S3をもっとカッコ悪く改造

Nikon S3 に接眼目当てが付いていないので、メガネっ子であるわたしはメガネが傷だらけになって困ってしまいました。

S3 は現役自体はどうなのだかは知らないのですが、目当てゴムが用意されていません。また、35mm視野ワクがとても広いので 目と接眼部の距離を短く取らないと蹴られてしまうという難点もあって、メガネがボディに当たらないギリギリの薄さの目当てが要求される、ちょっと気むずかしいカメラです。

そこで、こんな(↓)

風に丸い家具の滑り止め樹脂シールを貼ってS3をかっこ悪く改造して使ってました。

この改造はとても具合が良かったものの2点困ったことがありまして、一つは透明樹脂なので光が樹脂に乱反射して見にくくなるため、黒マジックで塗りつぶしていたのですが、使うにつれ剥げてしまい、定期的に塗りつぶしが必要なこと。もう一つは、接着面が狭いので、暑くなって来てノリが暖まると、シールが剥がれてしまったりずれてしまったりすること。基本の使い勝手は良いのですが、メンテが面倒でもありました。

そして先日ついに、剥がれた樹脂シールがよりにもよって接眼窓の中にくっついてしまい、接眼ガラスに付着したネバネバの除去に難儀するという小事件を切っ掛けに、もうちょっとちゃんとした目当てを作ろうと思い立ちました。


* * *


目を付けたのは D60 などに付いている目当てゴムDK-20。やたら種類のあるNikonの角形接眼目当てですが、Nikon の角窓の形状は全て共通なので、実はどの接眼目当てでも付いてしまうハズ。DK-20 はそれら中でも群を抜いて薄く小さく作られています。*1この薄さが S3 にいいかな?とチョイス。

これを接眼部へ装着するための溝にそって薄くスライスした後、窓部分をヤスリでグリグリ広げ、最後に下の部分を切り落とします。



で、これを両面テープで S3 に貼り付けるとこんな感じ。



今のところかなり具合は良いのですが、ゴムのビロビロがカメラの正面からも見えてしまうし、台形型をした一眼の目当てゴムデザインは レンジファインダに似合わないしで、前よりもっとカッコ悪くなってしまったのですが、そこはあまり気にしないようにします。

*1:余談:コシナボディの改造なので、裏蓋までの距離がほぼゼロで、既存も目当てゴムの装着に難のある FE10 や FM10 ですが、この DK-20 ならピッタリ押し込めないまでも実用上気にならない程度に装着できます。豆知識おしまい