僕たちの終末

涼宮ハルヒの消失を見に行ったのですが、ちょっと上映時間まで間が開いてしまったので時間つぶしにかったのがコレ。

僕たちの終末 (ハルキ文庫)

僕たちの終末 (ハルキ文庫)

だって、これから観るものを考えれば、気分はハードSFだったのです。

内容としては、地球がおしまいになる前に 恒星間宇宙船をつくって脱出しよう・・というありきたりなネタなのですが、そこは「神様のパズル」の機本さん、ぜんぜんありきたりじゃない仕上がりになっています。

本編の大部分がその宇宙船をどうやって造るかというお話。

  • 第1部 発注
    1. コンペ
    2. 外注
    3. 設計
    4. プレゼン

ですよ!技術的、政治的、経済的、社会的にも問題ありまくりで、そこら辺の現実的な彫りこみがとってもとっても面白い!

・・・に加えて、機本さんですから、もっと哲学的な、ううん、人間的な背骨が物語の頭からお尻にめがけて走っているのです。第二部は、

  • 第2部 納品
    1. 研修
    2. クレーム
    3. リコール

というタイトルがついているのですが、直截な1部と違って、そのタイトル付けが、深い。。。
これは、おもしろい!

ハルヒも超面白かったですし、なんだかとっても幸せな一日でした。