つれづれ

その152

ゲーム関係ないけど、ゲームの現場では最新版ラブですよ!

VC6.0よりも最新のC++コンパイラでC++を書くと良い8の理由と、悪いほうの8つの理由(大嘘) - 神様なんて信じない僕らのために

いいなーっ。

うちの現場は全体方針として「枯れてて安定してるからいいじゃん」信者で、未だに 20世紀にビルドされたコンパイラ

なので、名前空間が使用不可とか、STL がおかしい (vector::at() が無い ..のようなレベル)とか、テンプレートを使うと バイナリが「増えるわかめちゃん」のようにムクムクと凄い勢いで膨らむとかとか。

そういうことの陳情をあげても、同じ環境を使う他のチームであまり STL や テンプレート が使われていないの状況なので「あまりに不便過ぎる」ということを、いまいち納得してもらえないあたりが、それでも仕事はちゃんと廻ってるということが、C++ の偉大さだと思う今日この頃。

「俺はまだ30%の力しか出していない」by C++、、みたいな。

その153

PSPo2PSO ファンには たまらない件について。

PSU でも「イルミナスの野望」で ラグオルのマップが復活してたのですが、モンスターが 既存のモンスターに置き換わっていたり、PSO由来のモンスターだけれど 変にアレンジしすぎて印象が別物になっていたりで、大変残念なことになっていました。(それはそれで愉しいのですが、一抹のちょっとがっかり感が拭えません)

D

(なりきりプレイ全部のプレイリスト)


ところがPSPo2は違います!PSPo2 では、PSO モンスターが大幅に増え、それも見た目も PSO の印象を良く残しています。それでいて攻撃パターンが「進化」してたりで、嬉しくなってしまいます。「変更」じゃなくて「進化」なのがミソですよっ!

特に PSO ドラゴンは、胸が熱くなりました。あぁ、PSO最高! もういっそ、次は PSO をリメイクしておくれっ!

その154

結局 true tearsBlu-ray Box を予約してしまいました。金策は・・・がんばります。(バイトしようかな)

その155

父が入院して身に染みたのは、入院費ってきついなぁってことです。一日一万円。30日で30万円なので、わたしの手取りではまったく足りません。

むー、入院保険かー。


その156

トラックボールルームの更新をしていません。

Kensington の SlimBlade Trackball と サンワサプライの Trackball Pro が待機中なのですが、 SBT の上2ボタン問題を解決するドライバがリリースされてから書こうと思って待っているうちに1年立ってしまったョ。

そんなこんなで、いろんな見知らぬ読者さまからリクエストや催促のメールが、結構来てしまってる始末。ごめんよー。

その157

トイカメラ」とはなんぞや・・というと、この blog を見に来るような方にわかりやすいのは buzzword である、というもの。歴史をたどるなら、一つの物に見えて元々は実は二つのトイカメラから始まったカテゴリでもあります(要出典)。で、今日は「二つのOOP」ならぬ「二つのトイカメラ」論。

トイカメラ といえば、元祖 LOMO LC-A と、本家 Holga 120 シリーズの 2大巨頭が有名です。

元祖 LC-A は、実はオモチャじゃなくって、仕様的にはちゃんとした、まっとうなコンパクトカメラ。というのも LC-A は、日本のコンパクトカメラをソ連コピーしたものインスパイアしたもので、だから仕様的にはほぼ互角なんです。

でも東側なので品質がオモチャで、トラブルによりコマが重なったりとかに一々目くじらを立てる人は使ってはいけないレベルのカメラ。あと、東側はDIO様に工業製品技術の時間を止められていたせいで LC-Aは「生きている化石」状態。西側の「ちゃんとしたカメラ」が時代と共にグングン「ちゃんと」のハードルを上げていったおかげで、相対的に「ちゃんと写らないカメラ」になってしまいました(例えば、目測式の焦点合わせとか)。

