Nikon DX用単焦点標準レンズ!

Nikon から、AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G が発表されました。


ポイントは「35mmレンズ」としてみるのでは無くって、「DXフォーマット用標準レンズ」として見ること。


控えめな解放F値ですが、コンパクトなシステムのDX、性能重視のFX という棲み分けで考えれば、良い選択だと思います。あと SIGMA の 30mm F1.4 と棲み分けが出来るのもユーザとしては嬉しいですね(あちらは430g、こちらは200g)。同じの被るより層が厚くなる方がいいもん。

AiAF Nikkor 35mm F2D と比べると、レトロフォーカスな広角レンズらしい構成から、ガウスタイプっぽい標準レンズらしい レンズ構成になっているのが目を引きます。ボケ味とかよさそうですにゃー。反面、だから近距離補正方式とか使えなくなって、最短撮影距離は伸びちゃったのかな?(と、知ったかぶってみる:レンズ構成比較はこちら)気をつけたいのは、画角が違うので最短撮影距離が一緒でも撮影倍率が変わりますので*1トリミングによって大きく引き延ばされているので、「劣化だ!」と騒ぐのは短絡的だということ。135判の同焦点距離のレンズと競っても仕方がないところです。

距離指標が無いのは残念ですが、ボディ背面液晶にでも出してくれればOKなので、そっちの方向でよろしくです>Nikonさん。もう絞りリングもないのだから、全部電子情報前提OKと、いうことで。でも、レンズの情報はレンズで見れた方が良いので、そうなるとそのうち高級レンズにはちっちゃな有機ELディスプレイがついたりして。

標準レンズ大好きなわたしとしては、PMAで噂されている D60 の後継機とセットで買ってしまいそうで、怖いです。

*1:追記:撮影倍率は像面上の大きさと被写体の大きさの比だから、変わりませんね。ボケボケでした。