つれづれ

その95

ニコンD3000 が気になっています。

これは D40D60 の焼き直しと言ったらよいカメラで、ブラッシュアップ以上の変更はありませんが、しかし魅力的なのです。

なんというか、写真機として最低限の機能が動けば「使える」と思える人には、シンプルなカメラは魅力です。最も多くの Nikkor レンズが使えるシリーズというのも魅力です(露出計もなにも動かないけれど「写真機としての最低限の機能が動く」という条件ならば、実は上位機種よりも多くのレンズが「使えます」)。そんなわけで、ブラッシュアップ以上の変更がないこと自体が魅力的だという、ちょっと斜め下なファン意識。


D3000 で唯一不安なのはファインダーで、格子線やAF測距点を表示するための液晶がスクリーンに重ねられてしまったことです。倍率も明るさも無いダハミラーの弱点を、液晶をスクリーンに重ねることで更に追い打ちしてしまうのでは? ピントがとても確認しずらくなるのでは? と不安になります。

魅力も不安もこの手で確認したい、ということで、D3000が量販店の店頭に並ぶ日が待ち遠しい最近です。

その96

会社を取り囲む状況をみると、社員を守るためにチームの開発パワーを犠牲にするのも ある意味ではやむを得ないと思います。また、こういうときの為「技術」が要るところを自社で握り、そうでないところを協力会社に任すとかも、正しい戦略だと思います。ですが、肝心の「技術の在り処」を見誤ると こうなっちゃうんだなぁ、と思います。

SE と PG という区分けが変なのは、作業段階と 作業分担がゴッチャになっているからで、特に「設計」とプログラミングはなかなか分離しがたいモノだと思います。

もちろん大きな設計やその為の要件分析、そしてフレームワーク等のプログラミングは 力のある技術者、そうでもないものはそうでもない技術者にという分担は在ると思いますが、それは SE、PG というのとちょっと違う。

しかし、この分業が「会社の方針」の方針であることが多いです。プログラミングは単純で知的でない作業という位置づけであることが多いです。

一人、また一人と開発力を削がれる中で、「プログラミング」という技術力に大きく依存する所の人材ばかりピンポイントに、そして効率良くチームの開発力を削いでいくというのは、ちょっと洒落になりません。


その97

面白そうなコンデジがいっぱい発表されました。


3Dデジカメ・富士フイルムFinePix REAL 3D W1で世界遺産を撮ってきた!

「3D?面白そうだけれど要らない」と思っていたのですけれど、こちらの記事で写った写真をみると俄然欲しくなります。鹿の写真が特にお気に入り。スイングガールズの松茸取りのシーンを連想しました。


プロジェクター内蔵デジカメ「COOLPIX S1000pj」に引かれる理由

「夜電気を消した状態じゃないと愉しめない」をどう捉えるかです。

普通「当然」と思う所だと思ったのですが、会議とかで「部屋を暗幕で暗くしないでプロジェクタ」が当たり前になってるから、「昼間で電気消したくらいでは見えない」が NG と言われてしまうのは、そうかも、と思います。

ところが「ベッドに寝ころがって天井に」ですとか、「夜の車の中で」とか具体例を挙げられると、とたんにかなり結構魅力的に思えたり。ホームスター好きですし、わたし。


【速報】タッチ画面でiPhone超えた!?ニコン「COOLPIX S70」発表

これは実はかなり欲しいのです!

一つはデザインがニコンらしくもなく格好良い(特にブラックが!)。もう一つは 沈筒式じゃないレンズが、日頃の持ち歩きデジカメとして取っても魅力的に思えるから。(沈筒式は壊れやすいポイントなので、ちょっと不安なのです)

加えて、有機EL というあたりが、ガジェッター心をも満足させてくれます。

反面、価格の高さ(D3000 と天秤に掛ける値段!)と、スクエアフォーマットが選べない点が微妙。後者は完全に趣味のお話ですが、前者は袖が振れなければ幾ら魅力的でも替えないという寂しいお話。