本家 Holga は、仕様的には写ルンですのフィルム交換が可能になった物程度。その上品質的にも写ルンですに劣って、光線漏れやフィルムの巻き太り、裏蓋が自己で開いてしまいやすい etc etc、とにかくトラブる、チープなカメラです。LC-A は幾ら品質に難がありといっても腐っても「精密機械」ですが、Holga は口が裂けても「精密」なんて物じゃありません。単なる「機械」、大雑把なカラクリです。LC-A とひとくくりにしたら、LC-A があまりにも不憫なくらいチープ過ぎるカメラです。

「比べてみれば全然違うぞ」な二者ですが、強いて共通点をあげるなら、どちらも「確実に写ってる」「見たままが写ってる」ことを期待してはいけないこと、かしら?

大事な記録をこれらのカメラで撮ろうとしてはいけません。そのように写すにはユーザに大変な技量を要求しますし、ユーザのオペレーションに不備がなくとも失敗する可能性が高いです。「オモチャ」に自分に言い聞かせて「遊ぶ」くらいでないと、理不尽さに怒り狂ってしまうほど「ちゃんと写すのが難しい」と言う点で共通しています。(スペランカー?)

こういうカメラを「オモチャ」と割り切り、愉しみ、ピンボケやコマカブリ、光線カブリを「失敗」と思わない、「写ったモノは案外みんな良いものだ」と捉えるのが「トイカメラ文化(トイフォト文化)」じゃないかな?。そう言う愉しみが出来るカメラを「トイカメラ」と呼ぶ、と再定義できるかもしれません。


そんなわけで、ポラロイド SX-70 や、古い中判カメラ、あげくには ライカやライカコピーといった カメラが高価の代名詞だった時代のものまで「トイカメラ」と呼んでしまうのだから、立派なbuzzword ですし、それを忌嫌して「もともとの意味」に立ち返ろうと Holga のような真にオモチャカメラのような設計のカメラを「トイカメラ」と定義すると、こんどは 超有名トイカメラである LOMO LC-A が宙に浮いてしまうという。

なんか、どっかで見た構図だなぁと思いました。

その158

ピンボケやコマカブリ、光線カブリを「失敗」と思わない、「写ったモノは案外みんな良いものだ」と捉えるのが「トイカメラ文化(トイフォト文化)」。そう言う愉しみが出来るカメラを「トイカメラ」と呼ぶならば、失敗しやすいカメラほどよりよいトイカメラなのかもしれません。

たとえば、大昔に発明された フィルムの巻き上げと シャッターのチャージを連動させる機能。これが無い時代は、巻き上げ忘れによる意図せぬ多重露光(オペミス)が多発していました。「写ルンです」ですら搭載されてる、現代カメラには必須の機能ですが、オペミスを防がない方がトイカメ的には「高性能」なので、現実にセルフコッキングでないことはむしろ喜ばれる(カメラ技術の進化を価値を否定するような)パラダイムシフトした不思議世界です。

あげく、「裏巻きフィルム」「期限切れのフィルム」「間違った種類の現像をしたフィルム」すら「トイカメラ」的な文脈に組み込まれていく始末。もう、撮ってるカメラに関係なく、予想外ならなんでも OK のような。


そんなだから真面目に「写真」している方からは「所詮お遊び」と揶揄される このトイカメ文化ですが、トイカメ的カメラの行き着く先は プリミティブな写真術でもあって、露出計も距離計もないカメラや、そもそも露出を調整することも出来ないカメラ、あげく、ピンホールカメラまで と、どんどん何もやってくれないカメラに手を伸ばしていくのが ごくごく普通の世界です。

だから、お気軽にやってそうな おしゃれ系女子 の方が 本気カメラな叔父様より 写真技術的にタフなことがあったりする*1、このネジれ現象は面白い。技術は、それを「面白い」と思った者が良く身につける、という実例かしら。

もちろん本気カメラな方々は、「自動化」で節約したリソースを別のところに振り分けてより良い結果を求めるというスタンスで、プリミティブな写真術とは別の撮影技術を身につけています。当然、良い/悪いではないです。

