いろいろ

散財しすぎて辛いです。

Nexus7 とか Olympus のボディキャップレンズとか、Kindle paperWhite とかとか。どれも発表日に即注文とか、どれだけ財布のひもが緩いのかと少々へこみ中です。

(加えて Nexus7 は 32G判の話が出たときの、自分の情弱さ下限に orz となりまする)


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Kindleでいろいろ本を買ってしまってそれも痛い。エンジェル伝説を全巻買っちゃうとか JOJO 買っちゃうとか(ジョセフ編だけですが/ジョセフ大好き)、すごい出費。

個人的に Kindle の漫画についての感想ですが、スキャンが玉石混淆で。少女漫画はイマイチのものが多くって、BANANA FISH とか のだめ とかの電子化置き換え計画は断念しました。

BL は大変画質がよろしくって、これは本棚から一掃してすべて電子版にしてしまっても良いと思います。

ちょっと残念なのが、全コミックス制覇という荒技を事項中の 百合姫コミックス でして、ゆるゆり しかリリースされてないっぽい。マイナーな作家のこそ出して欲しいです。

あと、ひみつの階段! あれはリプレース用途では無くって、いつでも何処でも読みたいですので、電子化してください。お願いします。


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電子ブックについて寂しくおもうのは、カバー裏漫画とか、折り返し漫画とか、そういうの文化が無くなってしまうこと。電子版の咲 を買うのを躊躇してしまうのは、その強気のお値段ともありますが、なによりタコスの冒険が無くなってしまっているのでは?という恐れもあって。

そう考えてみれば、漫画を買うとき、ペーパーや特典を気にして、メロン、ジュンク堂紀伊國屋とらのあなアニメイト と梯子してしまうわたしですから、なんか、新刊は紙で買いつつ、本棚整理のタイミングで電子版も買う・・・という流れになりそう。――やばい、界王拳2倍です。

もうひとつは、家族での本の共有について。妹とよくけんかになった「私のほん勝手に持ってかないで!」的コミニュケーションとか、「家族がトイレに放置した本が意外に面白くって嵌まった」的交流がなくなってしまうのは、本としてどうなんだろうとか思ってしまいます。

特にわたしは 母、私、妹と 全員が重度の活字中毒者なので、そういう一家の誕生にこのさき暗い影を落とすのでは?と思ってしまいます。

10年後くらいにどうなっているかが楽しみです。


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Nexus7 のもっぱらの使い道は、通勤時間でのお絵かきです(おかしいな、買う前はAndroidでプログラム作りたーい、と思ってたハズなのに...)。おもむろに鞄からNexus7 とスタイラス(ブランドに弱いので BAMBOOスタイラスを買ってしまいました..^^;) を取り出して、電車の中で落書きをしています。

電車の中でプログラムを作っちゃうような私ですが、実はコード書くより絵を描くほうが好きだったりします(でもコードのほうが絵よりも何十倍も上手い...orz)。だから、電車の中でコードを書いているならば、当然絵も描いたりしたいのですが、それがなかなか難しくって。

今までも、ちいさなスケッチ用メモ帳と鉛筆は持ってたのですが、車内だと消しゴムは使えないし、地味に描きにくいし、なんか周囲から浮いてしまうしで、あんまり活躍してませんでした。で、ならばデジタル化だ!、と ThinkPad X40タブレットなぞを買ってみたのですが、やってみたら、意外にでかい、バリ目立つ、超恥ずかしい! の三拍子で、こちらも定着しませんでした。

しかし、この片手でホールドできる7インチのサイズと、タブレットを弄ることが珍しくはないこのご時世の組み合わせはいいですね。捲土重来、まさにガイア時代がわたしに電車で絵を描けと囁いています。

難点は感圧式タッチパッドじゃないこと。筆圧が全然反映されないのと、正確なポイントにペンを置くのがとっても難しいですが、それもホワイトボードに落書きしてると思えば、ちょうど良い塩梅で、それはそれで良いかな?・・って思ってます。


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iPad mini は買ってないですのですが、周辺でみんな買っていて、アップル凄いな―って実感します。個人的にはちょっと横幅が広すぎるのがネックかな?わたしの手だとグワッと手を開いて持つのがかなり辛いです。(Nexus7だとちょうどいい)持っているときに、うっかり手を何かにぶつけると落としてしまいそうな感じ。

でもここら辺はよいカバーを探せば解決すると思うので、そうそう致命的じゃないかもです。ダライアスバーストを楽しむ為にちょっと欲しかったりします。


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アニメスタイル2号で 009 Re:Cyborg の神山監督インタビューがのっていて、それにかなり衝撃を覚えました。

