つれづれ
その225
iPadを買うか、ThinkPad X100e を買うか。うーん。
Pad VS Pad なんて、だじゃれみたいなんですけれど、真剣に悩んでいます。
わたしはこたつでゴロゴロ本を読むのが大好きですが、同様にネットブックを持ち込んで Web を眺めたりもしています。けれどネットブックは寝っ転がりながら使うにはイマイチなのよ。そう言う用途に iPad は凄く良さそう。
一方で、わたしは自分の部屋じゃないところでプログラムを組むのも大好きで、昔の愛機だった ThinkPad s30 は、そんなようとにドンピシャでした。ThinkPad X100e は同じ体験を、きっとわたしに与えてくれるでしょう。
一番よいのが iPad でiPad用のプログラムを自由にプログラミングが出来ることですが、それは望めなさそうです。ざんねん。
その227
児童は学籍は戸籍通り男児のままだが、男女別に整列する際や体育の授業などでは女児のグループに入っている。「からかわれることもあるけれど、スカートをはいて学校に行けるのがうれしい。女の子の友だちもたくさんできた」と話す。
http://mainichi.jp/select/science/news/20100212k0000m040101000c.html
最初に「凄い話だ」と思いました。わたしだったら心が折れてしまう。凄い。
少し考えて、その子を「強い」と仮定しても「弱い」と仮定しても、「GIDがあまりの苦痛である」という結論になるのに気がついて、ぐぬっ、となってしまいました。
その228
今頃言及に気がついたのですが、
みねこあ:憂鬱本を買ってみました
委譲と継承: カタコト備忘録
ではじめて知った 実装継承 という言葉が非常にしっくりきたわけです。
は、すごくうれしい。てれてれ。
そして、
オブジェクト指向プログラミングの入門レベルではあまり教えられないのは問題。
実装継承・型(インターフェース)継承
って言葉はもっと流行るべき。
は同意なのですけれど、そういえばメイヤー先生のあの本は「オブジェクト指向入門」だったなぁ、とか斜め上のことを思ったり。(蛇足:「入門」と銘打っているけれどあれは入門書ではないですよね)
その229
ついに、twitter に minekoa さんがあらわれた!・・といってもわたしじゃないです。
twitter を始めるつもりはないので、同名の他の方が使われるのは全然構わないと思っていたのですが、twitter検索でこのblogへの言及を捜すのが面倒になったことに今更ながら気がつきました。
・・・しまった、キープしておけばよかったです。
その230
うわっ、かわいすぎてズルいです。
わたしは今、産業用ロボットを操るプログラムを書いてたりするのですが、踊らせたくなっちゃったじゃないですか〜。結構すぐ出来そうなのがまた困ります。
(でも、作ったとしても、ロボット自体が企業秘密だからビデオに取ったり出来ないの・・ぐぬぬ)
その231
Visual Source Safeを使用するのは狂気の沙汰 - 神様なんて信じない僕らのために
VSS は本当によく壊れるので、そこがねらい目だというか。
フリーソフト(←マネージャ用語)は信用成らん・・みたいな話ですとか、いろいろあって、上の意向で VSS の使用を強制される現場は意外にあると思います。
本当の意味でプログラマを困らせるのが、VSS のロックモデルなのだけれど、それは 「VSSを使え!」なんて言うマネージャ層には、いまいち通じなかったりしすることも多いです。
そう言う現場では、自分の PC にコッソリ Subversion のレポジトリを作っておいて、毎日 VSS の更新を取り込んでいきます。で、長くて 3ヶ月も待てば VSS がぶっ壊れるので、そこで颯爽と「わたしがバックアップ取っておきました!え?・・だってVSS ってよく壊れるって有名ですので。あ、こっちの わたしがバックアップに使っていた SVN ってのは壊れなくて良いですよ?ちょっと使い方が違うのが難点ですけれど、せっかくですので、移行しちゃいましょう、ね、ね」と悪魔のささやき。
VSSの脆さを口実に Subversion を導入しちゃえばコッチのモノ。ロックモデルとはおさらばよ!(実話)
――そんなわけで、VSS が壊れやすいのは もしかしたら Microsoft の良心なのかもしれません。(;-p
その232
