紅 公式ファンブック

これは酷い ....orz


紅 公式ファンブック (スーパーダッシュ文庫)

紅 公式ファンブック (スーパーダッシュ文庫)


あの、とてもいいところで打ち切りになっていた 醜悪祭 の続きがこの本に。本編ぶった切ってアニメの設定資料を入れたあげく、ぶった切られたその続き―バリバリ本編なのに「書き下ろし小説も収録」って、どこまでも悪意があふれていますョ。

話の落としどころとしては、そこそこ(世界が悪意に満ちていないんじゃないか、と思える終わりは Goodですよ)なのに、にもかかわらず、一番盛り上がるところを打ち切り、後日談として、しかも真九郎 自身には記憶がないという状況では、うまさ半減です。

醜悪祭自体分冊するようなボリュームじゃないし、かつ、こういうえげつないことをやってしまえるところに、「アニメ放映中に、稼げるだけ稼いじゃえ!作者やファンなんて二の次でぃっ!」という出版社の思惑を感じてしまいます。ひどいなぁ、本当に。作者にしてみたら、これをやられたらつらいなぁ。きっとモチベーションがた落ちですよ。

紅がこれで終わってしまうのではないかと心配です。