【速報】薄型でも感度は一眼並み!? 「サイバーショット DSC-TX1」発表

裏面照射CMOS も興味があるのですが、それよりも自動撮影雲台。

自動撮影雲台は、顔認識して被写体を追いかけながら旋回し、笑顔でパシャ!というのは面白い。SONY以外だったら「面白い!」でめでたしめでたしでしたのですが、SONY なので 今は亡きAIBOを思い出させてしまって、素直に興奮できません(シュン....となってしまう)。

その98

ダーマトグラフ。油性色鉛筆とでもいいますか、柔らかくロウっぽい芯をした色鉛筆で、ガラスやフィルム、プラスチック、金属、人間の皮膚、何にでも書けます。

わたしがダーマトグラフとであったのは、写真屋さんでアルバイトしていた時で、なんて便利なんだと感動していらい今に至ります。

今でも CD-R のレーベル面に書いたり(ホワイトじゃないツルツルの面でも書けるし、プラを侵すこともないので安心)等、なにかと重宝しています。

何となく紙に使うモノではないイメージがわたしの脳内に生まれてしまっていますが、ググってみれば、普通にお絵かきしたり、マークを入れたりでも使いやすいそうです。

その99

オラタンは操作が複雑なので、よく誤操作します。そのとき「やってねーーー!」と叫ぶのですが、

883 :名無しさん必死だな:2009/08/03(月) 17:34:41 id:c9glVSA/0
ララァ「大佐!」
シャア「ララァ!」
ララァ「きゃーっ」

アムロ「やってねーーー!!」

884 :名無しさん必死だな:2009/08/03(月) 17:54:13 id:ZEkfdTyb0
取り返しつかなすぎww

http://dubai.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1248363256/

・・・・。

その100

ちょっと前の記事ですが、

得てしてそれって批判を産むこともあると思うんですよ。例えば深夜放送でやっていたことをゴールデンですると受け入れてもらえないみたいな。でも、わたしたちは自分たちの為に雑誌をつくっているのであって、正直agehaが狙っていない層の人に読んでもらわなくてもいいと思っているんです。

「小悪魔ageha」編集長にインタビュー、世の中には「かわいい」か「かわいくない」の2つしか無い - GIGAZINE

逆にちょっとでも自分たちがやることで批判が来るくらい、あまりにもゴールデンタイムな感じの雑誌になったんだなぁと思いました。やりたいことができないのであれば、5万部にしてでもいいから、みんなで共感できるものをわたしは作りたいと思っています。

「小悪魔ageha」編集長にインタビュー、世の中には「かわいい」か「かわいくない」の2つしか無い - GIGAZINE

素敵。サブカルチャーとはこういうものです。サブカルチャーに大切なことは「理解してくれ」ではなく「ほっといてくれ」だと思います。

ゴールデンタイムの住人は、自分が嫌悪するモノをみたとき、その存在自体を抹消しようと動くから。それに関わる人間の人間性を否定しても平気。「不謹慎」「人間として許せない」とか。理解出来ないのは別にいいけれど ほっとかない というのは酷いことです。


* * *


でも「ほっとかないのは酷い」ということを、皆が理解してくれているわけじゃない現状なのだから、せめてゴールデンタイムに引っ張り出さないで、と思います。

もし Web がダメな点があるとすればひょっとして、いろんなものを(TVより)簡単に「ゴールデンタイム」に引っ張り出してしまうことかもしれない、と思いました。今はまだ 「Web 自体がサブカルチャー」という時代の余韻を持っていて、そこが 緩衝材のように働いていて、結果的に上手く要っているだけなのかも、と思います。


その101

お客様に 「この仕様でよいか」を判断してもらうための 開発途中段階の検証ですが、どうしたことか、いつもにまして 不具合が多かったのです。

ううう、凹むなぁ・・と、何気なく机をゴソゴソあさると、一冊のRODIA(メモ帳)が。

・・・そこには、今日出た不具合のリストが書いてありました。よ、予言書!?


