灼眼のシャナ XV

という、見事な引きをした XIV なのに、次の XV は5の倍数なので、律儀に番外編ですよ。(いいのに・・・)

灼眼のシャナ〈15〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈15〉 (電撃文庫)

むーー、正直ね。XIV が凄い終わり方して、この XV もちょっとだけその後の進展が入っているのだけれど、そっちのほうがもう気になって気になって、機会が在れば番外編本文を読み飛ばしてしまおうとする自分と戦うのが大変でした。・・・で大変だったので、あんまりちゃんと この番外編の世界に沈み込めなかったのがまたもったいないやら。

この番外話は、「この世の本当のこと」に対するアスペクトを見せることで、坂井悠二の選択の重みと「正しさ」を読者に重くのしかからせるのが目的だと思います。これを読んでしまうと、もう「悠二の莫迦っ!」(←釘宮ボイス)と単純に思うまえに 考えてしまう。

というわけで、飛ばしたくてしょうがない巻ですが、飛ばさず読むのが吉の様です。