日食メガネが要らなかった

というわけで、有給休暇を取っての日蝕観覧と洒落込んだのですが、天気の方が洒落になってませんでした。どう考えても木漏れ日はムリ・・・というわけで、生田緑地はやめにして、お台場の科学未来館に行って参りました。あそこなら屋内が広いですし(雨のときは大切)、中継もありますしね!

・・・で、行ってみれば、うわ、なんです、このお子様の山は。見渡す限り、人、人、人で、とても入場出来るような状況ではありませんでした。そっか、夏休みですか。うわー、これは家で中継見てた方が良かったかしらん・・と困惑のなか佇んでいると、いきなり歓声が。おぉーーーっ、これは。



雲は決して晴れなかったのですが、流れるウチに薄くなったり厚くなったりしていて、薄いときには天然の太陽メガネのようになって、肉眼でくっきり太陽のほっそりかけた様子が見えるのです。これは見事。

こうして大人数で感動を共有すると、なんかそれだけで、来た甲斐があったなぁと、思ったりしたのでした。

・・・・いやまてよ。


今、時折見える日蝕の太陽はそんなに明るくないから普通のカメラで写真に写る。景色と一緒に写すことが出来ます。・・・で、今わたしが居るのはお台場です。そう、行きのゆりかもめで見た 酷く現実感の無い景色を生み出している アレ(↓) があるところですよ!




・・・というわけで、歩いて15分くらいのところにある ガンダムの元へと GO! したのでした。うひひ。日蝕は生もの、かなり急いでハァハァしながら現場にたどり着くと、あるある、何じゃこりゃなヘンテコオブジェが!

ジオンニホンって凄いのねぇ、と思わずセイラさんモードで呟いてしまうわたし。あぁ、架空の兵器の1/1模型なのに、えらく平和な空気が漂っているのがちょっとビックリ。




残念ながら立ち位置が自由にならなかったり、いろいろ間が悪かったりで、わたしは日蝕ガンダムのツーショットは上手く撮れなかったのですが、この条件です、絶対誰かが撮影に成功しているでしょう。なんだか宇宙世紀万歳です。(ガンダムバンザーーイ、地球連邦軍バンザーーーイ、、、、、、、、、グフッ)


さて、ガンダム。対面しても某スコープドックの時のリアリティや緊張感が全然ないのがちょっと意外でした。何処までも現実感が無いのは、鉄と樹脂の重みの違いか、それとも公園とむき出しのコンクリに囲まれた空間の対比物のなさの違いか、はたまた単純にサイズが大きすぎて振り切れたか。凄く格好良く凄く興奮するのですが、スコープドックの時の「画面からコチラへ抜け出してきた」というより、「わたしがアチラに行ってしまった」という感覚が面白いです。そう、スコープドックの時にはこれで殺されうるという感覚を得た(例えば、今コレが倒れてきたら・・がリアルに想像できる)のに、ガンダムはそう言うのが全く頭をよぎらない。感覚としてはドラえもんのび太がスモールライトで小さくなってプラモのジオラマ写真を撮るエピソード、あれにわたしも紛れ込んだような感じでした。

もの凄く大きいような、

案外それほどでもないような。



というわけで、日蝕を見に行ったのかガンダムを見に行ったのか判らない休日になってしまったとさ。おしまい。

PS

会場では売り切れだったのですが、辛抱たまらんというわけで、帰りに寄り道してこのプラモを買いました。

HG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.G30th (機動戦士ガンダム)

HG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.G30th (機動戦士ガンダム)

今組んでいる真っ最中ですが、これは凄くできが良いですね。商品写真を見たときはイマイチと思っていたのですが、実際の製品を目の当たりにするとこれはかなり魅力的です(写真写りが悪いのかな)。また、テムジンとは別の意味でガレージキットのようで、特に頭を組んでたとき、モナカじゃない肉厚のパーツを組み立ててると、なんだか「こういう構成懐かしいな」とか思ってしまいました。

そしてなにより、1/1の実物がある、ガンダムの初の実物縮尺模型であるというのが萌えますよ!最近のガンプラはスケール相応のムリのないデザインに落とし込んでいるのが普通になりましたが、本キットでは肘関節など、実物のあり縮小模型がある故の「アンバランスな懲り様」「ムチャしやがって感」にムフフとなってしまいました。


ガンダム見に行ったらコレは絶対買いですよ!