コミケット3日目

行列とか

列整理に新展開がありました。西待機列が「(西入り口経由)東地区」と「西地区および企業ブース」の2つに別れました。
私ビックサイトになって以来、始発参加が皆勤賞ですので、間違いなくはじめてのパターンです。

最初「東地区への通りぬけはできません」というスタッフを「あー、よくしらない新参スタッフさんなのかな?」と思ってしまってスルーしてしまいましたので、ちょっとだけ、10分ほど時間をロスしてしまいました。でもこの10分がでかいのよ....無念。

ブース配置とか

3日目は例年通りの 男性向け創作などなど。男性向け(と大きくくくられるけれども、要はR18 や R15です。一番コミケ中止命令のリスクが高いため、最終日に回される慣例になっています) と創作少年を主に、音楽ブースを少々回りました。ドール小物は時間の関係で断念しました....(小物系のみ西の配置だったのですよ)

各サークルさん

  • peachpulsar さんの「ぬるぬるしたいの」「姫さまと奴隷ちゃん」。百合の雄、大好きなサークルさんです。著者のみらさんは商業レベルの仕上げがなされた結構な厚さの同人誌をイベントの度にコンスタントに発行しているのがすごい。姫様と奴隷ちゃんは公爵の娘と公爵の弟の娘で、弟がちょっとやり過ぎて投獄された際の奴隷ごっこ(実質使用人)というシチュエーションですが、姫様は密かにこの従姉妹に恋心を抱いていて、尊大なふりをして裏でキャーキャー喜ぶという。しかも喜びの笑いのあまりむせ返ってしまうへっぽこぶりがすごくて萌えます。あとがきに数年後のカットに、是非続きを見てみたい!と熱望してしまいます。
  • チョコレートLv.5 さんの「清純JC初援交File.02」。普通のエロ漫画でございますが、最後の落ち、主人公が「もうやめた方がいいかな、売春… なんか急に罪悪感してきた…」に応える、それまで少女に都合よく優しかった悪い大人の「君が売ってるのは体じゃない。『尊厳』君の尊厳の値段が8万円」のセリフが凄まじい。*1
  • まるたぁ小屋 さんの「いきものずかんUNRELEASED (1)」。タイトルそのまま、いきものずかんの単行本未収録集なのですが、フルカラー4コマ漫画74ページ同人誌などというおそろしいものをあたしゃ初めて目にしたよ...。お値段も普通だったので、おそるべき慈善事業じゃないかと、ガクブルしてしまいます。
  • すこやかペンギン さんの「白田さんは自由になりたい」。召喚される側の懊悩を描くコメディーです。ごくごく普通の話なのですが、最後が「メール」でも「電話」でもなく「文通」で〆るところが(そして最後のセリフが)とてもかわいらしくって萌えました。
  • sirotama.jp さんの「東14のおねいちゃん」2冊。ナース者です。今回はじめてであったサークルさんで、立ち読みしていて「あっ、面白い!」と購入したのですが、残念ながら、2013年分と2014年(1)だけしか買えませんでした(T△T
  • よつば薬局 さんの「光明」。いつも竜のいるほのぼの日常を書かれていて、毎回楽しみにしているサークルさんです。ですが、今回のお話はちょっと重め(暗くはないけれど)。大怪我をした翼人の女の子のお話で、物語ではすでに概ね治っているのですが、もう長時間飛ぶことができません。「わたしも最初は泣いたりしたけど、今はもう受け入れているの」というセリフに強がりではない前向きな力をわずか6ページの与えるのが、素敵。
  • STARTRECKさんの「銀貨の旋律 #16」。7年後しの完結です。……てか、夏に完結してたのですが、行きそびれてたので半年遅れで知ったという...(^^; 非常に素敵な雰囲気の漫画だったので、正直にいえばもっと続いて欲しかったかな。
  • UNISEX さんの「Snow」。夜ちゃんと進くんの S シリーズ 5冊目です。しかし、、16ページのあの表情はずるい