その世代は、それを「堕落」と言った前の世代を「頭固いなぁ」と一蹴した立場なのですが、まわる、まわるよ、時代は回る・・みたいな。

その159

技術が発展しすぎて、最早 使っている物が「自分で作れる」なんて思いつきもしない時代。でもでも(ドロッセル風)、Holga を見てると自分でも作れるなぁ、と思ってしまいます。レンズもテキトーな一枚玉で案外 写るものですし、Holga くらいの シャッターならば、なんとかなりそうです。

しかし、JIN みたいに 大昔に飛ばされても写真が撮れるか、・・となれば、解決しなくてはいけないのは フィルムの方。現代の写真フィルムは超ハイテクです。(えぇ、遅ればせながらわたしも今週末に漸く JIN を前巻読破いたしました。これで流行に追いついたことですよっ!)

まぁ、JIN の時代には既にちゃんと写真術はあるのだけれど、もっともっと昔に飛ばされたら・・と考えると、仁先生が ペニシリンの作り方を与太で学んだことが生きたみたいに、わたしも 鶏卵紙の作り方くらい経験しておいた方がよいかな?とか思ったり。

その160

「JIN みたい」といえば、江戸時代に飛ばされたプログラマって何が出来るんだろうとか考えちゃう。きっと、コンピューター、ぎぶみー。わたしってば無力すぎる...orz (コンピュータがなかったら鍛冶屋さんになっていただろう、っていったの誰でしたっけ)

でも、山宮さんの

半加算器作業: 完成 - 言語ゲーム

とかみると勇気がわいてきます。

加算器の発明者としては 17 世紀のパスカルが有名です。でもパスカルの十進法の加算器と二進法の加算器の間に大きな飛躍があると思うのです。十進法の計算器が人間の計算をただ模倣した物なのに対して、二進法には、論理(ある事実が「ある」か「ない」かを考える事)と計算の同一視という決定的に新しい視点があります。例えて言うと、長年鳥の模倣をして羽ばたき飛行機を作って失敗した発明家が、羽ばたきをやめて始めて上手く飛べたように、計算器が人間の模倣をやめて二進法を採用した事が始めて大規模な計算機に結びついたのです。

そんな大切な半加算器ですが、発明者が謙虚すぎたのか同時多発的に複数の人が思いついたのか、発明扱いされていない事は大変残念だと思います。もし他に二進数の半加算器(もしくは XOR 回路)の発明者をご存知の方がいらしたら教えてください!

半加算器とは何か? - 言語ゲーム

全然意識していなかったのですが、半加算器ってすごいものだったのですね!・・ふみみ、これは「未来の計算術」かしら。過去に飛ばされたプログラマのお話は、案外いけちゃったりするかしら。ネタ帳にメモしとこう。

その161

Smart UI アンチパターンな アプリケーションが氾濫しているのは、技術者のレベル的な問題だけではなくって、実はユーザの心の中のアプリケーションモデルが「DB + それを操作するUI」になってしまっていて、Smart UI でつくられるものが、その アプリケーションの概念モデルと合致しているからではないか。

「データベース」という概念は、システムメタファとしてユーザに広く敷衍されてしまっていて、「データベースへの操作」という本来ならばコンピュータの中の事情と仕組みを、概念モデルとして顧客も受け入れてしまっている、という現実があるのでは、と思いました。

この手の「たまたまの仕組み」が概念モデルになってしまったものには、他にも「メモリ上のデータをファイルに保存しないと永続化しない」とか、「ブラウザの 戻るボタンを押しても、サーバにコミットした操作は戻らない」ですとか、もともとシステム上の制約で「我慢」してもらっていた動きが、「当然の動作」になってしまって、逆にその手の制約を取り除くと「使いにくい」と言われてしまう*2

また「つまるところデータベースの操作に行き着く」というモデルは、紙での台帳管理 にも似てます(で、UI と DB のテーブル構造が一体化する、と)。

そういった姿を求めるのが日本の「業務システム」の一般ならば、メタファと実際の仕組みをわざわざ切り離すOOP的なプログラム構造は不用だという意見は、案外 ニッチにマッチなのかもしれない、と思ったり。