実はこのリスト、実装中に見つけた不具合や棚上げした責務を「あとで」とメモったモノです。そのリストがメモ帳の最後の一枚だったので、続けて新しいメモ帳を使い始めた際、古い方を埋もれてさせてしまったのです。そして忘却の彼方へ。。。

それにしても何という予言書。本当に問い合わせあった不具合とその原因が、しかも問い合わせ順に並んでいます。(順序は単なる偶然ですが)

忘れないようにメモを取って、そのメモの存在を忘れたのでは救いようがありません。だめだ、こいつ。はやく何とかしないと。

その102

よくOOP との比較で、構造化手続き ――if と else が人間にとって自然で直感的で簡単だ、と言われるけれど、それは嘘だと思います。

Fizz-Buzz が出来なくても生きていけるということは、人間にとって「自然」ではないわけで。多分、この手のネタを話す人達は if else や while の使いこなしを覚える苦労を 単にもう忘れてしまっているだけなのでは? とか思っています。

その考えがそれほど的を外していないと思ってしまうのは、二つ。

以前 クジラ飛行机さんが VBScript を素人向け(本当の一般人)に教えるメールマガジンをやっていたのだけれど、講座の何回をも掛けて、単純な条件分岐すらない「順次」という構造を身に付けさせていたこと。

もうひとつ、以前行ったC4 で、小学校の校長先生が Squeak での教育の実体験として、低学年に条件分岐は難しいと言っていたこと。



そうなれば、全ては訓練と慣れ次第ということならば、OOP だって意外に「ならば全ての人間に今すぐ英知を与えて見せろ」は、「今すぐは無理だけど・・・ほらよ」みたいになるモノじゃないかなぁ、と思ったり。

その103

久々にクジラ飛行机さんちに行くと、なでしこがおもしろ濃いことになっていたり。

八角研究所 : Luaとなでしこのラブラブ仲良し生活(1) - なでしこv1.522でLuaをサポート

なでしこにLua が組み込まれたんですか!

想定される用途としては次のようなものが考えられます。

  • なでしこの拡張ライブラリを Lua で記述
  • Luaは実行速度が高速なので、なでしこのプログラムで実行速度が求められるところをカバーする
  • なでしこの次に覚える言語として、Lua 言語の学習

萌えます。久々にマイPCになでしこをインストールしました。そして Hello world

「print "hello, Lua"」をLUAする

この 「LUAする」 というのは語感がいいのです。そのうち 「LUAる」が流行語に?

その104

先日レイトショーで、5回目の ヱヴァンゲリヲン 破 を見てきました。と言うのも、高校のときの友達が帰省してきたから、一緒に、ということで。

この友人とは 旧エヴァ劇場版も一緒に見に行ったのですが、以来 友人は 強烈なアンチエヴァになってしまって、今回のわたしの「劇ナデよりも面白いから!」という説得にも半信半疑でした。しかし、観てしまえばあの素晴らしい出来なので、一発で宗旨替えでしたけれど。ふふふ、「勝ったな」「あぁ」(←一人コウゾウ&ゲンドウ)。


そろそろネタバレしてもよいのかな?と思うので書いてしまいます。


破のアスカ。ちょっとした運命のボタンの掛け違いで、ああも憑き物が落ちるのかと思いました。「エヴァに乗らない幸せがある」アスカだったと思います。

アスカが3号機に乗るという変更は、上手過ぎると思いました。

3号機との首の締め合いには旧エヴァのラストをイメージしてしまいます。かつ「首を折る」ことの酷さにギクリとします。双方も本人の意志に反して首を絞め合うコトに「破れない運命」という暗喩を感じてしまうのです。You can not Advance.

何より、シンジがゲンドウに放つ「父さんも大切な人を失ってみればいいんだ。そうすれば解るよ。」のえぐるような痛さが響くのです。シンジの中のアスカの、重い、重い、その重さも響く。シンジの言を受けたゲンドウの心の喘ぎも響く。

破のゲンドウを可愛いと思ってしまうのは、わたしが単に歳を取った(またはオヤジ萌え属性を得た)からかもしれませんけれど。