つれづれ
その463
すみっこの空さんが完結したのですけれど、こんなに素晴らしい最終話が待っているとは思っていませんでした。
すみっこの空さんは、夢破れ故郷にもどった絵本作家と、そのペットのギリシャリクガメの「プラトン」が、故郷の地で出会う少女「空さん(ソクラテス先生)」と出会い始まる哲学の日々。
現実に行き止まりを感じた大人たち(高校生含む)と、亀のプラトンの亀ゆえのトンチンカンな解釈、それを否定しない空さんの素朴で素直な視点で「哲学」する構成の漫画は、それこそいつまでも連載が続けることができそうなテーマですが、空さんの素朴な「哲学」は人を救い、本作は一歩ずつ一歩ずつ登場人物たちの成長を積み重ねていて、そうして最終巻を迎えるであろうことはわかっていました。
(5巻の絵本作家に憧れる絵を志す高校生への、絵本作家の回答は、ゾクゾクくるものがありました)
こうして、空さんに「神様」と呼ばれていた絵本作家は再び歩みだし、空さんも成長していきます。
普通のエピソードだと思っていた物語初期の「伏線」を回収し、空さんに劇的なクライマックスが訪れます。そうしたとき、絵本作家が空さんに放つ言葉は、不覚ながら感動にうちふるえてしまいました。
というわけで、大変オススメなのです。
- 作者: たなかのか
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2015/10/10
- メディア: コミック
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未読の人は是非
その464
Chromebook Flip を使い出してしばらく経ちましたが、非常に満足度が高い買い物でした。
Chrome OS は Android よりも快適に動くのに必要なスペックが低いくらいで、この低スペックで快適に作業ができます。
個人的不満の一番は、やはり日本語入力のカスタマイズの自由度が低いこと。AZIK使いたいです。ただ、Chrome OS から離れて Ubuntu 上で作業したいと思ってしまうほどではないのが困ったところで、いろいろ試しているのですが、いまのところ はこんなやり方をしています。
- Crosh Window という Chrome アプリをいれて*1、別ウインドウで crosh が動くようにする
- crosh 上で shell を実行し、 sudo enter-chroot する
- emacs を立ち上げる
実際にはこれに tmux を挟んで使ってますが、要するに普段 ssh で サーバー上で開発するのと同じことをやっているだけです。mozc-el で日本語入力するようにしているので、Emacs上のかな漢字変換設定で快適に入力出来るという算段。日本語切り替えも Alt+~ とか好きに設定できますし、結構快適……なのですが、少し困った問題があります。
ひとつは Emacs の Killring を ChromeOS上のアプリにコピペできないこと。これは今のところ ~/Download に一旦保存することで、Chrome OS に持ってきています。
もう一つは、このshell, 全角記号の扱いに失敗していること。□とか○とか使うと、カーソル位置の計算がおかしくなってしまいます。jaspace で全角スペースを□で表示したら、ひどいことに...orz
後者の問題は Caret などの Chrome App なテキストエディタでも再現するので、何かのライブラリの問題なのかな?(T△T。良いエディタなのに...。
なので、今はこの問題のない Textというテキストエディタを使ってます。
AZIKが使えない問題以外は、Emacsキーバインドのシンプルなテキストエディタがアレばいいだけなので、ほんとうに困ったら自分で作るかな?とか思ってます。
ファイル共有は Google Drive ではなく 普段使いの Dropbox でやってます。Dropboxの 標準のアプリはたんなるWebサイトからのアクセスと同じでちっとも嬉しくないのですが、File System for Dropbox というアプリを使うと、Chrome OS のファイルシステムにマウントできるので(ファイラ上でGoogle Drive と同様に出るし、ファイルアクセス権限のあるアプリからもアクセルできる)、重宝しています。ストレージの小さな ChromeOS なので、clone を作らないのが嬉しいですね。
あ、あと良いPDFリーダーがほしいですね。
自炊も含めた電子書籍を読みたいのですが、見開きができて、大きなファイルに耐えられるのがいまのところ見つかってません。見開き表示ができる Kamiというアプリを使っているものの、そもそもそういう用途のアプリではなからか、大きなPDFに耐えられませんです。
その465
Chromebook がいい感じなので、会社にも試験導入してみたのですが、以外になかなかどうして良い感じ。今時の開発なんて Redmine とか Jenkins とか Trac とかまぁ Web なので、どんなOSでも困りませんし、メーラーやスケジュール共有とかは意外なことに Microsoft 押しが強いと Office365 でなんでもできちゃう感じ。
