OOP

インスタンスを理解できない関連で、つれづれ

OOP

C が ポインタで躓くように、OOP は インスタンスで躓くそうな。 ・・・・んなバカな。と思わずに居られなかったのですが、うーん実際そういうもんなのでしょうか。 * * * 先日のエントリーの中で、疑りぶかいあなたのためのオブジェクト指向再入門 を 「こ…

駄目なOO本の見分け方?

OOP

正しいアプローチは 良書を読む・・ということなのですが、なにが良書かを判断するのは難しいです。なぜオブ本や憂鬱本が良書として紹介されているのですから、Web の書評の多数決もあんまりあてにならないです。なので、せめて駄目なOO本の見分け方をちょこ…

限りなき旅は続く

OOP

余談です。大変失礼ながら、「オブジェクト指向でなぜ作るのか」の最後のページ、「作者プロフィール」をみて、笑ってしまいました。*1 それから、「現実世界をそのままソフトウエアに表現するオブジェクト指向技術」を求めて10年余りの旅に出るが、当初の目…

オブジェクト指向でなぜ作るのか を買ってみました

OOP

オブジェクト指向をわかりたいなら今すぐ『オブジェクト指向でなぜつくるのか』を読め -思っているよりもずっとずっと人生は短い。 VS お勧め本? - カレーなる辛口Javaな転職日記 について、http://www.kt.rim.or.jp/~kbk/zakkicho/08/zakkicho0807c.html#D…

言霊の國

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名詞の王国 - あどけない話概念を単位とした場合、「ある動作」も概念として扱え、概念には名前を付けられる。たとえば「○○するコト」と言いますよね?名前を付けた概念は友人帳に記載されいつでも使役することが出来ます。 * * * オブジェクト指向言語のは…

我が家のOOPの研修

プログラミングとOOP をどう教えるかって難しいですね。「個体発生は系統発生を繰り返す」式もいいのですが、心情としては最初から OOP を教えたいところです。でも今の私にはちょっと勝てるイメージがわかないかな。さて、もともとは Cバリバリなウチのチー…

研修にはやっぱり Smalltalk

POD と オブジェクトの二本立てになるのは壁になりやすいんですかねえ。 やっぱりSmalltalkで…?(笑) http://www.kt.rim.or.jp/%7ekbk/zakkicho/08/zakkicho0806c.html#D20080626-7 以前「なんでもいいからプログラミングについて一日だけ新人に講義してくれ…

Smalltalkのコードが追いやすい理由

オブジェクト指向のコードが追いにくい理由 を受けて、いつもの連想ゲームなエントリー。 OOPのコードが追いにくいのは動的なフローであるからです。そしてそれは契約に基づくプログラミングでは「結果を返してくれる何か」と抽象化して委譲するのでそこより…

Re:LLとOO(またはゴミ屋敷)

NyaRuRuさんのコメントにいろいろコメント返しをしたりしたのですが、LLとOO で書いていることについては、NyaRuRu さんのご指摘の通り、やっぱり 「3年落ち」の話であるなぁ、と思い直しました。LLとOO のエントリ、または上記コメント返しでは、「総称があ…

幻の(?)第四勢力

OOP

中の人がどう思っているかと,外からどう思われているか - NyaRuRuが地球にいたころ さんちの「C++ の設計と進化」の引用部分を読んで、思い出した疑問、というか不満について。 Smalltalk のポリモーフィズムはダックタイピングだけれど、C++ のポリモーフ…

どんでんがえし

OOP

artonさんの 憂鬱本の時代背景のお話を聞いて、なるほど〜、と納得します。憂鬱本は「キチンと」書かれている本で、たとえばこの時代なのに Mixin について既に触れられている辺りなど(ミキシン とカタカナ語訳されているのが先取りを感じさせます)素直に凄…

憂鬱本レビューの補足

OOP

冷却期間を置いてみると、「OOAD を偏重している」のを「良くない」としたのは、多分に私の主観を含んでいるなぁ、と思いました。それはまさしく 433 :仕様書無しさん:2007/09/14(金) 00:05:59 OOのメリットってOOPLじゃなくOOD/OOAなんだよ OOをマスター…

憂鬱本を買ってみました

OOP

javablack さんが最近とりあげ、 ちょっとだけ話題再燃したの憂鬱本 こと「憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座」。以前借りて読んだことがあるのですが、「酷いわ」と思ったこと以外具体的なことは何も覚えていません(^^;で、具体的になにが…

LLとOO

OOP

正直、C なんかを書いていると、変数に型があって、いちいちそれをかかされることについて、(LL的な意味で)「重いなぁ」とはあんまり思いません。もう「どっちでもいいじゃん」って感じ。Perl と C を比べたとき、静的型とか動的型とか大して「軽さ」に影響…

型は式をよい式と悪い式に分類する基準

OOP

というわけで、↑のエントリを 自分のモヤモヤの整理のために書いてみたのですが、それで解ったのは 「自分がどんなデータを受け付けるのかを知っているサブルーチン」にしても、「自分が何が出来るのかを知っているデータ」にしても、その目的は、データとプ…

