GNU Smalltalk 3.2.3 インストールメモ (ubuntu 10.04)

gst Smalltalk

GST 3.2 をずっと使ってたのですが、ちょっとした不具合(?) が治るかな? と期待をかけてアップグレード。

元の環境 (GST 3.2)

基本はGNU Smalltalk インストールメモ (pubuntu 9.04) - みねこあ 的な感じで 3.2 がインストールしてありますた。この記事との差分としては

  • gawk は最初から入っていた
  • tcl は 3.5 を使用
  • tclのパスをconfigure にわたさなくても何だかうまく言っちゃった
  • Curses が使いたかったので、sudo apt-get install libncurses5-dev　もしてある。

な感じ

GST 3.2 のアンインストール

GNU Smalltalk は行儀が良いので、3.2 の makefileから

$ sudo make uninstall

でアンインストール完了

GST3.2.3 のインストール

既に 3.2 のビルドが出来る環境になってるので、前回どおりGST 3.2.3 の tarballを持ってきて

$ ./configure
$ make
$ make check
$ make install

でサクッと通るかな、と思ったのですが、./configure までは問題なかったものの、make で makeinfoが無いと怒られました。

/home/hoge/work/smalltalk-3.2.3/build-aux/missing: line 52: makeinfo: コマンドが見つかりません

sudo apt-get install texinfo で入れて再度トライ。そしたら今度は sigsegv.h が見つからないという。

In file included from gstpub.c:57:
gstpriv.h:110:21: error: sigsegv.h: No such file or directory

なので今度は sudo apt-get install libsigsegv-dev してからもう一度トライ。こんどは万事OK!で、インストール。

$ sudo make install
$ gst -v
GNU Smalltalk version 3.2.3
Copyright 2009 Free Software Foundation, Inc.
Written by Steve Byrne (sbb@gnu.org) and Paolo Bonzini (bonzini@gnu.org)

GNU Smalltalk comes with NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
You may redistribute copies of GNU Smalltalk under the terms of the
GNU General Public License.  For more information, see the file named
COPYING.

Using default kernel path: /usr/local/share/smalltalk/kernel
Using default image path: /usr/local/var/lib/smalltalk

よかった、できて。

さて、3.2.3。VisualGST がちょっと変わっていて、まだ全然いじってないのですが、例えば extend: で追加されたメソッドにパズルピースのアイコンがついたりとか、地道な改良がずいぶん使いやすくなってそうな予感。

画面下の Workspace / Transcript タブが 任意になったのが 狭くて横長なネットブックの画面ではそれだけでもけっこう嬉しい。コンマコンマ3のヴァージョン違いを侮るなかれでした。


* * *

で、件の不具合(?)の件だけど、バージョンアップしてもダメでした...orz