9月で終わったアニメ達の思い出。
9月でいっぱいアニメが終わりましたが、豊作だったなと思います。
エル・カサド
真下耕一監督がよくつくる「女の子二人」な作品です。Noir とか懐かしいですね。
真下監督の作品は見ている最中は来週は?来週は?とワクワクするのですが、最終回を迎えると作品熱が冷めてしまうタイプが多くて、エル・カサドもそうかな?と内心思っていたのですが、・・・よかった、最終回までよかったよ。
今までのパターンだと、ちょうどエル・カサドの最終回一話前で終わってしまう感じだったから。そうか、そうだよね、エピローグって大切なんだ。謎や冒険なんかより二人の関係性のほうが よっぽど素敵なことだから。
キスダム
3話までで主要キャラクタ全員死亡、4話でいきなり総集編、OPは3回も変わるも一度も専用策がは無しという、デスマーチが見え過ぎちゃってこまっちゃうアニメでしたが、最終的にはなんとか無事に終わることが出来てよかったよかったというアニメ。スタッフのみなさま、ゆっくり休養を取ってくださいまし。
オーバードライブ
面白かったです。感想は難しいかな。
最終話2話前のBパートはいったい何だったのか・・・それが今でも気になります。
大江戸ロケット
プロだねぇ、という作品。舞台劇のアニメ化というのもあって、かなり舞台調の作劇が楽しいし、ホントに作品作りのプロが作ったという完成度が見てて素晴らしかったです。
アイドルマスター XENOGLOSSIA
凄く好き。
原作ゲームとは全くかけ離れた世界観。アイドル育成ゲームがハードロボットSFになってしまうサンライズ恐るべしでした。ロボットを IDLE と呼び、搭乗者をアイドルマスターと呼ぶ・・・。つじつまは合ってるけれど 大胆だね。
しかし、リアルロボット物としてのデキは 素晴らしく、燃える、そして萌えます。インベルと春香ちゃんの恋がまた素敵です。「あのね、インベル...」って、もう殺人攻撃ですよ!猫は1クール目が特にすきです。(2クール目で恐ろしくダークな路線に入っていくのですが、これもリアルロボット物の宿命か...)
魔法少女りりかる☆なのは STRIKERS
もう少女じゃないじゃん、というつっこみはしないお約束。
なのは は特に神アニメってわけでもなく、職人の仕事って完成度を持っているわけでもないシリーズなのですが、アニメファンの共通言語たる資質をもっているので外せません。
本シリーズで一番盛り上がったのは、思い上がったティアを冷徹にお仕置きする「ちょっと頭をひやそうか」な なのはと、調子に乗りすぎたクワァトロを 圧倒的な力で叩き伏せる なのは でしょうか。基本的にガンダムが圧倒的強さであればあるほど楽しいのと同じく、なのはさん が最強であればあるほど楽しい。
風のスティグマ
なのは の惰性で見てた感は強いです。といっても、つまんない訳じゃくそれなりに面白かったのですが 神でもなかったという意味で。
シリーズ全体で一つのお話になっている感があんましないのが痛かった。原作の都合があるから仕方ない――で済まされない思ってしまうのが最近の三猫クォリティ。ハルヒのシャッフル構成のような うまい解決法を知ってしまった後だと、もうすこし工夫をしてほしかったと欲がでてしまうのです。
ぽてまよ
なにげに素晴らしい出来でした。「すごいすごーい」と言ってしまうタイプじゃなくって、有るときふと「あ、これスゴイかも」となる感じ。
放送終了をまって原作マンガを読んだのですが、原作をブラッシュアップしてアニメになったようなすさまじいデキだったのだなぁと改めて感動(普通はどうしても劣化するのに)。プロの仕事ですし原作に対する愛が心地よい。素敵。