君が僕を -どうして空は青いの?

中里十さんの小説は、言葉が魔力を持っているとか信じてしまえそうな凄い文章なのですが、題材がそうであると、鳥肌もより多く立とうというもの。

君が僕を~どうして空は青いの?~ (ガガガ文庫)

君が僕を~どうして空は青いの?~ (ガガガ文庫)

わたしは「気持ち悪い言葉」を気持ち悪いと感じない鈍感な輩なので、最後の惨い結末に、本当に言葉を失うしかありません。

ところで、中里さんの小説って読むと「面白い」に理由をつけられない自分にご対面なのですが、そう言うときほど「面白い」を伝えたいと思うから、困る。