VQ1015 R2 を買っちゃいました

最近 LOMO LC-A ばかりを使っているわたしです。だって楽しんだもん、というわけで、いつでもカバンのなかには LC-A が入っています。これでシャッターチャンスは逃しませんよ!

・・・といいつつも、カバンからカメラを出す間にシャッターチャンス(猫とか、猫とか、猫とか)って逃げていくのですよね。そんなわけでポケットに入るトイデジも欲しいな、とおもっていました。

さて、そんなトイデジといえば VistaQuestVQ1005 / 1015 か、SQ28mが選択肢ですが、 VQ1015 Entry はすでに持っているので、ここは SQ28m かなぁ、でも黄色に転んだ色味は好みじゃないんのよね・・とか悩んでいるうちに、きむら(K)さんが SQ28m を買われたようで。

ならば人柱er としては 新型VQ に行っておくか!・・・と思って VQ1015 R2 に決めたのですが、本当に初期不良でリコールされてしまい、ようやく今頃の入手と相成りました。いあ、先行販売を買い逃したので人柱にはならなかったのですけれど。(普段の行いのおかげかしら)

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パッケージはブリスターパックからかわいいビニールのミニバック型に。

客層に最適化していますにゃー。

で、あたらしい VQ1015 ですが、

白い方が新しいR2、ビビッドなピンクなのが Entry ですが、全然見分けつきません。R2は純粋に単なる地道な改良型なんです。

いろいろ改良されているけれど、何気にわたしが一番うれしいのが、待機中に電池を消費しなくなったことですね。

VQ1005/1015 は SDメモリカードだけでなく、内蔵揮発メモリにも写真を記録できるのですが、その関係上、待機中も電池を消費します。しかしその消費っぷりが半端なくって、持っているだけであっという間に電池切れ。肝心なときに写真がとれない体たらくでした。

で、この R2 は内蔵メモリのデータ保持機能をなくす代わりに待機中に電池を消費しなくなりました。

実は VQ1015 Entryも途中からそのような改良が入ったそうですが、さすがにそれだけで買い直す勢いもなく、まさにこの R2 は渡りに船でした。

と、個人的にはバッテリの持ちが嬉しいポイントだったのですが、一般的に嬉しい R2 の特徴は、写真に関わる肝心要のグレードアップです。レンズをガラス+プラスチックの複合タイプにし、撮像素子の大型化したなど、抜本的にごっそり差し替え。これはすごい。

なのでレンズの部分をよぉくみると

VQ1015 R2


VQ1015 Entry

ほら、全然違います。Entry の 「トンネル効果」を生み出すためのケラレ板が涙を誘います。R2の「トンネル効果」は純粋に周辺光量落ちなので、トイカメ的ステータスとしては、R2に軍配があがるのです!(改めてすごい価値観の世界ですね)


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そんなトイカメ的写らない合戦は別にして、R2 はなかなか結構嬉しい写りをしてくれます。

なんとなく、ヱヴァな気分で鉄塔なぞを。


周辺光量落ちもこんな感じでよく落ちます。トイカメを手にすると青空バックの標識ばかりをとってしまいますよ、ママン。


そして猫!猫ですよ!! 毛並みがつぶれずに綺麗に写ってたり、多少なりにも背景ボケが表現できたりで、よく写るようになったなぁ、と感心です。


でもこんな感じで色が飽和したような不思議な写りもするのだから、よく写るようになったとはいえ、マトモに写るとはいいがたいです(褒め言葉)。


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他にも、あらたにマニュアルシャッター速度の選択(1/237secと 1/5sec の2択)が出来るようになりましたが・・・・これは生かせないかなぁ。

感度がよく分からないので何ともですが、5段〜6段あいているので、それぞれ晴天野外と日中室内 くらいかなぁ。ラチュードが狭いので写りはかなりの運まかせですが、運まかせを楽しむのならば「オート」の方が楽しいかなぁ、とか思います。当分はチャレンジしてみますが、うーん、今のところはあまり楽しくならなさそうな印象です。

別のファームウェアに差し替えると、シャッター速度変更機能の代わりに、ビビッド・セピア・モノクローム が選択できるようになるのですが、こっちのほうが楽しそうです。しばらくしたら差し替えてみようっと。


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そんなこんなで、わたし、かなりのご満悦です。

VQ1015 は 全然ファインダは当てにならないし、とった画像はその場で見れないし、レスポンスが鈍すぎて、シャッターもいつ切れたのか分からない。そんな撮影時にはなんにも分からないデジカメなのですが、ポッケにコロコロ転がしといて、あはっ!と思ったら、ノーファインダで被写体にかざしながら適当に撮って、家に帰ってその画像を楽しむ・・と言うのはやっぱり楽しい。

Entry の ノスタルジックであったかな写りも楽しかったけれど、R2 の時々ハッとする写真が撮れちゃう楽しさも嬉しいもので、撮れる写真が違ければ、ボディはそっくりでもカメラって別物よね、と実感です。

・・・って、Entry の後期型も買っちゃいそうな勢いですね。あぶないあぶない。