ゆゆ先生

ときどきの雑記帳さんより、電撃 - 『週刊とらP!』竹宮ゆゆこ先生を直撃! いろいろなことを聞いてみた・その1

――逆に、苦労したところはどのあたりですか?

竹宮先生:それはもう、迷うことなく6巻! 最後まで書いてから、書き直してって言われたんですよ!(笑)

・・・北村くんがグレる回って、最初は全然違う話で、書き終わった後に編集にまるまる書き直しとか出されたのですかっ!

……今でも忘れませんけど、とある場所のエクセルシオールカフェにいた時に編集さんから「ちょっといいですか?」って電話がかかってきたんですよ。ルンルンってパンなんか食べちゃってる時に、その話を切り出されまして……。

――おお、天国から地獄みたいな感じですね……。

竹宮先生:一気にパンを食べる気が失せちゃいましたからね(笑)。もちろん今にして思うと、書き直してよかったんですけど。その時は、「ああ、ホントにこういうこと言うんだぁ」って思いました。6巻以降は、常に「これは全部やめましょう」って言われるかも……って、ずっと念頭に置いて書いていましたね。何を言われても傷つかないぞ! って感じで(笑)。

編集さんの仕事は重要だ、と理解しているつもりだったけれど、改めて驚愕。プロの仕事って本当に凄いなぁ。