クラスと型

OOP

クラスから型の側面をズバッと切り離すと、 オブジェクトのファクトリ オブジェクトの処理の移譲先 と言う風になると思います。(特定言語圏の話かもしれないけれど) * * * クラスベースな OOPL の場合、オブジェクトは自身にメッセージが送られども、実際…

型オブジェクトとプロトタイプベースについての嫌ぁんな感じ

OOP

404 Blog Not Found:タイプ・クラス・プロトタイプ - OOの語彙 さんを読んで、頭の中でガンガン継承警鐘 がなっているのを自覚します。いやぁな感じがする。すっごい違和感。でも、どこが酷いかを上手く説明できません。きっと sumim さんとか odz さんとか …

getInstance がキモいと言う話についてのメモ

http://d.hatena.ne.jp/Isoparametric/20071227/1198713105面白そうなので、とりあえず、今日のところのメモ。あんまりよく考えていないのでツッコミどころ満載だとおもわれます。あとでちゃんと考え直そうとおもいます。 Singleton とは(比較的セーフティ…

Sather が面白そう

OOP

一連の例の騒動で一番始めにみずしまさんが持ってきた Sather ですが、紫藤さんによる非常にありがたい日本語のページとか、Language Essentialsをまだ眺めているだけなのですが、かなり面白そうです。まずは、クラスの分類がこれでもかっ! と細かいことが…

CでOOPという話に完全に出遅れたり

OOP

ポリモーフィズムと継承の話とか、インターフェイスの話とかしているうちにすっかり旬を逃してしまいました。http://d.hatena.ne.jp/RiSK/20071122/1195704185C でOOPできるよーという話。実はじっくり解説した本があります。組み込みC/C++プログラミング入…

Java の interface と Objective-C の protocol

OOP

Java の interface というと、C++ の 多重継承の問題を鮮やかに解決!..なんて話を思い出します。 * * * 多重継承の問題は、ざっくばらんにまとめると、一つのインターフェイスに対する複数の実装をクラスが持ってしまうケースがあるということです。一つの…

概念としてのインターフェイス

OOP

例のお祭り騒ぎですが、ここ 2週間ばっかり、私は御輿の上で踊っているだけで、何の有意義なことも書いていないな、と思いました。やっぱり blog のおいしさってこういう集合知だなぁとしみじみありがたみを享受していたのですが(ごちそうさまです)、貰う…

コンクリートなお話が好き

OOP

ありがたいことに、 Objective-Cでは「Interfaceの元となるアイデアを思いつき実現していた」とは言えるが,それをもって「(型としての)Interfaceを実現していた」と断言するのは言い過ぎ の部分について、なぜ「それをもって『(型としての)Interafaceを実現…

Objective-C の protocol とか

OOP

今回の件であちこちからでてきた Objective-C の protocol について。後で探したくなるなと思ったので、まとめてみたものの、このネタで引っ張るのも いい加減しつこい感じでどうしようかと思ってお蔵入りさせていたのだけれど、本家がまだまだ引っ張る気ま…

Interface歴史探索

OOP

夢のようなすばらしい展開。Java の「インターフェイス」という機能の元ネタ - Smalltalkのtは小文字ですうわ、こんなの読みたかったんです!ありがたや..。ほんとに光臨がしっくりくる感じです。...それにしても、ここでも Smalltalk が出張ってくるとは、…

世界最初の Interface を考案したのは Java ?

OOP

これは...、荒れるかなぁ。尻馬に乗っているともいえるけれど。でもあたしんちは しっかり渦の中に巻き込まれているから何をいまさらだし、毒を喰らわば皿まで。なにより JavaBlack さんには聞きたいことがあるのです。 私の、 2.別の概念を別の概念として扱…

Java の Interface

OOP

私が初めて Java という物を知ったとき、盛んに多重継承の危険さばかり説かれていて、まるで goto文のように有害 だとされて、これからの時代は単一継承と 多重継承を安全に去勢した Interface で決まりだ! なんて説明がされていた記憶があります。そのころ…

継承という手段

OOP

ポリモーフィズムは継承の面白い副作用..なんかじゃない - みねこあ のコメント欄より。田辺さんとのやり取りで、私が相当おかしなことを言っている件について。 「インターフェイス継承」という言葉が、仕様を引き継ぐことなのか、Java の Interface のよう…

ポリモーフィズムは継承の面白い副作用..なんかじゃない

OOP

なんか微妙な話の流れに。 3. 同時に考えなければならないことを減らせること(中略)オブジェクト指向プログラミングの学習にスコープを移せば、ポリモーフィズムと継承が絡まない動的言語を使って学んだ方が、格段に楽だと思います。ポリモーフィズムのこ…

学びやすい言語

「難しい言語」の補足 - カレーなる辛口Javaな転職日記私の難しい言語 - みねこあに対しての JavaBlack さんの突っ込み。それについてちょっと思うところを。 * * * 1については「直感的」という単語の使用には反対.この単語が使われるのは主にUIの世界だろ…