スクロールリングの誕生秘話
mixiの2006年04月11日の日記から転載。
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なにげなく仕事をさぼっていたら(ぉ) こんなドキュメントを見つけました。
スクロールの進化: ホイールを再発明 (TidBITS 日本語版)
Joe Kissellさんの文章を訳した物。どうやら joeさんは kensington のエンジニアだったらしい。
このスクロールホイールが発明されたのは 1990 年代の初め頃のMouse Systems 社(現在は KYE の傘下)によるものだったが、爆発的な人気商品になったのは 1996 年に Microsoft 社がその製品 IntelliMouse にスクロールホイールを取り付けた時以来だった。
で、スクロールリングに続く。
残っている問題のもう一つは、入力デバイス、特にトラックボールのデザイン上の問題だ。簡単に指が届いて動かせるようなホイールの良い配置場所が、トラックボールにおいてはマウスほど簡単には見つからないのだ。私が Kensington で働いていた時期、私たちのチームはこの問題に取り組んで頭を悩ますのに長い時間を費やした。結局私たちが達した結論は、鉛直面方向に取り付けられたスクロールホイールをやめて、代わりに水平面方向に大きな輪を、トラックボールを囲むように取り付けることだった。
その後、時計回りで上にスクロールするべきか、反対にすべきかで大論争が起きたこと、TurboRingが売れなかったこと (TT)、それでも会社が評価してくれたので Expert Mouse ver.7 で採用されたことなどなどが書かれた、トラックボールファンにはとても興味深い文章になっています。
・・・というのを、発見したのだけれど、なんかとっくに そうせんやきさん あたりは知ってそうなのですよね〜・・・。