灼眼のシャナ VI VII

灼眼のシャナ〈6〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈6〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈7〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈7〉 (電撃文庫)

こちらも VI VII で続き物。いよいよ吉田さんが本格的にシャナの強敵になっていく、そんな話です。悠二の非日常はシャナだけのものだったのに、そこをも侵略していく吉田さんの恐しさは、シャナにとってはどんな徒よりも勝る物でしょう。

――って、徒の企みよりも、戦闘よりも単なる恋愛ものであることのほうが重要なのは、なにを今更な感想ですが、シャナはすっかり古き良き少女漫画だということですね。またはピンク背表紙の懐かしい時分のX文庫かしら。今時の少女漫画よりよっぽど乙女チックなのは、結局男の子のほうがロマンチストだということなのでしょうか。ありきたりですみません。