ただ、Excel はやっぱりマクロが動いてほしいし、このツールでなくちゃだめ、というのはどうしても出てくるもので、「なんでもはできないよ、できることだけ」という感はあります。
そういう時はリモートデスクトップだというけれど、Chrome OS とWindowsをつなぐのって、以外にイケてないのですよね。
というのも、Chrome Desktop 共有は、そのマシンの絵をキャプチャしているだけなので、デュアルモニターとかやってると、2つのモニターをくっつけたすごーく横長な絵が送られてきて、もう字が読めない小さな画面と、その上下の無駄無駄な黒い帯・・といいった悲惨な感じになっちゃいます。
VNC は Linux とかだったら、解像度とか好きに選べるけれどもWindows だとやっぱりそういうわけには行かなくって、まぁ、ちょっと行けてない感じ。
ですので、クライアントのディスプレイにあわせて画面解像度を変えてくれるRDPを使いたいのですが、今のChromeアプリの中では、これが出来るのって有料のものしかないっぽい。
RDPをWebSocketsに変換--Windowsアプリが動くChromebook、ASUSが販売 - ZDNet Japan とかでニュースになってたのはそういうことですね。うーむぅ。
あとは、SMB なファイルサーバーにアクセスできないと困るのですが、これは File System for Windowsで、上記のDropbox 同様マウントできるのですが、うちの環境じゃなんだか不安定。惜しい。
正直なところ、ChromeOSくらいの不自由さで仕事が出来ると、BYOD もほぼほぼセキュアにできるかな、という感覚なので、そんなに非現実的ではないかな、と思いつつも、デスクトップを持っていて、会議や社外に持ち歩ける端末を求める感じで Chromebook というのが落とし所としては良いかな、という感触でした。
その466
屍者の帝国を見てきたのですが、スチームパンクな感じで、まぁそこはそうなのですが、なんというか、どうしても脳裏に R・O・Dが浮かんでしまう感じの、ネタ集というか、倉田さんちっくな、スチームパンクでした。
嫌いじゃないです。
その467
蒼樹うめ展に行ってきました。
まぁ、すごい混雑だったわけですが、デジタルな作家の画展って、結局プリントアウトしたものが貼ってあるだけなので、そこは寂しく感じます。印刷で劣化する前の・・・というのを見るために足を運ぶと刷り込まれているのですね。
ですが、楽しく見れるように本当に工夫してある展示会でして、もしもっと長い期間やってくれていたならば、何度も足を運んだだろうなぁ、と思うんです。生うめてんてーもみれましたし。絵描き歌の中毒性はすごかった!
それにしても、ゆのって本当に小さいんですね。
その468
ARIA the AVVENIRE は大層素敵な映画に仕上がっていて、ARIA ファンの同窓会という面はあるのですが、その本質は ARIA の Blu-ray BOX が発売になるので、1BOX につき 1話追加したいという話。ですので、未アニメ化エピソードから、the ANIMATION, the NATURAL, the ORIGINATION 向けに1話チョイスしてのアニメ化です。
……が、切ないのが、川上とも子さんの不在。アリシアの裏誕生日のエピソードをアニメ化したのですが、晃さん一人で頑張らざるをえない。アレンジそのものは不自然ではないものの原作を知ってるだけに、ストーリのと現実との「戻らない懐かしい日々」を二十重ねに見てしまい、より切なくなるという。
the ORIGINATION 向けの1話だけは描きおろしで、その漫画はパンフレットに乗っているので、パンフは絶対買いましょう。こちらも切ない。
ARIAはDVDで持っているため、Blu-ray BOX を買う気はなかったのですが、the AVVENIRE だけ売ってくれないかなぁと思ってしまう、悪いファンです。うう、辛い。
その469
なにげに Chromebook 熱が上がってしまっていて、もう一台ほしいな、と思っています。
Rockchip も実のところ不満のない性能ですし、Chromebook Flip は良いマシンでこれからも愛用したいと思います……が、もう少しパワフルで性能の良いマシンがあれば、普段の開発作業すらこれ一台出できてしまわないかな.....とか考えてしまってます。XPS13くらいのつよい子がいないかな?
とか思っていたらこんなマシンを見つけてしまいました。Dell Chromebook 13 です。
ちょっと ブラウジングしてみると、うん、魅力的だにゃー。
- Dell Chromebook 13 — The Mid-Range Chromebook of Your Dreams? | OMG! CHROME!
- GoogleとDell、業務向けChromebookを発表 | TechCrunch
- Dell Chromebook 13 嬉しい高解像度モニター | Chromebook を買おう
- グーグルとデル、業務向け新モデル「Chromebook 13」を発表 | CNET Japan
- Dell Chromebook 13 review; Chrome OS without compromise | Engadget
あうあう、ほしいー。