HOLGAをもって、ガンダムを撮りに!

明日でおしまい、ということで。

前回の初Holga から2年。再びお台場に再びガンダムがやってくる・・ということで、今回も Holga で撮ってきました。




Holgaというカメラと1/1ガンダムは、なんともわたしの 厨二魂を刺激するものでして、なんだか痛い扉絵をこさえてしまいました(^^;

ぶっちゃけ、前回は長期間たっていたので、良い塩梅の天気を狙ったりですとか、前回の失敗を生かして再チャレンジしてみたりですとか出来たのですが、今回は1週間ちょいの期間限定。うまいことピーカンだったので、Holga を持ち出せてよかったです。

書くこともあんまりないので、撮れた写真を適当にば。









例によって、ブローニをスキャンできる環境を持っていないので、ライトボックスに置いたフィルムをデジカメで撮って電子化してます。かなりのクォリティダウンですが、まぁ、元が元ですので(^^;


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ガンダム自体については、前々回のエントリーで語ってしまっているので、今回は Holgaについて。

Holga 120 は、F11くらいの固定絞りと 1/100秒くらいの固定シャッターを備えた中判カメラです。ということなので、ISO100 のフィルムで ピーカンの日向を撮るか、ISO400のフィルムを入れて(比較的明るい)曇り or 晴れの日の日陰 を撮るか・・みたいなお天気依存のカメラです。逆に今回くらいきれいに晴れていれば、露出を全く気にしないでバシバシとれるのでお気楽です。

中判のポジは、上がってきたフィルムがとてもきれいで、わたしは大好きです。・・・が、Holga 以外の中判カメラを持っていないので、いつかは欲しいな、と思っています。new マミヤ6 とかを狙っているのですが、いくらフィルムカメラが暴落状態とはいえ、まだまだお高いので、躊躇しています。そんななので、中判をお手軽に楽しめる Holga 120 はなにげにお奨めだと思います。

Holga 120 は、ガラスレンズの 120GN (など)と、プラスチックレンズの120N (など)があります。やわらかい描写のプラスチックレンズに比べ、ガラスレンズはシャキッと写るのですがそれは中心だけ。画面周囲は派手に流れてぼやけるやらゆがむやら。 そこらへんが逆に「ミニチュア効果」が出て面白いところです。1/1ガンダムHolga で撮りたがるのはそこらへん。

今回撮影したのは120フィルム二本分。扉絵のですべてになります。Holga はフィルム巻き上げとシャッターチャージが連動していないので、巻き上げわすれてシャッターを切ってしまったり、逆にシャッターを切り忘れてフィルムを巻き上げてしまったり。今回も一枚だけシャッターを切らずにフィルムを巻き上げてしまったこまがあります。・・いやー、すっごくあつくって、意識が半ば朦朧としていたので、「あれ?さっきシャッターきったっけ??」みたいになってしまったのですよ。

で、扉絵はそこのマヌケさを補おうと、絵をかいてみたりしているうちに厨二っぽくなってしまったという次第です。


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前回のガンダムHolgaから二年ですが、フィルムはますます厳しくなりましたね。わたしの愛用のフィルム エリートクローム200 と E200 は共に生産終了してしまい、買い込んだストックで最後になります。ポートラ400VC もなくなっちゃったし、諸君らの愛したフィルムは真だ!なぜだっ!!・・・と問いただしたい気分でいっぱいです。しくしく。

フィルムの良さ・・といわれても、そこに優位性があるならば、結局デジカメに取り込まれてお株を奪われていきます。高感度とかトイフォトとか。高感度はもう断然デジタルですし、トイフォトで遊ぶなら絶対 アートフィルターのほうが遊びがいがあるもん。

だから、ポジフィルムのフィルム自体を鑑賞する楽しさですとか、写真としてのプリミティブさとか くらいしか、わたしには今は思いつかなくって、そういうことなら Holga がわかりやすく楽しいと思います。

明日は天気が悪そうですし、残念ながらお台場ガンダムには間に合わないですが、もし興味を持たれましたら、諭吉さん一枚で楽しめます、良く晴れた日に Holga と 120フィルムをお買い上げして、12枚の写真を撮りにお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?


――フィルムが世の中から消えてしまう前に..orz