなぁ。

そんなわけで、水上バスから 痛車展示会の人並みを見つつ、今年のコミケットとはお別れです。(注:写真真ん中らへんの車は全部痛車です。)

来年は勝つ(?)ぞーっ!