誰かの為じゃない、あたし自身の願いの為に

とりあえず、C++ を使ってはいけなかったコトだけは解った - みねこあ について、もうすこし具体的に。

誰が使えないのか分かりませんが、多分ここでこれだけ書くということは、入社半年たたない新人より、名目上10年以上ソフト屋やってるやつが100倍使えない(リアルに工数が100倍かかる)という話でしょう。

一人増えたー、とかだったらまだ...だったのですが、なんかどんどん増やされていくのですよね。2ヶ月に一人ペース。もうムリです。背負えません。


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言われるのは、「わたしにコーディングさせるのはモッタイナイ。要件分析や設計をやり、コーディングはその人達に任せるべきだ」なのです。けれども、わたしゃ SE(笑) なんかに成る気はさらさら無いですし、わたしの趣味以前に、そもそもこの人達は「プログラミングを任せられる」ほど C++ を使えない、みたいな。うーん、どーしたもんかかしら。

もっとも「コーディングするのモッタイナイ」と言われる現場の部長さんも、そのもっと上から言われているから・・みたいなのが透けて見えるので、単純に「部長わかってなーいっ!」と言う話じゃないのです。

「プログラミングするような人間は交換可能だから外部から雇う必要はない。社内失業者が居るのだからそちらを割り当てるべきだ」と、もっと上からガンガン圧力が掛かっていて、そんな中なのに「社員じゃ代替えできない」と、頑固に抵抗して外部のわたしたちを継続して雇ってれたのがその部長さんなのです。なのに肝心の進捗報告に、わたしが いけいけしゃあしゃあと「プログラミングしてました」なぁんて書けば、当然とうが立ってしまいます。そう言う背景。


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結局何が起きているかというと、不景気前は 現場レベルでの「わたしの会社」も、「開発を受注した会社」も、「成果物を受け取る会社」も Win-Win-Win だったのです。アジャイル大好き!みんなで良いモノつくろーね!

けれど不景気になって、限られたパイを巡って、頭上でこれら3匹の魔物が弱肉強食の食い合い(コストの押し付け合い)を始めちゃいました。不景気では、現場の幸せより会社の幸せが優先されるようになるみたいです。

「開発を受注した会社」は社員の社内失業が著しくって、業務に携わってきた 協力会社を切らざるを得ない。人手不足やその解消になるかは関係成しに、全く出来ない人間がチームに送り込まれてきます。

一方「成果物を受け取る会社」も酷い方向に変質してきました。無駄を省け!何処が無駄なのか燻り出すのだ!カイゼンだーっ!・・と、「当初の要件機能項目・スケジュールを厳守せよ(破ったのは誰の責任か明確にせよ!)」「書類いっぱいつくりなさい」「変更履歴は正式な書類として全て残せ。書類自身の変更履歴もだ」と書類駆動で仕事をすすめるようになってしまいました。「責任の所在を明確にする」為で、そうなればとうぜん書類を盾に言質を取っての責任の擦り付け合いになります。昨日の友は今日の敵。さようなら、アジャイル。また会ったね、ウォーターフォール


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全く持って「ごらんの有様だよ」としか言い様がない状況で、最近わたし、鬱モード:ザ・ビースト という感じです。に"ゃ"ーーっ、食べちゃうぞー。



えっと、「アジャイルを・・・・、返せっ!」




ネガポジ反転

言いたいことはいいました。あとはがんばるだけです。



敗因は、現場のなぁなぁが許される環境を前提とした、勝手済し崩しアジャイルだったこと。「なぁなぁが許される」土台が無くなっちゃうと 砂上の楼閣に成っちゃうんだよなー。会社はピンチになると中央集権にして統一プロセスにしたがるモノなので、これはバグでした。

コードをいじれない立場になるのは、仕方がない、しばらくはあきらめます。なぁに、指導と称して事実上のペアプログラミング をすれば良いのです。(それはそれで、問題になりそうですが)メンバスキルの問題もあるので、一石二鳥です。

生成・保守する書類が増えてしまったのは問題です。ですが、清書や作図の人手は足りているのが不幸中の幸い。・・・まずは「ちゃんと」Word を使えるように成って貰いましょう。

問題は、「出来ない新人」と違って、「出来ないベテラン」は 「出来るように成ろう」としないで「出来ることでやってしまおう」となりがち、というところ。これは個人のスタンスなので どうしようもありません。とはいえ、向上心のない人ばかりじゃないので、育てるべきは育てる一方で、「出来ないまま」の仕事を提供 できる体制を、なんとか考えなくっちゃ、と言う感じ。さっきの書類の話もあるし、どうにかなるでしょう。

絶対的に人手が足りないのは(人が増えて人手た足りなくなった)、、、きっと小人さんがなんとかしてくれるでしょう(ぉ 真面目な話、危ないのはデスマ気味でも、残業や休日出勤を認めず 人がガンガン入って来ちゃう今の状況なのですよね。これはヤバイという空気から、自主的(?)サービス残業が 芽吹いてきているのですが、これはモチベーションをゴリゴリ削るので危険かも。要注意です。


と、言う感じで 冷静になれば たいして絶望的でもないですし、人生はワンツー・ワンツー。二歩下がった程度でくじけちゃだめってことですよね。幸い、現場レベルではお客様の信頼が厚いので、正直な話が出来ます。そこは今までの積み重ねが生きてくるところで、全く戻ってしまった訳じゃないのも心強い。結局はモチベーション次第でどうとでも。


今度は上手くやりますよ!