プラカメがマイブーム

わたしは写真が下手なので、写る写真が直にカメラに引きずられます。で、どうやらレンジファインダーカメラでとった方がマシな感じです。一眼レフは打率が悪いのです。

けれど、最近はどうも一眼レフがブームで、しかも チープでプラな FE10 ばっかり使っています。同じニッチでよりちゃんとしている FM3A も持っているのに、使うのは FE10ばかり。

なんというか、プラのチープで暖かい肌触りとか、どこかチープな感触ですとか、けれど機械として破綻していない安心感といいますか、そこら辺の絶妙バランスがわたしについついフィルムをつめさせるのです。

静かではないけれどどこかオットリとしたシャッター音もいいのです。気になるファインダーの暗さも2chのどこかのスレでみた 「PENTAX SP だと思えば」という書き込みに、一気にアバタモエクボモードに。この世界が必要以上に綺麗に見えないファインダーが写欲を掻き立てるんだーっ!なんて、もうどうしようもない感じ。


そうなってくると物欲もプラカメ方面に向いてきます。もうダメです、というわけで、リストアップして冷静になりましょ。

Ai Nikkor 50mm f1.8s 輸出版

準パンケーキで人気の高い Ai Nikkor 50mm f1.8s。わたし国内版を持っているのですが、こちらはちゃんと金属鏡筒とゴム巻きピントリングです。一方輸出版はプラ鏡筒にプラ成型のピントリングというチープな外見がキュート!あぁぁ、欲しい。でも最短撮影距離が 45cm から 60cm と大幅にスペックダウンするのが悩ましいです。
http://nikomat.org/lens/5018/index.html

Nikon F4

究極のプラカメはやっぱり Nikon F4です。F一桁なので、品質抜群、いじるダイヤル・ボタンもたくさんあってそこは高級感があふれるのですが、なのに、使い込まれたF4 はツルツルプラスチックにテカテカゴムになってしまって、とっても見た目が安っぽい。メーカロゴもシャッタースピードなどの文字も彫り込みじゃなくって印刷なのも、そんな印象に拍車をかけます。このギャップが萌え要素ですよ!

リコーXR-20sp + XRリケノン45mm F2.8

究極のプラカメ&プラレンズです。XR-20sp は、ゴムも皮も全然張っていない究極のプラ外装。グレープラ成型色ままのシャッターダイヤルなんてとってもキュートなのですが、とっても造りがまじめで良いのです(基本は当時の同社の最高級機種XR-P と同じですから)。ファインダー内表示なんて感動的ですよ!パンケーキ + プラモデルテイスト全開の XRリケノン45mm f2.8 と組み合わせれば、鼻血が止まらないこと請け合いです。

コシナ C1s

ちょっと待てぃ!「究極のプラカメ」はコッチだいっ!!とクレームがつきそうなのが、コシナの C1s。 ニコンFM10 やリコー XR-8 Super など、一連の OEM機を生み出した コシナのオリジナルモデル。

これらOEMモデルと オリジナルはひと味違って、プラであることを隠そうとしない造形、芯はダイキャストであったOEM機と違い骨の髄までプラスチックと、もっともプラモデルに近い一眼レフの異名をとる素敵なカメラです。これを知らずにプラカメを語るなっ!・・なので是非とも欲しい一台です。


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と、まとめてみれば、自分がまともじゃないことがヒシヒシと伝わってきます。なんか一台でもいっちゃったら、ハドメが効かなそうですね。怖い怖い。・・・うん、我慢しようっと。