ちょっといろいろ

最近お仕事が数式まみれで、「わからないよー」と、四苦八苦。そんな低下気味の数学的モチベーションを上げるために、あるいはお仕事数式につかれた癒しのためにと、数学ガールを読み始めました。(主に通勤中読書が目的)

数学ガール/ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)

数学ガール/ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)

週末、エヴァQ を観に行くついで(?) に ジュンク堂にお仕事関連の本を買いに行ったのですが、そのときふと「数学ガール」読みたいな、そういえば「数学ガール」は最初のと乱択アルゴリズムしか持っていなかったな、、、と思い、「ガロア理論」を買ったのです。が、なにこれ、他の既読「数学ガール」から予想していたのの何倍も面白い。

今日の電車の行き帰りで 4章の半分くらいまで読んじゃったのですが(半分くらいは寝ようと思ってたのに!)、凄い面白い。面白すぎて気持ち悪いくらいです。続きが気になって仕方が無くって、ちょっとでも隙があれば読み始めちゃう。読むのがとめられません。

どんなたぐいの面白さかというとまるで「星を継ぐもの」を読んでいるような、あるいは 野崎まどに「2」で書いて欲しかった(でも単なる同窓会になっちゃった)おもしろさ。

小説の一つの楽しみに、綿密に貼られた伏線がどんどん繋がっている快感というのがありますが、その伏線が「本の中のわたし」だけではなく、わたしの人生で出会った数学そのものにも張り巡らされていて、それがパチリ、パチリ、と組合わさっていく。それはちょっと他にない規模の快感ですし、繋がりの形のパッチリ感もここまでのものは他の小説でもめったに得られない、「美しい」という感想がふさわしいレベル。

これは数学の面白さなのか、結城さんの面白さなのか、わたしには判別できないのですが、当初の「頭のストレッチ」目的から、すっかり小説読む読むモードで夢中返して読んでいます。

まだ全然序盤なのに、手加減なしでどんどん一つになっていくし、なのに今組み合わさって出来たものの形は「読み終えるころには失速するかも」とは到底思わせないしで、先を読むのが本当に楽しみです。


* * *


Kindle Paperwhite が届きましたり。

(写真)

しかし届くまでたった一ヶ月の間なのに、わたしのライブラリにもう70冊も本が収まっていて、我が身のブックジャンキーぶりを痛感したり。これで「うーん、読みたい本がまだあんまりないなー」とか言っているのだから、救いようがありません。

さてさて、Paperwhilte ですが、eペーパー端末は初めてなのですが、量販店の店頭でソニーリーダーなんかを試した感じとはちょっと感触がちがってて、まずは光るeペーパーが、想像以上に違和感を感じます。レビュー記事などを読んで蛍光剤を混ぜた紙っぽいのをイメージしてたのですが、なんかモロ光ってますョ?

この不自然さはわたしの汚部屋がうす暗いからで(切れた蛍光灯交換しなくっちゃ)、では不自然にならないくらいにバックライトの明るさを落とすしてみると、今度は思ったよりも画面が灰色かな?と感じます。多分これは量販店の眩すぎる明かりの下でみた eペーパーの印象と比較してしまってるせいだと思う。

というわけで、「白い紙のような」という期待は、ちょっと肩透かしだったのですが、間違いなく新聞並ではあり、本に馴染んだ身としては、やっぱり液晶より全然読みやすく感じます。ここ一ヶ月で慣れ親しんだNexus7 での読書と比較しても、やっぱり読むのが楽。

ただ、Kindle が届いたら まとめて一気に読むんだ!と、クラウドの中に積ん読しといた せっかくの「伏」と「ミニスカ宇宙海賊」なのに、今は数学ガールに夢中で全く読んでいなかったり。うーん、間が悪い。