日食メガネが手に入らない

急に日食メガネが一つ必要になって、買いに出かけてみたモノの、一日中アチコチを探し回ってみたモノの何処にも売っていませんでした。しまった、もっと買っておけば良かった。



日食まであと数日ですし、仕方がないことです。でも、日食メガネは日食メガネという性質上「買えない」ということ自体はあんまり好ましい事じゃないな、と思います。

というのも、けれど日食は待ってくれないからで、「メガネが無いからあきらめろ」と言ったって諦めきれるものじゃありません(次は何年後でしたっけ)。そこで諦めきれずに「よぉし、パパなんとかしちゃうぞ」と 何故か良く広まっている「昔ながらの」間違った太陽観測法――煤を付けたガラスで見るとか、黒く感光させたフィルムで見るとか、黒い下敷きをかざすとか――をやっちゃうか、「ちょっとの間なら直接見ても大丈夫だよね」と生目で見ちゃうとか、そういう人が結構でちゃうんじゃないかな、と少し心配になりました。単純に安全ってことだけなら、こういうのはクリスマスのケーキのようにダブついちゃうくらいで丁度いいとか思ってしまいます。

とはいえそれはあまりに客の論理で、メーカーとすればムチャな相談ですよね。ン十年に一度のフィーバーでは数が全然よめませんし。理想を言えば「ちょっと」余るくらいが良いですが、その「ちょっと」が出来るなら、きっとやってます。


というわけで わたしのメガネをお譲りすることに致しました。こういうのはお子様優先です(科学っ子に洗脳だー)。

わたしは・・・んー、、どうしようかな。レンズやピンホールで白ケント紙に投影してみてもいいです。試しに虫眼鏡で電球なんかの像を結んでみれば解るとおもいますが、なかなか綺麗に見えるものです。それも良いのですけれど、せっかく有給休暇を取ったのですし、どっかの科学館にでも出かけてこようかしら、と思います。そういえば、メガスターのある川崎市青少年科学館なら、生田緑地の中にあるので木漏れ日スポットを捜すのも簡単そうですし、なかなかよさげです。(あとは天気だけ!)

http://www.nature-kawasaki.jp/event/20090722.htm

青少年科学館では、大型望遠鏡ほか、たくさんの望遠鏡や日食メガネ 、ピンホールなど、日食をたのしむいろいろな道具を用意して、特別観察会の準備をしています。

http://www.nature-kawasaki.jp/event/20090722.htm

んー、愉しみ♪

蛇足:危険が危ないデシ

一応引用します

安全のための大切な注意

特別な装置をつけた望遠鏡や、日食メガネをつかっても、太陽を5秒以上見つめてはいけません。


望遠鏡や双眼鏡で太陽を見ては絶対にいけません!(ほんの一瞬でも光と熱で失明してしまいます)
日食グラスを併用しても、望遠鏡や双眼鏡で太陽を見てはいけません。(日食グラスはすぐに焼けてしまいます)
サングラスやゴーグルをつかっても、太陽を直接見てはいけません!(サングラスなど、外の景色が見えるようなものでは、太陽の光や熱を十分に遮ることはできません。目を傷めます。)
黒い下敷きやフィルムの黒い部分、すすをつけたガラスなどでも太陽を見てはいけません。(まぶしく感じなくても、紫外線や赤外線などで目を傷めます)


国立天文台の観察の注意
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html#Section4

http://www.nature-kawasaki.jp/event/20090722.htm

特にカメラで撮るんだ!な人は、フレーミングの間だけでも・・なんて思ってても、「ほんの一瞬で失明」「日食グラスは直ぐに焼けてしまう」という事態になりますので、油断は禁物です。ラミエルに対峙するかのように慎重に。(零号機の気分がわかるぜ!)
また、太陽メガネを使っても 5秒以上はダメ・・というのも盲点っぽいので注意です。(日食メガネは ATフィールドではなく、零号機の盾のように心許ないモノだと思いましょう)


・・・でも、こんなマイナーでマニアックなブログを見ているマニアック方には こんなことは常識で、こんなところで注意を書いてもイマイチ効果がないと思います。