その162

そのようなことは、「手続き」という概念にも当てはまって、お客様からの要求や仕様が 長大な手続きの形で示されることがあります。

けれど長大な手続きは、スパゲティですし、開放閉鎖原則に反しまくっているので デスマーチは約束されたもどうぜん。そこで、そこから要件分析をおこなって、ドメインモデルを探るのです。責務分さぁ〜ん!と呪文を唱える。むにゃむにゃ。

ところがそうして出来たドメインモデルを お客様は 自らが示した長大な手続きと同じモノだとはなかなか 理解して貰えません。また、元の長大な手続きは、ようするにコピペコードなので 「そこだけに例外的な手続きを入れる」というのは簡単ですが、構造を持たせたプログラムではちょっと難しかったりする局面もあります。

それが本当に要求ならば、構造が間違っていただけなのですが、どうでも(どちらでも)良い順序、つまり本質的に順番がないものに対して、「指示した順番通りにどうして処理をしてくれないの」と言われるとちょっと困ってしまいます。(注意:悪意はない。どうして?簡単じゃないの?と思ってしまうという意味)

そういうとき、「コンピュータプログラムは手続きを実行するモノ」という概念が、本当によく広まっているのだなぁと、しみじみ実感するのです。

その163

クリスマスプレゼントにおねだりしたい、ネットで買える古代生物「巨大アノマロカリス」その他いろいろ : カラパイア

な、なんてかわいいのでしょう。超欲しい。自分へのクリスマスプレゼントに買おうかしら。

アノマロカリス (特大) \12,000 が凄くほしいのですが(あぁ、アリア社長の隣に並べたい)、

【楽天市場】アノマロカリス特大 Anomalocaris サイズ:95cm(送料無料!):Love Journey

12,000円は袖が振れないなぁ。だれかプレゼントしてくれないものかしら。

その164

そういえば、アノマロカリスといえばこんなのも。

アノマロカリスの姿ががらりと変わってしまうかもしれない件について

アノマロカリス 底生動物での復元図ってキショさ3倍増しだと思います。

キシャーッ!ぷぃにゅーっ(T△T

その165

Vガンダムが超大好きなわたしは(同人誌もつくってたり)、ついつい買ってしまいましたよ、MG Vガンダム[Ver.Ka]

このプラモは凄いですね。まだコアファイターしか作れていないのですが、指で持てない超細かい部品のオンパレードで、精密感が凄まじいです。MG おなじみの内部フレームも、これまでの「雰囲気フレーム」じゃなくって、変形のために必須な構造なのがまた凄い。

そして、パイロットフィギュアに ウッソ とマーベットさんの二種類が ちゃんとあって、こんなに小さいのに何が違うのだろうとおもったら、なんとお胸の大きさでした。(スタッフのこだわりどころです)

ノーマルとヘキサ用でコアファイターが二つついてくるのもいいですね。(なんと、ノーマルとヘキサのコンパチは頭すげ替えじゃなくってコアファイターすげ替えなのです)

完成させるのが大変そうですが、完成品を手に「Vモード、軸合わせっ!」・・と遊ぶのが今から愉しみです。

その166

初志貫徹と、臨機応変。政治で、より大切なのは、どっちだろう。
――朝日新聞

とか、

赤字八百兆円。子どものツケで、親が酒を飲んでるようなものだ。
――朝日新聞

みたいな広告が電車にあってビックリ。

新聞の広告を装った新手の政治ビラなのか(朝日だし)、と2ch脳で疑ってしまいましたが、いあ、これだけインパクトあるのは 新聞の広告として上手いよね、と思い直したり。

*1:例えば、「D40とMFニッコールを組合せると露出計が動かない」を、「実用的でない」と思ってしまうか「問題ないよね」と思えるか、みたいな。

*2:SmalltalkとかSeasideとか