先週末は映画三昧。金曜日にレイトショーでハルヒを、土曜日に Fate と なのは(2回目) を見て参りました。パンフやポップコーン、食事代で1万円札が飛びました。しくしく。
ハルヒは、とても面白かったです。近日中に2回目を見に行きたいですね。あ、それと、勢いで笹の葉DVD 買っちゃいました。今更 DVD? ・・ともおもったのですが、Amazon で 1,600円なら悔いは無しです(・・・と思ったら今週になったら900円台に。しまった)
Fate は、なんというか、前半の展開が早すぎ(というかムチャしすぎ)で、悪い意味で「アニメの映画化だなぁ」と思ってしまう。なんか士郎くんが数分置きに大けがしていくのだけれど、そんなの関係ねぇっ!とばかり、元気に動き回っている様子は、もう超人にしか見えません(^^;(・・割には時々痛そうにするのがワザトラシイw)
でも、そうやって稼いだ時間をつかってみっちり作られた後半は、非常に見応えがあって、素晴らしかった。終わりよければ全てよし!、な感じです。観て良かった。
贅沢を言うと、もし3時間くらいの尺をかけられるのなら、文句なしに仕上がっていたと思います。
なのは は、なんというか、クセになりますね。前回はなんだかドキドキして集中できなかったのですが、今回は慣れてきたのでようやく内容を落ち着いて見れました。
なのは は、Fate のような展開のムチャさがないのが素敵というか、上手いというか。詰め込みすぎ感もムチャも感じない普通のし上がりって、凄いことかも。反面盛り上がりに欠ける(TVだとどうしても山場が何カ所もあるので、一気にみちゃうと全体的に平坦な印象を感じてしまう)のは、しかたがないと思います。
そんな偉そうなこと言っちゃう一方で、またみたいな、と思っていて。この常習性の前に、きっとわたし、 Blu-ray を買っちゃうんだろうな、と思います。
この出来映えなら、是非StrickerS までやってほしいですね(StrikerSはとても映画映えしそうです)。
その234
若手電話問題。
わたしの頭が古いのだけれど、電話に出るのは良いと思うのですよね。お客と話すのは緊張するし、緊張すると失敗するし。新人なんて結局取り次ぎしかしないわけだから、慣れを得るというだけの効果しかないけれど、まぁ、その効果があるのなら許容範囲かな、と思わなくもない。これは「新人」に仕事の割り込みがあっても、そのロスが会社にとって全然大したことない「役立たず」であるという前提のもとなのだけれど。
ぶっちゃけてしまいますと、ここら辺の印象が良い受け答えが出来るようになると、転職の面接の成功率がグンと上がる現実がこの国にはあって、理不尽と思いつつも乗っかっちゃうのが結局賢いという、あれです、体育会系的処世術。
その235
これは面白いです。
品質の問題なのだろうか? - サンフランシスコ出羽守手記(masayangの日記
運転者の感覚を押さえ込もうとすると、多くの運転者はそれに従うものなんだな。「操作系からのフィードバックはなし」「ゆっくりは良いこと」という思想で作られたプリウスは、運転者と車との接点を切り離した「オン・オフ」の選択肢しか提供しない代物になってしまった。運転者は止まれ・走れ・曲がれ、を指示する。残りは車が全部やってくれる。でも、何か変なことが生じた場合、運転者が取れる反応は限られたものになってしまう。選択肢が減るということは、選択する機会が減る、ということだ。選択する機会が減る、ということは、車の中で何が起きているかを学ぶ機会が減る、ということだ。結果として、運転者達は簡単な問題に対しても呆然として対処できなくなってしまう。
品質の問題なのだろうか? - サンフランシスコ出羽守手記(masayangの日記
わたしはカメラ好きなので、何でもカメラの話にしちゃうけれど。
トイカメラが魅力的なのは、それが原始的で失敗しやすくって、だから多くのフィードバックをユーザーに与えてくれる点に尽きると思う。
カメラは進化した結果、本当に失敗しなくなった。だから原始的で失敗しやすいカメラは、今の世では「欠陥品」と呼ばれてしまう。これを「おもちゃ」と呼び変えることで再び商品として成立するようにしてしまったのが、「トイカメラ」の本質ではないかと 最近わたしは思ってる。(ただし、副作用としてカメラの価格を大きく抑えねばらなら無くなった)
デジカメは本質的にフィルムカメラに「原始的」という点で適わない。でもフィルムカメラは本質的に「失敗しにくい」という点でデジカメに適わない。願わくば、二つの製品が並び立つ時代が少しでも長引いてくれればよいのだけれど。