もともと押井守さんが監督をする予定だったそうなのですが・・・的な話がセキララに語られていて、もう、なんというか凄すぎます。

神山: ええ、今回は「提示された脚本で撮りたくない!」という感情だけで、脊髄反射で全部ひっくり返した。味方をしてくれる高橋さんに対してさえ、「そもそも『009』の企画を自分に持ってきたことが間違いである!」と一括し始めたわけです(笑)。で、今更009が普通に出てくる話をやっても意味が無い!と言い放った上で、自分のアイデアを淡々と述べ始めた。ギルモア博士は死んでいて、イワンは犬に脳を移植している。他のメンバーもみんな死んでいて、フランソワーズは58歳だと。――確か、そのときは55歳ではなく58歳だといっていましたね。それで、まあ、ジョーとジェットの関係は面白いから使ってやるよ、と。で、フランソワーズは犬を連れて世界中を旅していて、その先で得た証拠を、ジョーの家の留守電に吹き込む。で、高校生のジョーがその留守電を聞くんだよ!――と。
そこまで聞いて、当然のごとく、制作委員会の皆さんが静まりかえったわけですね。(苦笑)

小黒: それはそうでしょうねえ。

はさすが押井監督、ぱない!・・と思えるのですが、ここらへん

制作フロー一つとってみても、明らかに破綻しているわけです。セルアニメのときは、アニメーターたちが押井さんの要求をその都度消化してくれていたから、それなりに成果が出たけど、3Dアニメーションはそうはいかない。そもそも実写と同じで、脚本に出てこないものはモデリングすらしていないんだから、撮りようがないわけです。「そんなことは俺が一番判っている」と押井さんは力説していたけれど、ジョーとフランソワーズのモデリングすら満足に作り切れていない、背景は快適なモデリングしか作れないと言っている3Dの現場に対して、大量のモブが登場したり、様々な舞台が出てくる長編をどうして作れるんだ、と。その当時の押井さんのアイデアは、レイアウトやデザインはアニメーターに描かせればいいだろうというものだった。アニメーターはお前(みねこあ注:神山監督のこと)が使えと言っておきながら。

「監督が二人いるようなもんなんだ!」と押井さんは言ってましたけど、押井さんに言われるまでも無く、僕もそう思いましたね。週に2時間、水曜日しかスタジオに入れないと豪語する押井さんの仕事ぶりに対して、そんなんで長編を監督できるわけないじゃないかと、心の中では思っていましたからね。
で、めちゃくちゃな言い分を通そうとする押井さんの顔を見ながら、そのとき『ミニパト』を作っていた当時のことが思い出されてね……。あの頃は、本機で押井さんになりたいとおもっていたんだけどな、と。

神山:(前略)そうなると、俺は『009』からは潔く身を引いたほうがいい。そういう結論を出したのが、2010年の10月末でしたね。

小黒: なるほど

神山: 政策委員会の人はみんな、押井さんと仕事したい人たちばっかりなわけだから。それに、俺の心の師である押井守と、これ以上の摩擦は起こしたくないと思ったし、押井さんのことが嫌いになりたくもないしさ。

は、うわー・・・という感想しかなく。


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ブラックネタでも十分お腹いっぱいのインタビューなのですが、しかし、我らがアニメスタイルは、もちろんそれだけで終わるわけでも無く。

上で引用した押井守版009で政策委員会絶句エピソードの続き

神山: だから、そのときに痛感したわけです。これは俺からのラブレターではあったけれど……。

小黒: 神山さんの思いは届かなかった?

神山: 届かなかったし、俺もラブレターのつもりで書き始めておきながら、結局は自分の撮りたい映画の脚本を書いていたんだ、と。それはどうやら押井さんが撮りたい物ではなかった。

から連なる話を読むと、いろいろ考えてしまいます。単純化してしまうと「押井守になりたかった」と「自分の撮りたい物は、実は押井守の撮りたい物とは相容れなかった」という話ですが、捨象してしまったディテールにこそ意味があるから、セキララな押井守の「悪口」も(押井守を糾弾したいわけじゃないという気持ちがありながらも)オブラートにくるむわけにいかないのだなぁとか、思ったりするわけで。

うん、相変わらずいい仕事しますね、アニメスタイル

そのほか、009 がどうしてこういう映画になったのか、何を訴えたかったのか、などなど、本当に良いインタビュー記事ですので、気になった人は是非。

アニメスタイル 002 (メディアパルムック)

アニメスタイル 002 (メディアパルムック)


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XBOX360PS3 で 初代バーチャロンがリリースされます。もちろんわたしは両方とも買うつもりですが、悩んでいるのがツインスティック。既にもっている Xbox 版はいいとして、問題は PS3版。

ネット対戦の寿命的に、ユーザーはタダである代わりにセガがメンテ代を負担しなくてはいけないPS3 よりは、マイクロソフトがユーザーからお金を取ってメンテしてくれる Xbox の方が長生きだと思いますので(現に2008年にでた箱○オラタンはまだまだ対戦が楽しめます)、そういった意味ではあえて PS3ツインスティックを買う必要は無いのですが、ただ、普通の USBデバイスとして素直に使える PS3ツインスティックは、後々のゲームライフの良い投資になるんじゃないかと悩んでしまいます。単純にすべてのコンシュマーツインスティックを制覇したいという気持ちもあります。

うーん、、でも上記のような状況ですと 30,000円という値段も重く感じますし、なによりこんな巨大な物をもう一個置いておくスペースは我が家には無いなぁ・・・という苦しさもあって、どうしようか本気でお悩み中です。