  • ヤドクガエル さんの「要06」。これで最終巻っぽいです。最初は強気だけど..な要君が終始弱気なのがクライマックス感半端ない。
  • 錬金術士組合 さんの「エーフィーのアトリエ ―アランビック錬金術士」。タイトルからは創作少年みたいですが、Elixir の技術書だという。あとで達人出版会で出版されそうな匂いがプンプンする内容と厚さです。そして表紙が 秋☆枝 先生というサプライズすぎるサプライズ。ぶっちゃけあたしは ErlangProlog の匂いのする文法が大好きなので (そしてend祭りは好みでないので) Elixir には興味があんまりなかったのですが、せっかくのご縁ですのでこの本でちょっと勉強してみようかな、と思っております。
  • 毎日ブリッジ さんの「Yellow Drops」「crotchet rest」。両方とも2014年の本ですが、女子高生と大人の女の人の良い百合です。
  • Freelife さんの Freelife5。こちらも生徒と先生の百合。多分夏コミでも買ってると思うのだけれども、「思う」で買い逃したらヤなので買ったらやっぱり買っていたという...。でも好き!
  • ななめ班 さんの「ルーンハート・ブレイク!―半牛化変異ウイルスの罠―」。正義の少女が獣化して✕✕✕、という展開はまったくブレません。
  • ツマサキレーベル さんの「女体化した俺をドS彼女が電マでイかせようとする件について」。タイトルままですが、前作からの続きです。
  • Studio30NEKO さんの「-F- TRANceFORM」の「13」と「extend」。売り子で島風コスをするんだけれども..な話で、その売り子先として「すたじお30NUKO」という架空のサークルがでてくるのですが「んーと… 元々Mシチュで描いてて…最近男の娘ジャンルで描き始めたサークルさんだよ」と説明されています。以前からこのサークルさんはフォローしてたので、本当にそのままなのですが、こうしてご本人の口から語られると本当のどうしてこうなった、と思います。特に最近のゲイ方面への妙にリアルになっていく書き口に、作者さんの私生活まで進化してしまっているのではないかと、ドキドキが止まりません。
  • かぶったりかぶらなかったり さんの「弟が、女装島風くん廃人してた。」。まさかの島風くん*2本4冊目。しかもジャンルとして安定してしまってます...。「島風のコスプレをした男の子」が島風くんジャンルなのでメタ艦これなのですが、今回からかな?男性向け創作ブースから艦これブースに移動です。最後の〆「島風くんをのぞく時、島風くんもまたこちらをのぞいているのだ」がリアルに怖い、今日このごろです。
  • Harshwordsworth さんの「男娼島風」。こちらも島風くん本。最後の「才能に目覚めた俺は、革命的イノベーションを 起こした」で島風くんが増殖してしまうのがシュールですョ...。
  • TNKさんの「竜のそだてかた」。イラスト集・・というか写真(という体裁のイラスト)と文章で綴る本。こういうの大好き。
  • UTUMNOさんの「PRULOKI」211, 213, 215.5, 216 と「URULOKI なコピー本 2015」。いつも一番最初に突撃するサークルさんなのですが、なんと今回は販売停止カードが!!!。で、閉館間際にもう一度いったら*3、やっていて良かった〜、と。ちょっと遅刻したそうな。

という感じで。なんだか、例年以上に エロに偏ってしまっているような。おかしいな、、、。オチがゾクッとくるようなのが多かった気がするのですよね。

*1:著者は「女の子と利害が一致しているし、お金くれるし、甘い優しい言葉をかけるし。でも本当はどこまでも捕食者であるというか」と表現しています。また、当初の構想ではもっと女の子を追い詰める予定だったとか

*2:島風くんとは:コスプレして島風を選んでしまうような、あざおち、ちょろい、男の子

*3:ココらへんの島は満員電車もびっくりという混みようになるので、とても気軽にはポーリングできない。