そうして車も、きっと内燃機関をつかっているようなのは今のフィルムカメラのような位置づけに落ちていくのではないかと、車を全然しらないわたしが言ってみるテスト。
その236
iPad と自由の話は多分「エロゲが出せない」の一言で片が付きます。・・・たぶん。
プログラムとドキュメントの境界は何故だけみんなハッキリと線を引く。でドキュメントが制限されると「自由でない」と強く感じるのだけれど、「プログラム」が制限されても「大したことない」「書き手は特殊な人間だ」ですまされてしまう傾向があって、つねづねナンセンスに思っています。
たとえば、もし kindle が 官能小説を閉め出したら、どのように世間に糾弾されるであろうか、と言う点を考えると、ちょっと面白いことだと思います。またはアダルトビデオの再生できないDVDプレイヤが売れるだろうか、とか。
その点ゲームはこの二つの中間の感覚を良く「普通の人」に伝えてくれる。誰もが「ゲームはプログラムである」と「ゲームは作品である」の両方を否定しない良い例だと思います。
で、iPad は多分エロゲを自由に出せません。出せたとしても触手はだめだとか、貧乳はダメだとかそういうくだらないことになると思う。触れて、どこでも持ち運べて、広い画面を持つ iPad はあんなにエロゲ向きなのに。
なんて不自由なんでしょう。
その237
とか言いつつ、貧乳と触手はゲームに限らずダメみたい。
http://wiredvision.jp/news/201002/2010021523.html
そして、魔訶不思議 先生は非常に危ないと(7冊中の4冊が...)。同人誌まである我が家はどうなっちゃうのかしらん。
「どうしてわたしがこんな目に」
その238
蛇足なのですが、GateKeeper たる Apple が 邪悪だから、自由が担保されないという話ではないです。
焚書といえば...な「華氏451」では、焚書はイビルな支配者の意志によるものではなく、国民自身の意志によるものでした。「この表現は○○な人が不快に思うから自粛」みたいな。誰もが不快にならないように気配りすることは、結局もっとも邪悪な行動となる。
これはSFなんかじゃなくって、だって今も「有害図書」という恐ろしい言葉を平気で言うじゃないですか。もっと言うなら、そういう「有害な」ものを好む人を 差別するじゃないですか。病気だとか、人間じゃないだとか、そう言う勢いで。
* * *
Apple は 独裁者ではなければ、ユーザーの声に耳を傾ける存在なので、だからこそ邪悪な行動をとることは回避できない。つまり GateKeeperを置くこと自体が、自由にとって大変危険だということが言いたかったり。
その239
PGRelief ですけれど、C++に限れば、あれはやはり使えないツールという位置づけで良いと思いました。
string の == 比較ですとか、cout << の 左シフトですとか、こういうのも「誤り」として検出してしまうのは酷い。標準ライブラリをごく当たり前の使い方をしているのに、怒られる・・には、これ以上馬鹿馬鹿しい false positive はそうそう無いと思います。
そして、結局 この誤検出を抑止する方法は、無視コメントをソースコードに記述するしか無いとのこと。だとすると、better C じゃない使い方をする C++ では 使えたモンじゃない、というのがわたしの結論です。
誤解しないでほしいのは、単にツールの使い先を間違っているというだけの話だということ。C だったり、組み込み開発でよくある STLやテンプレートを使わないような C++ ではアリなツールなのかな、と思います。
むしろ厄介なのは、このツールを使えというのは発注元の指定だということ。そちらへの説得は、hello world さえ誤検出する・・みたいなプレゼンをしようかと思っているのですけれども、うまく行かないでしょうね。そう言った意味で、まさしくカーゴ・カルトなのだな、と思います。
その240
カーゴカルトといえば、なお話。
彼らは,コードから goto 文を全て消し去れば,構造化プログラミングの神秘を携えたダイクストラが降り立つに違いないと信じているのかもしれない。
radiumsoftware.com
このカルトには本当に良く出会いました。師匠が教えてくれた「構造化プログラミング」は、ダイクストラ先生の「構造化プログラミング論」そのものだったのですが、世に出れば「構造化プログラミングとは goto 文 を使わずに 三大制御構造でフローを書くプログラミングスタイル」という人が、どれだけ多かったか。
