灼眼のシャナ XI XII XIII
シャナ文化祭編です。
- 作者: 高橋弥七郎,いとうのいぢ
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フィレスの襲来と文化祭を描く この3巻はアニメオリジナルキャラの近衛史菜がいないのがちと寂しいです。なんてことない学園生活と「この世の本当のこと」の2重生活なのですが、後から振り返ると大切な時間だったと読者に気づかせる、そんな切ない中盤編です。
XI、XII は幕間がちょっと凝っていて面白いのだけれど(「くーる、きっとくるー♪」な感じで緊張感もあってうれし)、副作用として先が読めてしまうのが残念。
一方の XIII は続きのハズなのに続いていない。日常から始まって、非日常の回想につながる、ちょうどエヴァの第二話のような演出です。なんか凝ってるですね。そして終劇に向かい散りばめられていく伏線。季節と同じく秋そのもので、熱い想いからちょっとセンチメンタルになっていくそんな3巻です。
それにしても、坂井父。息子の死亡フラグを立ててはいけないと思うのであります。