フリーランチの時代

SF祭り第2弾。こちらはすごく面白かった!


フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

短編が5つ。どれも非常に面白いです。

  • フリーランチの時代
  • Live me Me
  • Slowlife in Starship
  • 千歳の坂も
  • アルワラの潮の音

フリーランチの時代は、火星で宇宙人というだけで萌えるのです。

Live me Me が一番すごみのあるお話。事故で脳が体と繋がらなくなった人が、コンピュータとつながり、ネトゲにつながり、ロボットの体を遠隔で動かすようになり・・・しかし、その魂の座は。自己とは何かをテーマにした怖いお話です。新井素子さんの「今はもういないあたしへ…」と同じテーマ。

今はもういないあたしへ… (ハヤカワ文庫JA)

今はもういないあたしへ… (ハヤカワ文庫JA)

Slowlife in Starship はお気に入り。宇宙の引きこもりのお話。ネットにより引きこもりつつ外界と接することができるようになったのと同じように、宇宙のどこでも暮らしていける「部屋」が、宇宙でのスローライフを現実の物にしたとき、そこに引きこもることが可能になった、と言うお話。エピソードの一つに はやぶさが出てきます。あれには私の名前もあるよ〜♪と、妙な世界観移入も発生です。

一押しですよ!