なぜ、goto文をつかわないか。それはプログラムの構造化を阻害するから。なぜプログラムを構造化するか、それは構造によりコードを抽象化することでコードの見た目の規模を減らし、ただ大規模というだけで理解が出来なくなってしまう人間の脳の脆弱性をを回避し、コードの可読性を良くする(ことにより品質を向上させるため)ため。
ただ goto だけを取り去ったプログラムには、カーゴは降り立ちません。
その242
http://wiredvision.jp/blog/wiredscience/201002/20100216094338.html
当時の研究者たちは、一部の専門化した細胞が、このプロセスを制御していると考えていた。しかしその20年後、著名な数学者アラン・チューリングによる、単純な法則が複雑な構造を生み出すことについての研究に着想を得た研究者たちが、粘菌の複雑な集合体は、一部の細胞が中心となって制御しているのではなく、個々の細胞どうしの相互作用による結びつきからなっていることを明らかにした。
http://wiredvision.jp/blog/wiredscience/201002/20100216094338.html
まるでオブジェクト指向、と思ってしまいました。アランとか(←ぉ
その243
優秀な技術者が「無能化」していく悲劇 日本半導体が陥った「組織のジレンマ」とは(6/6) | JBpress(日本ビジネスプレス)
技術職でレベルを上げていくとなぜか管理職にジョブチェンジするという。魔弾使いがLVUPすると戦士になったりするようなマァム。
その244
eイング黒板
電子ペーパー黒板 Boogie Board レビュー @ MobileHackerz - Engadget 日本版
これ凄く欲しいのです。ていうか、買います。
昔モバイルホワイトボード成るモノを作ったのですが、これを完全に代替できます。
モバイルホワイトボードを作ってみました。 - みねこあ
欲を言えば、書いた内容が保存されれば嬉しいです。裏紙を挟んだボードが要らなくなります。
追記
これ、部分的に消せないんですかぁ...。それはちょっとイタイかも。でも、ほしい。
その245
漫画を読めば漫画が書きたくなるように、ゲームをすればゲームを作りたくなるのでしょう。
プログラミングのハードルは、本格的にまんがを書くハードルとあんまり変わらないように思えます。けれど、子供たちが、ノートやそこら辺の紙にキャラクターを落書きするのと同じような手軽さで、ゲームを落書きする・・ということはありません。
身近にコンピュータがこれだけあふれているのに、ゲームだけがコウなっちゃうこと、それが問題だと考えるか否かだと思います。(→ダイナブック≠iPad問題)
その246
VQ1015 R2 が発売になりました。
VQ1015 R2:プロキッチン
わたしは VQ1015 Entry 持ちですが、このカメラは大変面白いです。
大きめの消しゴムくらいのサイズなので、いつでもポケットにいれておけますし、どういう風に写っているかが返ってからのお楽しみなのも、たのしいです。
・・ですがあまりに電池切れがはやくって、・・というか電源OFFでもどんどん電池が減っていくので、せっかくいつでも持って行けるのに、取ろうとおもってポケットから出してみれば電池切れ・・というのがあまりにも多すぎました。で、結局今は使っていません。
これは内蔵の揮発メモリに写真を保存する機能の為みたいで、後期型からはこの機能を取るかわりに電池が持つようになりました。・・うう、買い換えたい!・・でもね。みたいな気分。
で、今回 の R2 の発売です。
R2 ではCMOS サイズが従来機より 30% 大型化し、併せて光学系が変更になりました。Web上のサンプルを見る限り、LC-A くらいの「変」さ加減。かなり「普通」に写る印象です。(たとえば、「トンネル効果」もケラレではなく周辺減光によるものっぽい。)
それとマニュアル露出をサポートしました。・・といってもこの小さな光学系では絞りは悪手(回折で画質が落ちちゃう)なので、シャッター速度側。3段階に切り替え可能とのことです。絞りはないし、感度も固定なので本当にマニュアル露出です。
んー、これは欲しい!買おう!・・と思っていたのですが、うっかり先行発売受付期間を過ぎてしまい(2/14〜2/17でした)、ショボーンなのです。